ワンピース最新話1043話で「ジョイボーイの再来」が描かれ、いよいよジョイボーイの正体がワンピース本編で語られることになりそうです。今回はジョイボーイと太陽の神ニカのモデルとなったと噂される本「想像と幻想の不思議な世界」を紹介し、新たに発見した「巨大な王国」のヒントを考えます。
ジョイボーイのモデルとなった本が判明
ワンピース最新話で「ジョイボーイが帰ってきた」というセリフが描かれ、いよいよ「ジョイボーイ」の正体が明かされそうです。
それに伴い、尾田先生が「ジョイボーイ」の参考にしたであろう本が話題となっています。
「想像と幻想の不思議な世界-エンサイクロペディア・ファンタジア」
- 出版社:教育社
- 発売日:1989年12月1日
- 著者:マイケル・ページ
- 挿絵:ロバート・イングペン
この書籍は現実にはありえないような「想像と幻想」の産物をまとめたもので、世界中の神話などから様々な怪物、妖精、古代文明、魔法などがイラスト付きで紹介されており、辞典のような構成となっています。
「ジョイボーイ」に関する部分は本書「第1章:宇宙にまつわるもの」の中に登場しています。以下はその引用です。
ジョイボーイ Joyboy
踊り、唄い、歓声の声をあげたいという人間の欲求を具現化した西インド諸島の人物。
彼は寒冷地の祭礼に華を添える踊り子の神の親類にあたり、どうやら、初期の奴隷船に乗って西アフリカからカリブ海へ渡ってきたらしい。
ジョイボーイ は、人間の抱えるあらゆる欠点や問題を絶えず笑いとばして、思わず引きずり込まれてしまうリズムで太鼓をたたきながら、人間の苦悩をいやしている。
ジョイボーイの音楽を聴いた者は、だれでもそれに合わせて踊ったり歌ったりせずにはいられないようになり、ついには、その肩から絶望という黒いマントを振り落としてしまうのである。(後略)
「ジョイボーイ」という名前をこの本にある西インド諸島の人物からとったのは間違いないようです。
ただし、「奴隷」「笑い」「人間の苦悩を癒す」という部分はや外見は明らかに「太陽の神ニカ」を表しており、この本の「ジョイボーイ」から「太陽の神ニカ」を構想していったと考えられます。
ワンピース最新話では「太陽の神ニカ」の覚醒が仄めかされ、「解放のドラム」の音をもってズニーシャが「ジョイボーイの再来」を確信しています。
「ジョイボーイ」と「太陽の神ニカ」に繋がりがあることはワンピース本編の記述からも明らかですが、この書籍に載せられた「ジョイボーイ」の記述により確定であると考えられます。
ワンピースの物語において、「ジョイボーイ」とは非常に重要な人物であり、「太陽の神ニカ」だけでなく、「空白の100年」や「古代兵器ポセイドン」とも関わる存在、そして「空白の100年」に栄えたとされる「巨大な王国」の鍵を握る人物です。
この書籍の数行の記述から「ジョイボーイ」ならびに「太陽の神ニカ」「巨大な王国」の構想を考え出したという尾田先生の発想力には尊敬しかありません。
この本が出版されたのは1989年。ワンピース連載開始の8年前、尾田先生が14歳ごろに本屋に並んでいた本ということになります。
尾田先生は中学時代に「ジャンプに海賊の漫画を描こう」と決め、アイディアを貯め始めたというので、やはり中学生時代にこの本を手に取っていた可能性が高いです。
巨大な王国のモデルも!
実はこの本には「巨大な王国」のモデルも載っています。かねてからモデルであろうとされてきた「アトランティス」です。
この「想像と幻想の不思議な世界」に描かれた「アトランティス」の挿絵をよく見ると、ワンピース41巻395話で描かれた「巨大な王国」の外観にどことなく似ています。
ジョイボーイのモデルとされる本「想像と幻想の不思議な世界」に「巨大な王国」のヒントが…
どことなく似ていませんかね??
クラバウターマンなんかも載っていて見ているだけで楽しい本です#ワンピース考察 #onepiece1044https://t.co/NgEz2OVvzn pic.twitter.com/KxzHiQ8cZN
— 考古学から考察するワンピース謎と伏線 (@KoukogakuOp) March 17, 2022
完全に一致するというわけではありませんが、やはり「巨大な王国」のモデルは「アトランティス」ではないかというヒントをくれそうです。
興味のある方はこの本を手に取ってみると、尾田先生がワンピースの物語を構想した背景を想像でき、よりワンピースの物語を楽しめるかもしれません。
「ジョイボーイ」「太陽の神ニカ」については以下の記事に詳しく考察しています。
巨大な王国!やっぱりジョイボーイと繋がりありそうですね!中学生ごろに考えたんだとしたらすごい
ジョイボーイって魚人島の前に何か伏線みたいなのってありましたけ?
いろんな神話を組み合わせてストーリーを作っているところがまさにひとつなぎ!!!!
読みたいけど、読みたくない(わかるよね、、)
中学生の時に思いついたって尾田さん天才じゃん!
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