【古代兵器ウラヌス】正体は覇王色の覇気を持つあの人物!世界を滅ぼす方法とは…

魚人島編ラストで明らかになった神の名を持つ3つ目の古代兵器ウラヌス。名前のみしか明かされていない謎の兵器「ウラヌス」の正体について徹底考察する。

神の名を持つ古代兵器「ウラヌス」とは

古代兵器ウラヌスとは、魚人島編ラストで、ネプチューンのセリフに登場した神の名を持つ3つ目の古代兵器の名です。

神の名を持つ古代兵器

尾田栄一郎「ONE PIECE」66巻650話/集英社

神の名を持つ古代兵器とは

古代兵器とは神の名を持つ「プルトン」「ポセイドン」「ウラヌス」という世界を滅ぼすほどの威力を持った3つの兵器のこと。古代兵器プルトンはアラバスタの地に眠るとされる戦艦であり、古代兵器ポセイドンは海王類と話せる人魚である。ポーネグリフに在処や詳細が記されている。

古代兵器ウラヌスの正体について、これまでに判明しているのは「ウラヌス」という名前だけで、それ以外の情報は今のところ描かれていません。

古代兵器ウラヌスの正体について判明していること

  • 「ウラヌス」という名である(66巻650話)
  • 世界を滅ぼせる程の威力を持つ(66巻650話)
  • 遠い昔に実在した(66巻650話)

というわけで、全てが謎である古代兵器ウラヌス。しかし、ウラヌスの正体に関する伏線は、ワンピース本編にしっかり描かれています。

ギリシャ神話から古代兵器ウラヌスの正体を考える

古代兵器の名と神話の神

古代兵器ウラヌスに関しては、名前のみしか明かされていないので、まず、「ウラヌス」という名前の由来から正体を考えてみましょう。

神の名を持つ3つの古代兵器は、神話の神の名と対応しています。

  • 古代兵器プルトン=冥府神プルートー(ローマ神話)
  • 古代兵器ポセイドン=海洋神ポセイドン(ギリシャ神話)
  • 古代兵器ウラヌス=天空神ウーラノス(ギリシャ神話)

これまでに唯一正体が判明している古代兵器ポセイドン、その正体は「海王類を操る人魚」でした。

ならば、古代兵器の正体は由来となった神の支配する領域と関係していると考えられます。

ギリシャ神話ウーラノスと古代兵器ウラヌス

それでは、天空神ウーラヌスと古代兵器ウラヌスの関係を見ていきましょう。

古代兵器ウラヌスの由来ウーラノス

天空神「ウーラノス」とは

ウーラノスはギリシア神話に登場する天空神であり、全宇宙を最初に統べた原初の神々の王である。

海洋神ポセイドンを由来とする古代兵器ポセイドンは、海に関係する能力を持っていました。

同じように考えると、天空神ウーラノスに由来する古代兵器ウラヌスの正体は「天」に関係する能力であると考えられます。

さらに、古代兵器ポセイドンが海に存在するものを操る攻撃方法をとるので、古代兵器ウラヌスは天に関係する「天候を操る」能力を持つと考えることができます。

古代兵器ウラヌスの正体

  • 古代兵器ウラヌスは「天」に関係する
  • 古代兵器ウラヌスは「天候を操る」機能を持つ可能性がある

ここまで、神話との関係から古代兵器ウラヌスの正体を考えてきましたが、古代兵器ウラヌスが「天候を操る」機能を持つならば、ワンピース作中にもその伏線が描かれているはずです。そこで、ワンピース本編にウラヌスが「天候を操る」という伏線がないか調べてみましょう。

ウラヌスは「天候を操る」兵器であるという伏線

ワンピース作中「古代兵器」初登場

ワンピース作中で、「古代兵器」という言葉が初めて使用されたアラバスタ編の次のシーンに注目します。

クロコダイル「”神”の名を持つ世界最悪の『古代兵器』!! この国のどこかに眠っているハズだ…」ワンピース21巻193話

ここで話題となっているのは古代兵器プルトンですが、この話の周辺に3つの「古代兵器」に関する伏線が描かれています。

まず、分かりやすいのは、扉絵シリーズ「はっちゃんの海底散歩」です。

古代兵器ポセイドン伏線

尾田栄一郎「ONE PIECE」22巻196話/集英社

この扉絵シリーズに古代兵器ポセイドンに関連する「人魚」「海王類」「三叉の矛」などが登場していることから、「はっちゃんの海底散歩」扉絵シリーズは古代兵器ポセイドンの伏線であることは間違い無いでしょう。

ならば、古代兵器ウラヌスの伏線もこの話の周辺に存在するはずです。

すると、21巻191話に「天候を操る女」というタイトルが見つかります。

やはり、古代兵器ウラヌスの正体は「天候を操る」機能を持つ兵器であると考えられます。

「天候を操る」ものの伏線

さらに、ワンピース作中に描かれた「天候を操るもの」をまとめておきましょう。

  • 雨を呼ぶ粉「ダンスパウダー」
  • 天候棒(クリマ・タクト)
  • エネル「ゴロゴロの実」

などが挙げられます。

しかし、ここで注目したいのは、次の理由のわからない「天候を操る現象」です。

尾田栄一郎「ONE PIECE」11巻99話/集英社

これは、ローグタウン編で描かれたルフィを救う雷のコマです。バーギーによってルフィが処刑される瞬間に、天から雷が落ちて、ルフィは命拾いしました。

直後にスモーカーがこんな発言をしています。

スモーカーは「これが全て偶然か…!!? まるで”天”があの男を生かそうとしている様だ!!!」11巻99話

この原因不明の「天候を操る現象」については、のちほど詳しく考察します。

古代兵器に関する記述のそばに「天候を操る」という表現が見られるので、古代兵器ウラヌスは「天候を操る」機能を持つと考えられる。

古代兵器ウラヌスのもう一つのキーワード

古代兵器と扉絵シリーズの法則

ここまで、古代兵器ウラヌスが「天候を操る」という面を見てきましたが、古代兵器と扉絵の伏線をより詳しく見て行くと、ウラヌスのもう一つのキーワードに気づくはずです。

先ほどの「はっちゃんの海底散歩」は古代兵器プルトン編で描かれた扉絵シリーズですが、古代兵器プルトン編にはもう一つ連載されていた扉絵シリーズがありました。「ジャンゴのダンス天国」です。

古代兵器ポセイドンは「海」、ウラヌスは「天」に関係すると確認しましたが、この2つの扉絵シリーズには「海」と「天」という字が含まれています。これらは、それぞれの古代兵器に関連する扉絵シリーズであるというヒントと取れます。

プルトン編「アラバスタ」の扉絵

  • 扉絵「はっちゃんの海底散歩」:ポセイドンのヒント
  • 扉絵「ジャンゴのダンス天国」:ウラヌスのヒント

それならば、「ジャンゴのダンス天国」の扉絵シリーズを見れば、古代兵器ウラヌスの正体を知るためのヒントが見つかるかもしれません。

「ジャンゴのダンス天国」とウラヌス

扉絵シリーズ「ジャンゴのダンス天国」のストーリーを見てみましょう。

尾田栄一郎「ONE PIECE」16巻145話/集英社

扉絵シリーズ「ジャンゴのダンス天国」

麦わらの一味に破れたジャンゴは流行発信地ミラーボール島にたどり着き、ダンスコンテストに出場。ダンスで観客を魅了し、海軍フルボディとダンスを通じて親友となる物語。

「ジャンゴのダンス天国」のキーワードは「人気」です。ダンスコンテストに出場した海賊ジャンゴはダンスで観客を魅了し、海軍までも巻き込んで人気者になります。

扉絵シリーズ「ワポルの雑食バンザイ」

「はっちゃんの海底散歩」「ジャンゴのダンス天国」はプルトン編アラバスタで描かれた扉絵シリーズですが、その後のポセイドン編空島で描かれた2つの扉絵シリーズにも同じ法則が見えます。

ポセイドン編「空島」の扉絵

  • 扉絵「ワポルの雑食バンザイ」:ウラヌスのヒント
  • 扉絵「エースの黒ひげ大捜査線」:プルトンのヒント

「エースの黒ひげ大捜査線」が「黒ひげ」を追うストーリーであること、「PL」の文字が描かれていることから「プルトン」を暗示する扉絵シリーズだとすると、「ワポルの雑食バンザイ」にはウラヌスのヒントがあるはずです。

尾田栄一郎「ONE PIECE」27巻251話/集英社

扉絵シリーズ「ワポルの雑食バンザイ」

ドラム王国元国王ワポルは放浪の極貧生活の中、「バクバクの実」の能力で作ったおもちゃが人気となり、偶然生み出した新合金「ワポメタル」が発見されたことで、国王に返り咲く物語。

この扉絵シリーズでもやはりキーワードは「人気」。さらに「王」もキーワードであることが分かります。

この「王」については、ギリシャ神話ウーラヌスが「全宇宙を最初に統べた原初の神々の王」であるということから、古代兵器ウラヌスのイメージにも当てはまります。

よって、扉絵「ジャンゴのダンス天国」「ワポルの雑食バンザイ」のヒントから、古代兵器ウラヌスは「人気」「王」に関係する力であると考察します。

古代兵器ウラヌスは「人気」と「王」に関係する力である。

古代兵器ウラヌスと覇王色の覇気

覇王色の覇気と「人気」

「人気」と「王」に関係する力といえば、ワンピースのストーリーで重要な意味を持つ「覇王色の覇気」です。この力が古代兵器ウラヌスに関係すると考えられます。

覇王色の覇気とは

数百万人に一人しか身につけることができない特殊な覇気であり、全身から発する威圧や殺気で、周囲の者を気絶させることができる。覇王色の覇気が使える者は、人の上に立つ「王の資質」を持つとされる。

「覇王色の覇気」については、頂上戦争でその力を目覚めさせたルフィに対する発言が、その性質をよく表しています。

イワンコフ「今はまだ眠れる力…しかし道理で人を引きつける!!」(ワンピース58巻570話)

ミホーク「能力や技じゃない その場にいる者達を次々に自分の味方につける この海において あの男は最も恐るべき力を持っている………!!」(ワンピース57巻561話)

イワンコフの言葉から、覇王色の覇気には「人を引きつける」性質があり、「王」だけでなく「人気」とも関係していることが分かります。

また、覇王色の覇気とは「天に選ばれた者の覇気」であるとされていることから(78巻782話)、ウラヌスのキーワード「天」とも繋がります。

覇王色の覇気は古代兵器ウラヌスのキーワードである「天」「人気」「王」と関係する力である。

古代兵器ポセイドンの能力とルフィの覇王色

実はルフィの覇王色の覇気の記述は、古代兵器ポセイドンの能力を持つ人魚姫しらほしの能力の描かれ方と非常によく似ています。次の項目が両者の共通点です。

ルフィの覇王色の覇気

  • 今はまだ眠れる力(570話)
  • 数百万人に一人(519話)
  • 制御できない(519話)
  • 王の資質(519話)
  • 最も恐るべき力(561話)
– 共通 –

しらほしのポセイドンの能力

  • 魚人島編で目醒めた(648話)
  • 数百年に一人(626話)
  • コントロールできない(626話)
  • 海王類の王(648話)
  • この世で指折りの強い力(626話)

このように、古代兵器ポセイドンの能力とルフィの覇王色は意図的に重ねて描かれていると考えられます。

さらに、ルフィの覇王色は「最も恐るべき力」、しらほしの能力は「この世で指折りの強い力」とされているので、

ルフィの「人を引きつける力」 > 古代兵器「ポセイドン」

という関係になり、ルフィの覇王色の覇気とは古代兵器ポセイドンの能力を凌ぐほどの力であると考えられます。

ルフィの覇王色の覇気が古代兵器ポセイドンの能力と共通点を持つこと、古代兵器ポセイドンの能力を凌ぐほどの力であるという記述から、古代兵器ウラヌスの正体とは、ルフィの覇王色の覇気に付随する「人を引きつける」能力であると考察します。

古代兵器ウラヌスの正体は、覇王色の覇気と関係する「人を引きつける」能力である。

古代兵器ウラヌスの能力を持つ「救世主」

「人を引きつける能力」と2人の救世主

古代兵器ウラヌスの正体は「人を引きつける能力」であると考察しましたが、実はこの「人を引きつける能力」はワンピースのストーリーにおいて、とても重要な役割を持っています。

ルフィの他にもこの能力を持つ人物が2人描かれています。それは、インペルダウン編で囚人たちを解放したバギーと、ドレスローザ編で「オモチャ」にされた人々を解放したウソップです。

この2人はどちらも「救世主」と呼ばれました。それぞれのシーンを見ていきましょう。

インペルダウン編の救世主バギー

ルフィとともに監獄インペルダウンから脱出する際、バギーは囚人たちを魅了して味方につけました。次のシーンはタライ海流からマリンフォードへ通じる正義の門が開くときのシーンです。

尾田栄一郎「ONE PIECE」56巻551話/集英社

バギー「シューワッキーマッセーリー」
囚人「あんた実は!! 神様の使いでは」(中略)
バギー「やはり天は!! おれを海賊王にしてェのか!?」(ワンピース56巻551話)

このとき、バギーには天から光が指し、囚人たちはバギーを神のように崇めました。「シューワッキーマッセーリー」とあり、救世主の降臨をイメージさせます。

この後、頂上戦争でのバギーは「世界の王」「世界のリーダー」と呼ばれる存在になります。

ドレスローザ編の救世主ウソップ

バギーと同じく、ドレスローザ編で「救世主」と呼ばれた”ゴッド”ウソップは、シュガーの「ホビホビ」の能力でオモチャにされた人々を救い、味方につけて戦いました。

尾田栄一郎「ONE PIECE」75巻774話/集英社

「天から光が〜!!!」
「ええェっ!!? この男!!! 天の使いだとでもいうのか!!?」(中略)
「『お前達は…おれが導く』…!!?」
「あんたやっぱり天の使わした…おれ達の救世主なんだな!!!」
「導いてくれ!! おれ達ァどうすればいい!!? “ゴッド・ウソップ”!!」(ワンピース75巻744話)

このシーンでも、「天からの光」と「天の使い」というキーワードが登場します。

「救世主」と古代兵器ウラヌス

古代兵器ウラヌスの正体が「人を引きつける能力」であるとすると、この2人の人物に共通する「救世主」「天からの光」「天の使い」もまた、古代兵器ウラヌスのヒントとなると考えられます。

また、ウソップのシーンでは「お前達は…おれが導く」という聞き間違えが不自然に描かれたことから、「救世主」には人を引きつけるだけではなく、「人々を導く」役割があるようです。そのことは、バギーの「世界のリーダー」という呼ばれ方にも現れています。

  • 古代兵器ウラヌスのキーワードは「救世主」「天からの光」「天の使い」である。
  • 古代兵器ウラヌスの正体は天から遣わされた「救世主」のことであり、人々を導く役割を持つ。

「Dの一族」と古代兵器ウラヌスの力

天に生かされる「Dの一族」

バギーとウソップに指した「天からの光」という表現は、実はルフィにも描かれています。先ほど取り上げたローグタウンでルフィを救った雷のシーンです。

ルフィーが処刑台に拘束され、バギーに首をはねられる直前、天から光が差すようなコマが挟まれ、処刑台に雷が落ちました(11巻99話)。このとき、スモーカーは「まるで”天”があの男を生かそうとしている様だ!!!」と発言しています。

同じ内容のセリフを、頂上戦争後にアマゾン・リリー先々々代皇帝ニョン婆も言っています。

ニョン婆「巨大な嵐の中核に飛び込んだアリ一匹…!!! 命を持って帰還するとはいよいよもって神の所業…天は一体…あニョ男に何を望んでおるニョじゃ……!!!」(ワンピース59巻582話)

このように、ルフィはたびたび「天から生かされる」という経験をしているのですが、ドレスローザ編で同じことが「Dの一族」であるトラファルガー・ローの身にも起こりました。

コラソン(やっぱりロー…お前は生かされてるんだ 次から次へと救いの神が降りて来る)
(ワンピース767話)

さらにもう一人、ゴール・D・ロジャーも「エッド・ウォーの海戦」で金獅子のシキと戦った際、「突如大きく荒れ狂う天候」に救われるというシーンがあります(0巻0話)。

アラバスタ国王コブラが言うように「天候は神の営み」であるならば、「天に生かされる」とは、「神」をも味方につけ、天候を操ることも可能であると考えられます。このことは、先ほど見た古代兵器ウラヌスの天候を操るという機能と繋がります。

古代兵器ウラヌスの力を持つ人物は天を味方につけ、天候を操ることができる。

古代兵器ウラヌスは「Dの一族」である人物

現時点では、この「天に生かされる」という現象は「Dの一族」のみに描かれています。だとすれば、古代兵器ウラヌスの力を持つ者とは、「覇王色の覇気」を持つ者であり、且つ「Dの一族」である者と言うことになります。

現時点で覇王色の覇気を持つ者とされているのは次の人物です。

  • モンキー・D・ルフィ
  • シャンクス
  • シルバーズ・レイリー
  • ボア・ハンコック
  • エドワード・ニューゲート
  • ポートガス・D・エース
  • ドンキホーテ・ドフラミンゴ
  • チンジャオ
  • ビッグ・マム
  • シャーロット・カタクリ
  • (ゴール・D・ロジャー)*

*「ONE PIECE FILM Z」小説より

このうち、現在生存している「Dの一族」はモンキー・D・ルフィのみで、古代兵器ウラヌスの能力を持つ可能性が最も高い人物と言うことになります。

古代兵器ウラヌスは「覇王色の覇気」を持つ者であり、且つ「Dの一族」である

ここまでの考察を一度まとめておきます。

  • ウラヌスのキーワードは「天」「人気」「王」「天からの光」
  • ウラヌスの正体は覇王色の覇気に関係する「周囲を味方につける能力」である
  • ウラヌスは天から遣わされた救世主として人々を導く役割を持つ
  • ウラヌスは天を味方につけ、天候を操ることができる

ここまでの考察では、古代兵器ウラヌスの正体を「人々を導く人物」であると考察しました。しかし、それがどのように世界を滅ぼす程の兵器となるのだでしょうか。

古代兵器ウラヌスが世界に「うねり」を起こす

ウラヌスが起こす「うねり」

古代兵器ポセイドンの正体は人魚姫しらほしですが、「世界を滅ぼす程の力」とは、しらほし自身の力ではなく、しらほしが操る海王類の力です。

同じように考えると、古代兵器ウラヌスの力はルフィの力ではなく、ルフィが導く「人々の力」であると考えられます。

古代兵器ポセイドンの威力 = しらほしが操る海王類の力
古代兵器ウラヌスの威力 = ルフィが導く人々の力

「人々の力」とはつまり「民衆の力」です。ワンピースのストーリーには世界を滅ぼすとまではいきませんが、民衆の力によって社会が動くというストーリーが多く描かれています。

最も印象的なのはアラバスタ編でのコーザ率いる反乱軍の起こした「反乱(うねり)」です。この「反乱(うねり)」とは19巻172話のタイトルになっていますが、その172話にこんなセリフがあります。

エリック「港に突っ込んできた巨大船は”武器商船”だ 武器なら腐るほどある」
コーザ「…まるで天の導きだな…」(ワンピース19巻172話)

古代兵器ウラヌスのキーワードと関連する「天の導き」によって武器を得た反乱軍は首都アルバーナに総攻撃を開始して、大きな「うねり」を起こしました。

このことから、古代兵器ウラヌスは人々を導くことによって世界に大きな「うねり」を起こすと考えられます。

“ゴッド”ウソップが起こした「うねり」

先ほども取りあげた、古代兵器ウラヌスを連想させる「”ゴッド”ウソップ」も「反乱(うねりを)」起こしていました。

雷兵「ドフラミンゴは反乱の意志を闇へと葬り去るが 裏を返せば国の闇には反乱の意志が蠢いているということだ!! この”悲劇の数”こそが今回の我々の「作戦」の大きな”鍵”を握っている!!!」(中略)

フランキー「確かに『七武海』の一団を相手にするにはこれだけじゃ心許ねェが この国のオモチャ全員が反乱分子とすりゃ相当な勢力だ!!」(中略)

レオ「今日 この日にウソランドが現れたのも決して偶然じゃない!! 戦えと天がゆっているのれす!!!」

(ワンピース73巻728話)

この「SOP作戦」を見事に成功させ、「オモチャ」を解放し、反乱の意志をかき集めて導いたのが「救世主」と崇められた”ゴッド”ウソップです。ここでも「反乱」と「天」というキーワードが登場しています。

ドフラミンゴの支配するドレスローザは「世界の縮図」と呼ばれていました。ワンピース世界にも、ドレスローザと同じように反乱分子が存在するので以下のようになります。

“ゴッド”ウソップが反乱分子を導く →>ドフラミンゴの支配が終わる
古代兵器ウラヌスが反乱分子を導く →世界政府の支配が終わる

このように、ドレスローザ編で”ゴッド”ウソップがドフラミンゴによる支配を終わらせるきっかけを作ったように、ワンピースのストーリー終盤には、ルフィが古代兵器ウラヌスとして、世界政府の支配の裏に隠されてきた反乱分子をかき集めて導き、世界の支配を終わらせるきっかけとなる「巨大なうねり」を起こすと考えられるのです。

古代兵器ウラヌスであるルフィは、これまで世界政府の支配下にあった人々を導き、「巨大なうねり」を起こして世界の支配を終わらせる。

世界を滅ぼす古代兵器ウラヌスの力

古代兵器ポセイドンの力を「正しく導く者」

魚人島編での「王族に伝わる伝説」の中に、古代兵器ポセイドンの力を「正しく導く者」という言葉がありました。

尾田栄一郎「ONE PIECE」63巻626話/集英社

オトヒメ「海王類と話せる人魚…つまり しらほしの元には いつか その力を正しく導く者が現れ…そしてその時世界には大きな変化が訪れる…!! という言い伝え」(ワンピース63巻626話)

古代兵器ウラヌスに関係する「導く」というキーワード、さらに、「正しく導く者」が世界に大きな変化を起こすとあるので、世界の支配を終わらせる存在である古代兵器ウラヌスのことを指していると考えられます。

古代兵器ウラヌス=正しく導く者

さらに、「王族に伝わる伝説」の中に「正しく導く者」として「古代兵器ウラヌス」の名が登場していたとすれば、なぜ国王ネプチューンが「ウラヌス」の名を知っていたのかという疑問への答えになります。

ウラヌスが世界に起こす大きな変化

古代兵器ポセイドンの考察では、「正しく導く者」が世界に起こす大きな変化の一つは「全種族の共生」であると書きました。

シャボンディ諸島で描かれたように、ワンピースの世界には、世界政府に従わない者への支配や種族間の差別が存在します。

古代兵器ウラヌスの力とは、そのような人々を種族の差別なく巻き込み、世界に巨大なうねりを起こす力です。民衆の力はやがて世界をひっくり返し、差別や支配のない自由な世界を作る。その力は世界政府や天竜人にとっての脅威であり、世界を滅ぼす程の力と言えます。

古代兵器ウラヌスは全種族を差別なく巻き込んで「巨大なうねり」を起こし、支配のない自由な世界へと導く力である。

ビッグマム回想編と古代兵器ウラヌスのキーワード

ワンピース最新話に古代兵器ウラヌスについての新しい伏線が描かれました。ビッグ・マムの回想の中のセリフです。

尾田栄一郎「ONE PIECE」86巻866話/集英社

カルメル「天が和解を求めています!!!」
海軍「天が!? 何を言っている こいつらが今まで世界に与えてきた恐怖は…!!!」
カルメル「ならばこそよ なぜわからないの!!?」
(その時 暗雲が空を覆った)(中略)
カルメル「罪を許しなさい!! 私が導きます!! この世のあらゆる種族が手を取り 笑いあえる世界へ!!」
(ワンピース86巻866話)

このシーンには、ここで取りあげた古代兵器ウラヌスのキーワード「天」「天からの光」「天候を操る」「導く」が含まれています。

さらに、この866話の扉絵とタイトルも意味深です。

タイトルである「NATURAL BORN DESTROYER」とは「生まれつきの破壊者」という意味ですが、「NATURAL BORN」というタイトルは、以前、アメリカ版のワンピース53巻519話「NATURAL BORN KING(日本では『王の資質』)」にも使われています。この519話とは、ルフィの覇王色の覇気が初めて描かれた回でした。

扉絵にも注目すると「キャベンディッシュの人気がありすぎて…」とあります。ここにもウラヌスのキーワード「人気」と、右下には「覇王色の覇気」を思わせる「口から泡を吹いて倒れる女性」が描かれました。

つまり、866話に「天」「天からの光」「天候を操る」「導く」「人気」「覇王色の覇気」の6つが含まれているのです。

そして、マザー・カルメルのセリフ「私が導きます!!この世のあらゆる種族が手を取り笑いあえる世界へ」というセリフは、古代兵器ウラヌスが「導く」と考察した「種族間の差別のない世界」という部分と一致するので追記として載せておきます。

古代兵器ウラヌスの正体まとめ

長文になりましたが、古代兵器ウラヌスの正体について考察しました。

古代兵器ウラヌスは、ルフィの覇王色の覇気に関係する人を引きつける力であり、全種族を差別なく巻き込んで巨大なうねりを起こし、支配のない自由な世界へと導く力である。また、天をも味方につけ、天候を操ることもできる。

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考察者:

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COMMENTS

  1. 匿名 より:

    マムも天候操ってるよ覇王色も持ってるし

    chara2
    2+
  2. 管理人 より:

    確かにマムは「天候を操る」「覇王色」とそろっていますね。
    ただ、古代兵器ウラヌスの「天候を操る」という力は悪魔の実の能力とは別であると思います。この考察でいう「天に生かされる」というのと関係していると考えていますがどうでしょうか。

    chara1
    0

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