最新の劇場版「ONE PIECE FILM RED」がついに公開されました!今回は「フィルムレッドを見に行くべき7つの理由」として、ワンピース映画フィルムレッドの感想を書いています。
CONTENTS
劇場版ワンピース「FILM RED」とは
ワンピース「FILM RED」あらすじ
素性を隠して活動する世界的な人気歌手「ウタ」の初ライブが開催されることとなり、海賊や海軍を含む世界中のファンが音楽の島「エレジア」に集結する。そして、迎えたライブ当日、ウタがシャンクスの娘であるという衝撃の事実が判明し…
公開日 | 2022年8月6日(土) |
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監督 | 谷口悟朗 |
脚本 | 黒岩勉 |
原作 | 尾田栄一郎(総合プロデューサー) |
主題歌 | Ado「新時代」 |
フィルムレッドの登場人物については以下をご覧ください。
この感想では「フィルムレッド」のストーリーは極力、公式に発表されている情報のみに限定し、ネタバレのないように書きました。
「フィルムレッド」はこれまでの映画ワンピースと全く違うストーリー
尾田先生が総合プロデューサーを務めるFILMシリーズ4作目となる「ONE PIECE FILM RED」。
これまでのワンピース劇場版は「FILM Z」のゼファー、「FILM GOLD」のテゾーロのように、ルフィの前に立ちはだかる強大な敵を倒すストーリーでしたが、今回はひと味違います。
フィルムレッドの脚本について、ワンピース最新巻103巻で尾田先生が以下のようにコメントしていました。
尾田先生「脚本:黒岩勉!! ONE PIECEでは何度もお世話になってます信頼の男!! いい脚本書いてくれましたー!! まじでイイですよ!! ただし、今回は本当に特殊な映画です。脚本にはこんな言葉『世界一の歌姫』『ここでいい曲』…」
フィルムレッドの物語の中心となるのは世界一の歌姫でありシャンクスの娘ウタ。
ウタとは
映画「FILM RED」のキーパーソンである世界の歌姫。ウタの歌声は“別次元”と評され、世界中にファンがいるが、素性を隠して活動している。 シャンクスの娘であるとされている。
予告編にもあるように、「ウタをめぐる衝突」が起こることで物語が進行します。
フィルムレッド本編のネタバレとなる内容は書きませんが、ルフィとシャンクスの約束を違えずに両者が関わりながら活躍するストーリーであるというのが本当に素晴らしい脚本でした。
ウタ歌唱キャストAdoが歌う楽曲は圧巻
フィルムレッドの舞台は音楽の島「エレジア」で行われる歌姫ウタの初ライブ。
中田ヤスタカさん作詞・作曲のフィルムレッド主題歌「新時代」を始め、豪華アーティストによる6曲の劇中歌が制作されています。
曲名 | 作詞作曲 |
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主題歌「新時代」 | 中田ヤスタカ |
「私は最強」 | Mrs. GREEN APPLE |
「逆光」 | Vaundy |
「ウタカタララバイ」 | FAKE TYPE. |
「Tot Musica」 | 澤野弘之 |
「世界のつづき」 | 折坂悠太 |
「風のゆくえ」 | 秦基博 |
これだけの曲が劇中で使用されるとなると、ミュージカルのようになってしまうのでは?と思いましたが、使われるタイミングが絶妙でした。
特殊な戦闘シーンに似合う「迫力のある曲」とウタの感情を表す「バラード」のどちらも完璧に歌い上げる歌唱力は流石です。歌唱キャストはAdoさんでなければ実現できなかったストーリーであると思います。
劇中歌とマッチしたウタのライブシーンや戦闘シーンの演出も見応えがあるので、フィルムレッドは絶対に劇場で見るべき作品です。
フィルムレッドの楽曲について、尾田先生が103巻SBSにて以下のようにコメントされています。
尾田先生「映画単体でも楽しめますが、僕らの遊び心に乗っかってくれると、より楽しめると思いますよ! 『You Tube』にてMV(ミュージックビデオ)7本、Vlog(ビデオブログ)6本 映画公開前にぜひウタちゃんに会ってみてください!」
フィルムレッドには「エレジア」で行われるウタのライブシーンがあるので、映画を見る前にウタのミュージックビデオや「ウタ日記」などのコンテンツを見ておくと、実際のアーティストのライブを見るような感覚で没入できると思います。
フィルムレッドに描かれた幼少期のウタとルフィの関係
ルフィの幼少期といえば、頂上戦争編後のゴア王国の回想に描かれていますが、フィルムレッドではフーシャ村でシャンクスと分かれる以前のルフィが描かれています。
ウタは原作にはシルエットのみしか登場していないキャラクターですが、ルフィとのやり取りがとても微笑ましく、その関係性にも違和感がありませんでした。
そして、ルフィの幼少期の記憶は、ルフィが海賊王を目指すきっかけや、海賊王になった後の「ルフィの夢の果て」にも関わる部分です。
フィルムレッドではルフィ、ウタ、シャンクスの過去が描かれており、ワンピース原作でのシャンクスとルフィの関係性を深く知ることができます。
シャンクスの今までにない「父親の顔」と貴重な赤髪海賊団の戦い
ここまで、フィルムレッドの感想を書いてきましたが、フィルムレッドの最大の魅力はやはり、赤髪のシャンクスです。
赤髪のシャンクスとは
赤髪海賊団船長の剣士であり、ルフィに麦わら帽子を託した人物。元ロジャー海賊団見習い。海に落ちて海王類に襲われたルフィを助ける際に左腕を失った。
最重要キャラでありながら、ワンピース本編ではほとんど登場していないシャンクスですが、フィルムレッドではシャンクス率いる赤髪海賊団のメンバーが活躍します。
ワンピース原作ではルフィが憧れる兄貴分のような存在として描かれていますが、これまで原作では描かれてこなかったシャンクスの「父親としての表情」や懐の深さなど、シャンクスの魅力が爆発しています。
映画フィルムレッドはワンピース最終章へ繋がるストーリー
フィルムレッドのキャッチコピーは「赤髪が導く〝終焉〟」。そして、ワンピース原作はついに最終章へ突入しました。
主題歌「新時代」の歌詞考察記事に詳しく書いていますが、「新時代」とはワンピースの重要ワード。
フィルムレッド予告編で、ウタは「新時代」について、以下のように語っています。
ウタ「私が みんなが幸せになる新時代を作ってあげる(中略)私の歌があれば みんなが平和で幸せになれる」
「新時代」とはまさに、ワンピース最終章で起こる「世界の夜明け」であると考えます。
映画フィルムレッドでは、「新時代」が強調されており、ワンピース最終章への導入になっているように感じました。
フィルムレッド特典コミック「ワンピース四十億巻〝RED〟」の感想
フィルムレッド入場者プレゼントとして、特典コミック「ワンピース四十億巻〝RED〟」が配布されています。
「ワンピース四十億巻」には、尾田先生が描き下ろしたフィルムレッドの設定資料やキャラクター・ストーリー設定、劇中歌の楽曲情報などが収録されています。
そして、シャンクスに関するある伏線の答えも!これに関しては尾田先生がコメントしていましたね。
尾田先生「”娘”なら、なぜシャンクスと一緒にいないの!? 映画本編では”大海賊シャンクス”に関する、ある事実がわかってしまうかも…!!」
さらに、ワンピース四十億巻には「ルフィの夢の果て」なんて言葉も登場します。
フィルムレッドにワンピース原作に関するヒントが!
見る方によって違うかもしれませんが、ワンピースの考察という目で見ると、「Dの意志」、「ルフィの夢の果て」、「ひとつなぎの大秘宝」「ジョイボーイ」に繋がるヒントなどが数多く描かれていたと感じます。
まさに最終章で描かれるであろうワンピースの根幹へと繋がる部分が描かれていました。
これについては、フィルムレッドのネタバレが解禁となる時期に詳しく考察したいと思います。
以上、ワンピースフィルムレッドの感想でした。既にフィルムレッドを見に行った方がいれば、ネタバレなしで感想を残していってくださると嬉しいです。
シャンクスの正体については以下に詳しく考察しています。
今までで一番面白くて最高でした!!!入場者特典コミックのシャンクスのページに覇気の新情報ありますよ!!!
ウタちゃん可愛かったしシャンクス強すぎ
劇中歌がとても素敵でした。Adoさんて本当に表現力豊かで、歌声だけで色んなことを訴えかけてきますよね。間違いなくベストな人選でした。
そしてシャンクス。本当に魅力的でした。シャンクスファンの皆さんは観て後悔することはありません。断言できます。
最高でした。また観に行きます笑
戦闘シーンと劇中歌がマッチしてて今まで見たことない戦いだった。歴代のワンピース映画ではダントツ1位だと思う。
(通りすがりのトットムジカさんコメントありがとうございます。議論したい考察でしたので、フィルムレッドの考察記事に移動させていただきました。管理人)
https://koukogaku-onepiece.com/kousatsu-film-red/
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