巨大な王国は海に沈んだ？ワンピースの世界と大洪水の伏線｜最新話1085話追記

空白の100年に栄えた「巨大な王国」は海に沈んだか…ワンピース世界に見られる大洪水の跡と海底遺跡の伏線を考察します。ワンピース最新話1085話追記ネタバレ注意

1085話追記：リリィの手紙は「沈みゆく世界」か

ワンピース1085話にて800年前のアラバスタの王女ネフェルタリ・リリィが「Dの一族」であったことが判明し、アラバスタに手紙を残していたことが明らかとなりました。

「”ポーネグリフ”を守りなさい……ゆく世界に夜明けの旗をかかげ………ネフェルタリ・D・リリィ」

コブラ王がリリィの手紙の内容をサボに語りましたが、一部分がかき消され「…ゆく世界」となっています。

このリリィの伏せられた手紙の文言こそ、この記事で考察した「沈みゆく世界」なのではないでしょうか。

「アトランティス」と大洪水

このサイトでは「巨大な王国」のモデルは「アトランティス」であると考察してきました。

ジョイボーイのモデルが描かれているとして話題となった本「想像と幻想の不思議な世界」でもアトランティスの外観と「巨大な王国」は非常によく似ています。

そして、「アトランティス」は神の罰によって海中に沈められたとされ、しばしば旧約聖書の「ノアの方舟伝説」と絡めて語られます。

ワンピース世界の「神」は天竜人であるので、「巨大な王国」は「連合国」という後の神に滅ぼされたと考えることができます。

—–最新話1085話追記

リリィの手紙が明かされた話で、イム様が「ムー」という一人称を使っています。「ムー」がかつてアトランティスと敵対したムー大陸の王「ラ・ムー」を表していたとすれば、巨大な王国との敵対関係とも合致します。

そして、「ノア」といえば、このサイトではワンピース世界の人類について旧約聖書との関係から「ノアの家系」が重要であると考察しています。

#今週のワンピ #ONEPIECE

🤠ワンピースの人類の起源は旧約聖書「創世記」に由来

ゴッドバレー事件の回想が「エッグヘッド事件」に繋がるなら…世界に与える衝撃は「種族の起源」に関係か

バッカニア族の「boucanier」にも「CAIN」が含まれるhttps://t.co/toS95rGkuB pic.twitter.com/Cj0GXOq1Wo

— 考古学ワンピース考察Aya🤠 (@KoukogakuOp) 2023年10月20日

巨大な王国は800年前に沈められた

世界会議編で五老星は以下のような発言をしていました。

五老星「”頂上戦争”から2年…もはや”うねり”は止まらない 世界の均衡など…永遠には保てぬのだ ここらで一度大きく掃除する必要があるな」

ここでの「掃除」とは、世界中を巻き込む「大洪水」を表している可能性があります。

アトランティスが大洪水によって海に沈められたように、実は「巨大な王国」の関係国も沈んだ形跡が描かれています。

例えば、「ウォーターセブン」では明確にそのことが描かれています。

フランキー「海底に潜ればわかるが 今 海上に見えてる裏町は 数百年前にあった古い町の その屋上に建てられた町だ

大昔『造船島』と『裏町』は完全に一つの島の上にあったそうだが 今や”水上都市”と呼ばれる程に海に浸かっちまって…歩道は全て水路に変わった」

このセリフから数百年前の「ウォーターセブン」は海の底に沈んでいることが分かります。

「ウォーターセブン」は古代兵器プルトンが作られた場所であるので、巨大な王国側に組していた可能性が高い場所です。

また、現在「古代兵器プルトン」があるとされる「ワノ国」も年々沈んでいる様子が伺えます。

800年前に比べ、明らかに海面が上昇しています。

さらに、ワンピースには「海底遺跡」がたびたび登場します。

扉絵シリーズ「ジンベエの海侠一人旅」では海に沈んだ遺跡がテーマとなっていました。この遺跡に「ポーネグリフ」があったことを考えると、巨大な王国側の勢力であった可能性が高いです。

また、49巻471話のカラー絵でも海底遺跡が描かれています。巨大な王国と関係すると見られる「くじら」が一緒に描かれていることから、巨大な王国に関する遺跡であると考えられます。

ワンピース1036話のカラーでもやはり海底に沈んだ町が描かれており、壁面に「soleil（太陽）」とあることから、こちらも太陽の神ニカや「巨大な王国」との関係が匂わされています。

よって、「巨大な王国」および関係諸国は800年前に海に沈められたとみてよいのではないでしょうか。

人魚・魚人族は海底で生きることができるので、生き残る事が可能です。また、ミンク族の国である「モコモ公国」は象の背に乗って助かったと考えられます。

ただし、巨大な王国側の勢力だけでなく、全世界が海に沈んだ可能性もあります。

アラバスタやドラム王国、ドレスローザ、ゴア王国など、世界政府に所属する国々の王宮はみな高台に作られています。

これらは何を意味するのでしょうか。

天竜人のマリージョア移住は大洪水を恐れたためか

アトランティスの沈没は旧約聖書「ノアの方舟」と関連する世界的な大洪水で沈んだとする見方があります。

800年前にワンピース世界の全てが海中に沈んだとすると、世界政府側の国々の王宮が高台にあるのはその経験のためと考えることができます。

800年前に「20人の王」たちが国を捨て、マリージョアへ移住した理由こそ再び洪水によって沈められることを恐れたからではないでしょうか。

「巨大な王国」や「Dの一族」と関係の深いドラム王国編にそのことが匂わされています。

以前、ドラム王国元国王ワポルは天竜人を暗示する人物であると考察しました。

ワポルに協力した「イッシー20」が800年前の「20の連合国」の王を表しているとすると、以下のシーンが意味深です。

ドルトン「あの時 国王の軍勢は…戦おうとすらしなかった…!!! こともあろうに…海賊たちの強さを知ったとたんに…あっさりと国を捨て!! 誰よりも早く 国王は海へ逃げ出したのだ!!!」

ビビ「それが一国の王のやることなの!!? ひどすぎる!!! そんなの…王が国民を見捨てるなんて」

空白の100年に連合国側につきながら、聖地への移住を拒否したネフェルタリ家。ビビのセリフは当時のアラバスタ王国国王の姿を表していたのではないでしょうか。

以上、空白の100年に世界に巨大な大洪水が起きた可能性について考察しました。

ならば、そこで重要となるのが魚人島にある巨船「ノア」の存在理由です。次回は「ノア」の用途について考察します。

この考察に関する意見や感想はコメント欄に何でも残していってください。

追記：ネフェルタリ・リリーについては以下の考察をご覧ください。

#今週のワンピ #今週のワンピース
リリィの外見はわからないけどティティはバーソロミュー・くまの聖書の女性にそっくり

これが古代の「太陽の神」に関係するとして、イム様は神の座をのっとっただけじゃなく外見も…とかなら怖い pic.twitter.com/DaejHRPqze

— 考古学ワンピース考察Aya🤠 (@KoukogakuOp) 2023年5月21日

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