フィガーランド・ガーリング聖が最重要人物に?読切「ロマンスドーン」に隠された謎。

最新話1125話:フィガーランド・ガーリング聖と五老星

ワンピース最新話1125話にて、ガーリングが五老星の一人に。

以前、五老星は「神の騎士団」から選ばれると考察しましたが、やはり、ゴッドバレーの王者「フィガーランド・ガーリング聖」がその地位を得ました。

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実は、ガーリングが重要であると考察した背景には、あるヒントがありました。

フィガーランド・ガーリング聖と三日月のギャリー

実は、ワンピースの物語の最初に「ガーリング」に非常によく似たキャラクターが登場しています。

「三日月のギャリー」

この人物の見た目がガーリング聖にそっくりです(外見はアニメ版)。

この「ギャリー」という人物は、実は尾田先生が描いた「ルフィの最初の敵」として、読切「ロマンスドーン」に登場しています。

「ロマンスドーン」を読んだことがある方でも知らない方が多いかもしれません。

実は、読切「ロマンスドーン」は2パターン存在します。

読切「ロマンスドーン」

  • 連載1年半前「ロマンスドーン」ジャンプ増刊号
  • 連載1年前「ロマンスドーン」ジャンプ本誌

そして、「ギャリー」は幻の読切「初代ロマンスドーン」に登場するのです。

尾田先生は「初代ロマンスドーン」について、次のように語っています。

実は同タイトル「ロマンスドーン」をもう1本この前に描いているのですが、収録ページ数の関係で載せる事はできませんでした。

前作を切った理由は、その読切があまりに「ワンピース」のプロトタイプであった事。

「ワンピース」という連載漫画はつまり、その読切をたくさんのページを使ってじっくり描いているものなので、だったら少し色を変えて描いた、こっちの「ロマンスドーン」を載せようと思いました。

引用:尾田栄一郎短編集「WANTED!」

つまり、「初代ロマンスドーン」こそが、「ワンピースの原型」

そして、ジャンプ本誌版「ロマンスドーン」では、シャンクスの役割をガープが担っています。

ジャンプ本誌の読者に対してシャンクスというキャラクターの存在を隠したのですね。だって連載する時にインパクトがなくなるから。

引用:「ONE PIECE RED GRAND CHARACTERS」

さらに、シャンクスだけでなく、敵キャラも入れ替えられました。

入れ替えられた「敵」こそが「三日月のギャリー」。いわば、シャンクスと共に隠された敵とも言える人物です。

ワンピース1話はシャンクスとルフィに焦点を当てたストーリーとなっていますが、「初代ロマンスドーン」では、ヒロイン「シルク」が登場します。

この「シルク」の設定も意味深です。

シルク「昔この町を襲った海賊が置き去りにしていった子供が私 町を滅茶苦茶にした海賊の子だもの 恨みはあっても 哀れむ義理なんてどこにもない筈なのに 町のみんなはそんな事 気にもかけないで 今まで私を育ててくれたの」

引用:尾田栄一郎「ROMANCE DAWN」

ゴッドバレーで置き去りにされ、敵対勢力である海賊に育てられたと噂される「シャンクスの設定」に似ている気がしませんか?

尾田先生は「初代ロマンスドーン」こそ、ワンピースの「プロトタイプ」と言っているので、この時登場した敵「ギャリー」は、「ワンピース」の物語において重要なキャラクターを表す可能性が高いのでは?

新たに五老星に加わった「フィガーランド・ガーリング聖」。今後の物語の重要人物となりそうです。

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