ベガパンクが求める「古代エネルギー」とは何か。実はそのヒントは既に描かれていた…今回は「古代エネルギー」とイム様の兵器の動力について考察します。ワンピース1068話までのネタバレに注意。
ワンピース最新1086話で判明した「マザーフレイム」については以下に新しい考察があります↓↓↓
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ベガパンクが求める「古代エネルギー」とは何か
古代エネルギーとは
ワンピース作中に「古代エネルギー」という言葉が登場したのは、エッグヘッド編におけるベガパンクのセリフです。
ベガパンク「私の求めるエネルギーに辿り着こうとすればする程−この古代の『機械兵』を動かしたであろう”動力”に… “古代のエネルギー”に近づいてしまうのじゃ………!!(中略)
というわけで歴史に深入りしすぎた!! 私は政府に消される!! オハラの様にな…!!!」
CP-0によるベガパンク抹殺の理由はこの「古代のエネルギー」に近づきすぎたせいであるとされています。
それでは、「古代エネルギー」とは何なのでしょうか。ワンピース作中に描かれた説明から以下のようにまとめることができます。
古代のエネルギーに関する既出情報
- 900年前「鉄の巨人」を動かした動力
- 今の世界の常識を変える程の力
- ベガパンクの科学では再現できない
- 資源を必要としない無償のエネルギー
- 実現には消えない炎・人工太陽が必要
以下、エッグヘッド編で描かれた「古代エネルギー」に関する部分を簡単に振り返りながらその正体を考察します。
古代エネルギーの用途
「古代エネルギー」についてはシャカが以下の様に説明しています。
シャカ「ベガフォース1は…コレに習って作ってみた物だ −しかし私の科学力でも再現できない部分があり−とても900年前に作られた機械兵とは思えない」
フランキー「あんたで再現できねェものォ!?」
シャカ「”動力”だ…今の世界の常識を変える程の力が…過去にはあった」
古代エネルギーは「空白の100年」に作られた「鉄の巨人」に使われていた動力です。
鉄の巨人はかつて栄えた「巨大な王国」が作り出したものであるので、古代エネルギーも巨大な王国側の技術であったと考えられます。
実は、ワンピース作中には「鉄の巨人」以外に古代エネルギーを動力としているものがもう1つ登場しています。
古代エネルギーは「ルルシア王国」を滅ぼした兵器の動力である
イム様の兵器と古代エネルギー
ベガパンクは「古代エネルギー」に近づきすぎたために消されると懸念しています。
そして、実際にベガパンク抹殺指令を受けたCP-0ルッチは、抹殺の理由が「ルルシアの件」に関係すると発言しています。
ルッチ「−世界一役に立つ男を消すか………−先日のルルシアの件と……何か繋がりが………?」
つまり、以下の関係が成り立ちます。
ルルシア王国といえば、エッグヘッド編突入直前にイム様による何らかの攻撃で跡形もなく消されています。
世界政府「通信部よく聞け…………お前達は何も探知していない 何も傍受していない…『ルルシア王国』? −そんな国は……元々…ないではないか…」
よって、このイム様が使用した兵器に関係するのが「古代のエネルギー」であると考えてよいでしょう。
イム様がルルシア王国に放った攻撃はまさに、「今の世界の常識を変える程の力」として十分な威力を持っています。
だとすると、イム様は「古代エネルギー」を利用できる状況にあると言えます。
古代エネルギーとは「人工太陽」によるエネルギーである
ベガパンクが求める古代エネルギー
先ほど引用したように、古代エネルギーはベガパンクの求めるエネルギーと同じです。ベガパンクはその技術について以下のように語っています。
ベガパンク「私はいつか”科学”でこんな世界を作りたい!! 世界中に無償で”エネルギー”が行き渡る世界!!!」(中略)
ジンベエ「エネルギーを生み出す”資源”は いつも国々が奪い合い戦争のタネじゃ」
ベガパンク「その通り!! 人はなんと愚かなのか!! “エネルギー”は!! 感じろここにも!! そこにも!! 至る所に……世界中にこんなにも満ちているのに!!! −これを目に見える”力”に変換できれば 戦争の火種を一つ世界から消せる!!」
つまり、ベガパンクの求めるエネルギーとは「資源を必要としないエネルギー」です。
さらに、リリスがそのエネルギーについて詳細に語っています。
リリス「この島の動力は”火”だ 火は全てのエネルギーに変換できる」
一味「資源が多いのか!?」
リリス「何を燃やすかをわしは研究し続けてきた もし”消えない炎”がこの世にあれば…太陽を作れるのにと………!!」
このリリスの発言から、ベガパンクの求めるエネルギーの実現には、「消えない炎」によって作り出した「人工太陽」が必要であるということになります。
古代エネルギーと核融合炉
現実世界における「人工太陽」といえば、核融合反応を利用したエネルギー発生装置を指します。太陽と同じ核融合を人工的に発生させエネルギーに変換する技術です。
よって、ベガパンクの言う「至る所に満ちているエネルギー」とは太陽エネルギーそのものであると考えられます。
つまり、ベガパンクは太陽と同じ仕組みを持つ「核融合炉」のようなものを人工的に作り出すことで、世界中に行き渡るエネルギーを作り出そうとしているのではないでしょうか。
先ほど、古代エネルギーは「巨大な王国」の技術であるとしましたが、巨大な王国のシンボルも「太陽」です。
しかし、ニコラ・テスラの記事でも考察しましたが、「フリーエネルギー」は兵器に転用できます。
「核融合エネルギー」も「核分裂エネルギー」と同じように「平和利用」と「軍事利用」があります。
平和利用 | 軍事利用 | |
---|---|---|
核融合エネルギー | 核融合炉 | 水素爆弾 |
核分裂エネルギー | 原子力発電 | 原子爆弾 |
そして、「平和利用」と「軍事利用」といえば、ワンピースにおける「古代兵器」と非常に関係の深いテーマです。
「古代エネルギー」が「古代」から存在するのであれば、そのエネルギーは当然「古代兵器」に使われていると考えられます。
「古代エネルギー」の実現には、ワンピースの世界に存在する物質を複数組み合わせることになるのですが、その方法は次回詳しく考察します。
今回はワンピース1068話で判明した「古代エネルギー」に関する情報をまとめました。この考察に関する感想はコメント欄に何でも残して行ってください。
この考察はニコラ・テスラ考察を再編集したものです。過去の考察は以下をご覧ください。
「古代エネルギー」や「消えない炎」て電気のことじゃないでしょうか?
エネルって名前も「エネルギー」から来てるような・・・。
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