ロキが食べた悪魔の実は「ゴムゴムの実」か…エルバフに伝わる「伝説の悪魔の実」とハラルド王事件の真相を考察します。ワンピース1137話チョイ見せのネタバレを含みますのでご注意ください。

エルバフの伝説の悪魔の実は「ゴムゴムの実」

ワンピース1130話にて、ロキが何らかの悪魔の実を食べたと語られました。

「エルバフの王家に伝わる”伝説の悪魔の実”が欲しくて “王”である父ハラルドを殺し その実を食いやがった!!」

引用:ワンピース1130話話

ロキが食べたとされる「伝説の悪魔の実」とは一体何なのでしょうか。

この実こそ、「太陽の神ニカ」になれる悪魔の実、「ゴムゴムの実」であると考えます。

「ロキが食べた」とされているのに?と疑問に思いますよね。

でも、ロキとハラルド王に起きた事件には、まだ明かされていない「大きな仕掛け」がされているかもしれません。

ハラルド王の死と王子ロキ

ワンピース1137話のチョイ見せにて、ハラルド王の事件が、14年前であることが明かされました。

ロード「ハラルド王の死から14年…この城には誰も寄りつかぬのでござる」

引用:ワンピース1137話

ワンピースの歴史に詳しい方なら、「14年前」という数字にピンとくるのではないでしょうか。

この1年後の13年前、悪魔の実に関する重大な事件が起きているからです。

フーズ・フー「13年前…政府の船で護送中の”悪魔の実”が奪われた-そして2年前…”麦わらのルフィ”が頭角を現した時 おれは驚いた…あの時奪われた『ゴムゴムの実』を”麦わら”が口にしてたからだ!!!」

引用:ワンピース101巻1117話

前回1136話にて、ちょうど、扉絵にフーズ・フーの話題が描かれていることから、2つの事件は関係しているのではないでしょうか。

以下のようなシナリオが考えられます。

14年前、エルバフの王家に伝わる「ゴムゴムの実」が、世界政府側の勢力に盗まれ、その実を輸送していたのがフーズ・フーである。

だとすれば、ロキは「伝説の悪魔の実」を食べていないどころか、ハラルド王殺害の濡れ衣を着せられていることになります。

そのように考えると、これまで描かれてきた「太陽の神ニカ」とエルバフに関する謎が全て繋がってきます。

太陽の神ニカとエルバフ

エッグヘッドで、「太陽の神ニカ」について、ベガパンクが以下のように語っていました。

ベガパンク「まるでエルバフに伝わる”太陽の神”ニカの様に伸縮する体で戦ったという男…彼の名は”ジョイボーイ”」

引用:ワンピース110巻1114話

「太陽の神ニカ」とは、歴史から消された名前ですが、エルバフでは空白の100年以前の書物にも記されており、ニカの姿まで伝わっていました。

このことから、「ゴムゴムの実」はエルバフと非常に強いつながりを持つ悪魔の実であることがわかります。

だとすれば、「ゴムゴムの実」は、エルバフにのみ代々再生する能力である可能性があります。

「ゴムゴムの実」が「ニカの実」だと知っていたシャンクスもエルバフとの繋がりが強い人物です。

この点については、「ニカとは宝樹アダムと関係する悪魔の実である」と考察しています。

「巨大な王国」の関係国には「ジョイボーイ」の名前が伝わっているのに対し、エルバフには「太陽の神ニカ」そのものの存在が伝わっている点も根拠となるかもしれません。

しかし、エッグヘッドでルフィを見たドリーとブロギーは、次のような反応をしています。

ブロギー「お前なぜエルバフに伝わる神の姿を知ってる!?その衣装!!
(中略)
ウォーキュリー聖「そいつが誰だかわかっているのか!?」
ドリー&ブロギー「あァ勿論!! ダチだ!!」
ウォーキュリー聖「そう呼ばれてる内に!! 潰さねばならん!!

引用:ワンピース110巻話

ドリーとブロギーは、ニカはゴムの体であると知っていて、ルフィがニカと同じ姿であるにもかかわらず、衣装だと思っている。

ニカとルフィの能力が結びついてない様子です。

その理由こそ、ドリーとブロギーをはじめ、エルバフの人々が、「ニカの実」をロキが食べたと思ってるからでは?

ロキが食べたのは「偽ゴムゴムの実」

ハロルド王の事件について、目撃者であるヤルルは以下のように発言しました。

ヤルル「ロキも…死んだハラルドもある意味ニカになろうともがいた結果かも知れん」

引用:ワンピース1136話

ロキはニカになろうとして、ハロルドを殺したと語られています。

そして、ロキは現在、自ら「太陽神」を名乗っています。

つまり、ロキは王家に伝わる「太陽の神ニカ」になれる実「ゴムゴムの実」を食べたと思っているのではないでしょうか。

ロキだけでなくエルバフの住民全て騙されている。

「次に”呪いの王子”を解き放てば……世界はブッ壊れる」という発言も、ニカが「破壊者」であるという言い伝えと一致します。

しかし、実際には「ゴムゴムの実」の能力者はルフィです。

つまり、「ゴムゴムの実」をすり替えた第三者がいるというわけです。

その証拠に、ハロルドの死には不可解な点が多すぎます。

ロキの「ハラルド殺害」は冤罪である

まず、「神の騎士団」が現れた玉座にある、剣で割かれたような跡。

捕らわれているロキの傍にはハンマーがあり、このハンマーがロキの武器であると考えられます。

さらに、ヤルルの頭に刺さっている剣にも違和感があります。

「ヤルル様はその現場でロキを止めようとした時刺されたんだ!!

引用:ワンピース1136話

ロキを止めようとして刺さったという剣の形状が、なぜかハロルド王の持つ剣とよく似ています。

ヤルルは剣が刺さったことによる記憶喪失、または、何らかの暗示にかけられている可能性が高いです。

1134話にて、ハラルド王の城に突如「神の騎士団」が現れました。

その方法は、エッグヘッドに現れた五老星と同じく「魔方陣」を使用したもの。

しかし、サターン聖はわざわざエッグヘッドに船で来ており、他の五老星が現れる際も、「呼ぶぞ」と発言していました。

彼らが使用する魔方陣は、好きな場所へ自由に行けるような能力ではないと考えられます。

だとすれば、以前から、エルバフとマリージョアは繋がっており、自由に出入りできるようになっていた可能性が高いのではないでしょうか。

ハラルド王はロキが生まれる以前から「息子によって殺される」と予言されていました。

だからこそ、誰もがロキが犯人だと信じた可能性があります。

しかし、この予言すら「嘘」であり、全てはエルバフの「伝説の悪魔の実」を得るためのものであったとしたら…

世界政府が「神の騎士団」を利用してまで手に入れたい悪魔の実があるなら、それは「ニカ」になれる悪魔の実「ゴムゴムの実」しかありえない。

ゴムゴムの実も「伝説の悪魔の実」と呼ばれていました。

五老星A「いや……あり得ん!! もはやあの実は我々にとっても伝説だ 過去何百年も”覚醒”する事などなかった」
五老星B「−ではなぜ『世界政府』は……!! わざわざあの”悪魔の実”にもう一つの名を与えた!! 歴史からその実の名前を消す為だろう!?」

引用:ワンピース103巻1037話

よって、エルバフに伝わる「伝説の悪魔の実」とは「ゴムゴムの実」であり、ハラルド王の殺害には神の騎士団が絡んでいると考察します。

この考察へのコメント  2

  1. 「ゴムゴムの実も「伝説の悪魔の実」と呼ばれていました。」の後のボックス内で「五老星」「五老星」「五老星B」のセリフが書かれていますが、「五老星A」「五老星B」の誤りではないでしょうか(2行目と3行目のセリフがかぶってます)

  2. ありがとうございます 修正しました!

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