ベガパンクが作った「マザーフレイム」とは何か。ルルシア王国を滅ぼしたイム様の兵器とどう関係するか。最新話で判明したマザーフレイムの正体を考察します。ワンピース1086話考察ネタバレ注意。
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ワンピース1086話で判明した「マザーフレイム」とは何か
1086話に描かれた「マザーフレイム」
最新話1086話にて、「マザーフレイム」という新しいワードが登場しました。
イム様「ベガパンク が作ったという『マザーフレイム』を使いたい………!!」
サターン聖「確かに 試してみなければ アレが本物かどうかもわからない」
ウォーキュリー聖「実験結果如何でエッグヘッドへの対応を考えるとしよう」(中略)ナス寿朗聖「−いずれ その力が自在に使えたなら…」
ピーター聖「永い戦いが終焉を迎える…!!」
五老星らの会話から「マザーフレイム」とはベガパンクが作った何かであり、イム様がルルシア王国に放った兵器に関係するものであると分かります。
結論から言ってしまえば、「マザーフレイム」とは、イムが使用した兵器自体ではなく、兵器の動力を生み出す装置であると考えます。
「マザーフレイム」に関する革命軍の会話
そのように考えると、以下1086話で描かれたドラゴンとイワンコフの会話を説明することができます。
イワンコフ「ヴァナータが見た雲の上から国を滅ぼす何かが政府の使う『兵器』だったとして そんなもの作れるのはベガパンクしかいない!!!」
ドラゴン「−まてイワ ベガパンクはそんなあからさまな人殺しの道具は作らない!!」
ベガパンクが「平和主義者」であることは、エッグヘッド編の扉絵にて描かれています。
よって、兵器自体はベガパンクが作り出したものではないと考えられ、イムが使用したのは古代に存在した兵器であると考えられます。
イワンコフ「『古代兵器』ならどう!? イムが『古代』から生きてる奴だとしたら…リンクする!!」
ドラゴン「『古代兵器』は確かに存在するとロビンは言ってた…しかし兵器を所持してたのなら−なぜ今まで使わなかった!? −なぜ今…使った…!?」
そして、ベガパンクが作った「マザーフレイム」が古代兵器の動力を供給する装置であるならば、「なぜ、今まで使わなかった」というドラゴンの疑問にも答えることができます。
つまり、これまでイム様は動力がなかったために兵器を使用することができなかったが、ベガパンクが作り出した「マザーフレイム」が動力を供給したことで、兵器を稼働させることが可能になったと考えられます。
この考察では「マザーフレイム」とは以下のようなものであると考察しています。
「マザーフレイム」とは
- 古代エネルギー発生装置
- 消えない炎とベガパンク製の発電機により構成される
- イムの兵器に動力を与える
- 陽樹イブから「消えない炎」を供給することで稼働する
- ある条件下では魚人族も利用可能
下の図は「マザーフレイム」をめぐる事柄を図式化したものです。
以下、「マザーフレイム」の正体について詳しく考察します。
マザーフレイムは「古代兵器」ではなく「動力」である
ベガパンク抹殺理由とマザーフレイム
ベガパンクが作った「マザーフレイム」の正体は「ベガパンク抹殺」の理由を読み解くことで導き出すことができます。
なぜなら、ベガパンク抹殺理由は「ルルシア王国」を壊滅させたイム様の兵器に関係しているからです。
ルッチ「−世界一役に立つ男を消すか………−先日のルルシアの件と……何か繋がりが………?」
しかし、ベガパンクは自身の抹殺理由を「古代エネルギー」に近づきすぎたためだと発言しています。
ベガパンク「私の求めるエネルギーに辿り着こうとすればする程−この古代の『機械兵』を動かしたであろう”動力”に… “古代のエネルギー”に近づいてしまうのじゃ………!!(中略)
というわけで歴史に深入りしすぎた!! 私は政府に消される!! オハラの様にな…!!!」
この2つの発言から、「古代エネルギー」が「イム兵器」および「マザーフレイム」に関係していることがわかります。
それでは、「マザーフレイム」に関係する「古代エネルギー」とは何でしょうか。
古代エネルギーとは
古代エネルギーに関しては、これまでに以下の情報が判明しています。
古代のエネルギーに関する既出情報
- 900年前「鉄の巨人」を動かした動力
- 今の世界の常識を変える程の力
- ベガパンクの科学では再現できない
- 資源を必要としない無償のエネルギー
- 実現には消えない炎・人工太陽が必要
「古代エネルギー」とは、ベガパンクの求めるエネルギーであり、資源のいらない「フリーエネルギー」です。
よって、ベガパンクが作ったのは兵器そのものではなく、エネルギー発生装置であると言えます。
古代エネルギーの詳細に関しては、以前に詳しく考察しています。
マザーフレイムに必要な「消えない炎」とは
ただし、「フリーエネルギー」の実現はベガパンクの夢であり、まだ完成していません。その理由をリリスが説明しています。
リリス「この島の動力は”火”だ 火は全てのエネルギーに変換できる」
一味「資源が多いのか!?」リリス「何を燃やすかをわしは研究し続けてきた もし”消えない炎”がこの世にあれば…太陽を作れるのにと………!!」
リリスによると古代エネルギーは「消えない炎」があれば作ることが可能であり、それは「人工太陽」のようなものであると言います。
そして、イム様が「マザーフレイム」を使用できるということは、イム様は「消えない炎」を持っているということになります。
マザーフレイムに必要な消えない炎と「陽樹イブ」
マザーフレイムと「陽樹イブ」
ベガパンクにはなく、イム様が持っている「消えない炎」とは何でしょうか。
それこそが、聖地マリージョアにある「陽樹イブ」から発生する「熱エネルギー」であると考えます。
ワンピース作中に「陽樹イブ」の詳細は未だ描かれていませんが、海底に光と熱を届けることができます。
ネプチューン「地上で受けた光をその根に灯す神秘の樹じゃもん」
これだけでは、「消えない炎」=「陽樹イブ」とするには根拠が薄いですが、エッグヘッド編にはもう1つのヒントが示されています。
マザーフレイムと魚人島
古代エネルギーは、イム兵器だけでなく「鉄の巨人」の動力でもあります。鉄の巨人がマリージョアを襲ったのは、200年前とされています。
ロビン「200年前……『魚人差別』に動きがあった年………」
200年前にあった魚人差別に対する動きは、具体的には世界政府が魚人島への交友を発表したと説明されています(51巻500話)。
なぜ、世界政府はそのタイミングで魚人島との友好関係を築くことにしたのでしょうか。魚人差別と「鉄の巨人」に何の関係があるのでしょうか。
それこそが、「陽樹イブ」と「マザーフレイム」を繋ぐヒントです。
つまり、「鉄の巨人」は魚人島にある陽樹イブの根からエネルギーを得て、動き出した可能性があります。
ただし、陽樹イブだけでは「マザーフレイム」の機能を果たさないため、何らかの条件が重なった結果とみることができます。
「鉄の巨人」は魚人島にあるの陽樹イブの根から少量のエネルギーを得て動き出し、900年前にマリージョアに存在した「マザーフレイム」と同じ装置からエネルギーを補給するためレッドラインをよじ登ったと考えられます。
ちなみに、魚人島には国宝「エネルギー・ステロイド」が登場しています。「千人力の力」と引き換えに老化する薬です。
この「エネルギー・ステロイド」がマリージョアの国宝を暗示していると以前考察しました。「エネルギー・ステロイド」については次回考察予定です。
以上、「マザーフレイム」の正体について簡単にまとめました。
消えない炎は、「陽樹イブ」のほかにもう1つあると考えています。それが、「ある物質」と「ゴッドバレー事件」に関係するのですが、この点については次回考察予定です。
なお、この考察は簡易版となります。より詳細な考察を編集していく予定です。更新情報などはツイッターにてお知らせしますので、興味のある方はフォローしてください。
ベガパンク が開発した
「マザーフレイム」イム様の古代兵器に供給する「動力」との関係は???
稼働するには陽樹イブの「消えない炎」が必要かhttps://t.co/2Z6BRC3CxF pic.twitter.com/WTXum7w88b
— 🍀考古学ワンピース考察 (@KoukogakuOp) 2023年6月13日
「1086話」が「1068話」になっている箇所がいくつかありますよ~
素早いご指摘ありがとうございます!
修正しました!!!
聖地マリージョアにある「国宝」っていうのもこれに関係あるんでしょうかね
不老手術とはあまり関係がなさそうだけど・・・
それとも消えない炎にふつうの人が近づくと死んじゃうのかな
takaさんコメントありがとうございます。
「不老」については、「マリージョアの国宝」を暗示する「エネルギー・ステロイド」が関係すると考えています。最後に少し追加しました。まだ考え途中なので次回考察しようと思います。
古代兵器は元々ルナーリア族が作って所有していた兵器で、イム様勢力が奪って独占するために滅ぼしたように思いました。
奪ったはいいけど、動力のルナーリア族を滅ぼしてしまったのでずっと使えなかったとか。
メラメラの実があれば解決しそうですが、その当時はまだ無くて、イム様勢力があったらいいなと思ったら後から出来た悪魔の実で、ずっと回収出来なかった。
みたいな間抜けな話はさすがに無いですね。
ただ、イム様の前にサボが対峙したのはかなり意味深に思います。
あとは、人工太陽といえばカルメルとプロメテウス。
ソルソルの実の能力で2度も描かれているのが引っかかります。
やるやん
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