フィガーランド・ガーリング聖が最重要人物に?読切「ロマンスドーン」に隠された謎。
追記:ワンピース連載前の設定画に「騎士団長シャンクス」
シャンクスが「騎士団」の関係者っていう設定がワンピース連載前の読み切りの構想に…
それを30年隠してたのヤバすぎ pic.twitter.com/OXF0YFMy5E
— 考古学ワンピース考察🤠あや (@KoukogakuOp) 2024年12月22日
先日発売された「MONSTERS 一百三情飛龍侍極」の公式ガイドブックに、尾田先生が描かれた読み切りの設定画が掲載されています。
その中の1つ「ランドと竜と10人の盗賊」の設定画に「シャンクス」という登場人物が描かれており、「騎士団長」と添えられています。
「描きたいことがありすぎて、こんなの読み切りで収まるわけがない(笑)。竜が縞々模様なのは「エルマーとりゅう」の影響を受けてますね。「シャンクス」という名前の騎士団長も出てくる。(尾田)」
この読み切りが描かれたのはワンピース連載前のおよそ30年前。
このとき既にシャンクスが神の騎士団の関係者であるという設定が考えられていたというのは驚きです。
さらに、額に三日月マークが描かれた敵も登場します。この人物がここで取り上げた「三日月のギャリー」の設定へと繋がったのかもしれません。
最新話1125話:フィガーランド・ガーリング聖と五老星
ワンピース最新話1125話にて、ガーリングが五老星の一人に。
以前、五老星は「神の騎士団」から選ばれると考察しましたが、やはり、ゴッドバレーの王者「フィガーランド・ガーリング聖」がその地位を得ました。
イム様と五老星のフルネーム判 そして神の騎士団フィガーランド家を入れると
最初の20人の家系はこんな感じか
かぶるところもあるだろうし確定ではないけど だいぶ出そろってきてホントに最終章なんだって感じがする pic.twitter.com/jdNC7R8yU9
— 考古学ワンピース考察🤠あや (@KoukogakuOp) 2023年6月12日

実は、ガーリングが重要であると考察した背景には、あるヒントがありました。
フィガーランド・ガーリング聖と三日月のギャリー
実は、ワンピースの物語の最初に「ガーリング」に非常によく似たキャラクターが登場しています。
「三日月のギャリー」
ONE PIECEは読切「ロマンスドーン」をじっくり描いたもの
敵「三日月のギャリー」はアニメで完全にガーリング聖…「置き去りにされた子」や騎士の設定も
因縁ある黒ひげの幼少期にも三日月…シャンクス出生と「三日月」は最初から決められていた可能性が高い pic.twitter.com/bZ0buFKYIG
— 考古学ワンピース考察🤠あや (@KoukogakuOp) 2023年10月28日
この人物の見た目がガーリング聖にそっくりです(外見はアニメ版)。
この「ギャリー」という人物は、実は尾田先生が描いた「ルフィの最初の敵」として、読切「ロマンスドーン」に登場しています。
「ロマンスドーン」を読んだことがある方でも知らない方が多いかもしれません。
実は、読切「ロマンスドーン」は2パターン存在します。
読切「ロマンスドーン」
- 連載1年半前「ロマンスドーン」ジャンプ増刊号
- 連載1年前「ロマンスドーン」ジャンプ本誌
そして、「ギャリー」は幻の読切「初代ロマンスドーン」に登場するのです。
尾田先生は「初代ロマンスドーン」について、次のように語っています。
実は同タイトル「ロマンスドーン」をもう1本この前に描いているのですが、収録ページ数の関係で載せる事はできませんでした。
前作を切った理由は、その読切があまりに「ワンピース」のプロトタイプであった事。
「ワンピース」という連載漫画はつまり、その読切をたくさんのページを使ってじっくり描いているものなので、だったら少し色を変えて描いた、こっちの「ロマンスドーン」を載せようと思いました。
つまり、「初代ロマンスドーン」こそが、「ワンピースの原型」。
そして、ジャンプ本誌版「ロマンスドーン」では、シャンクスの役割をガープが担っています。
ジャンプ本誌の読者に対してシャンクスというキャラクターの存在を隠したのですね。だって連載する時にインパクトがなくなるから。
さらに、シャンクスだけでなく、敵キャラも入れ替えられました。
入れ替えられた「敵」こそが「三日月のギャリー」。いわば、シャンクスと共に隠された敵とも言える人物です。
ワンピース1話はシャンクスとルフィに焦点を当てたストーリーとなっていますが、「初代ロマンスドーン」では、ヒロイン「シルク」が登場します。
この「シルク」の設定も意味深です。
シルク「昔この町を襲った海賊が置き去りにしていった子供が私 町を滅茶苦茶にした海賊の子だもの 恨みはあっても 哀れむ義理なんてどこにもない筈なのに 町のみんなはそんな事 気にもかけないで 今まで私を育ててくれたの」
ゴッドバレーで置き去りにされ、敵対勢力である海賊に育てられたと噂される「シャンクスの設定」に似ている気がしませんか?
尾田先生は「初代ロマンスドーン」こそ、ワンピースの「プロトタイプ」と言っているので、この時登場した敵「ギャリー」は、「ワンピース」の物語において重要なキャラクターを表す可能性が高いのでは?
新たに五老星に加わった「フィガーランド・ガーリング聖」。今後の物語の重要人物となりそうです。
自分はこの読み切り2本共読んでます。
ワンピースは掲載前に2回読み切りがあったって言い続けてて誰も信用してくれなかったので証明してもらえて嬉しい!
あまり知られてないみたいですね
「ONE PIECE RED GRAND CHARACTERS」に収録されていますよ
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