バッカニア族の特質は「Dの意志」と関係か。バッカニア族の魂と受け継がれる意志を考察します。ワンピース最新話1104話ネタバレ注意。

バッカニア族の特質とは

最新話にて、ベガパンクが「バッカニア族の特性」について、気になる発言をしました。

ベガパンク「お前には『完全停止スイッチ』をつけたのだ それを押された今…お前には意志もなく命令すら耳に入らぬ”植物状態”になっておるハズ…!!

動き出す理由も…ましてや…ボニーのいるこの島へ辿りつける理屈もないんじゃ!! 科学的に…!!

やはり本当なのか……? バッカニア族の特性は身体の強さではない…彼らはかつて…」

引用:ワンピース1104話

ベガパンクの疑問を要約すると以下のようになります。

疑問意志を喪失しているのに動いていること
要因バッカニア族の特性

ベガパンクはその理由が「バッカニア族の特質」が要因であると考えているようです。

だとすれば、バッカニア族の特質とは「無生物を動かす力」を持つことであるということになります。

結論から言ってしまえば、バッカニア族の魂には「意志」が宿っていると考えられ、それこそが「Dの一族」が受け継ぐ「Dの意志」であると考えます。順を追って説明します。

バッカニア族の魂は無生物を動かす「意志」を持つ

ワンピース1094話では「完全停止スイッチ」を押され「植物状態」となっているはずのバーソロミュー・くまが自らの意志でエッグヘッドへやってきました。

普通の人間であれば自我を失った状態で動くことができませんが、バッカニア族は自我以外に「何らかの意志」を持つために動くことができたと考えられます。

これはちょうどメリー号に宿った「クラバウターマン」と対応しています。

このことが非常に重要な意味を持ちます。

「Dの意志」とはバッカニア族の魂と共に受け継がれる意志か

前回、「バッカニア族」とは以下の点で「Dの一族」と対応していると考察しました。

バッカニア族とDの一族

  • 巨大な王国の住民である
  • 支配でなく自由を求める
  • 世界政府が存在を恐れる

そして、バッカニア族は世界政府によって消された種族であり、サターン聖はくまの「自我」を消すことに躍起になっています。

これはちょうど、頂上戦争における以下のセリフを想起させます。

Dの一族と受け継がれる意志
尾田 栄一郎「ONE PIECE」59巻576話/集英社

白ひげ「ロジャーの意志を継ぐ者達がいる様に いずれエースの意志を継ぐ者も現れる…“血縁”を絶てど あいつらの炎が消える事はねェ そうやって遠い昔から脈々と受け継がれてきた………!!」

引用:ワンピース59巻576話

これらの共通点から、バッカニア族と「Dの一族」には何らかの関係があると考えられ、それこそがバッカニア族の魂に宿る意志=Dの意志であると考えられます。

バッカニア族の特性=魂に意志が宿る
Dの意志=バッカニア族の魂に宿る意志

バッカニア族の特性とDの意志

バッカニア族の魂が意志を持ち、受け継がれていると考えると、以下のロジャーに関する2つのセリフを説明することができます。

Dの意志とバッカニアの魂
尾田 栄一郎「ONE PIECE」52巻506話/集英社

レイリー「あいつの言った最後の言葉はこうだ…」
ロジャー「おれは死なねェぜ……? 相棒…」

引用:ワンピース52巻506話

ロジャーは処刑によってこの世を去りましたが、Dの一族である「ロジャーの魂」はDの一族の誰かに受け継がれるために「おれは死なねェぜ」と発言したと考えられます。

そして、ロジャーの魂はルフィに受け継がれていると考察しました。

ロジャーの魂と共に「何らかの意志」がルフィに受け継がれたために2人は似た空気を持つというわけです。

バッカニア族とD
尾田 栄一郎「ONE PIECE」32巻301話/集英社

ガンフォール「あの麦わらの小僧だが かつてのロジャーと似た空気を感じてならぬ 我輩の………気のせいか…?」
ロビン「彼の名はモンキー・D・ルフィ 私も興味が尽きないわ」

ガンフォール「”D”…成程 名が一文字似ておるな……!! ははは…」
ロビン「そう…それがきっと…歴史にかかわる大問題なの

引用:ワンピース巻話

ここまで、バッカニア族の特性が「意志が宿る魂」を持つことであり、魂と共に受け継がれる意志が「Dの意志」であると考察してきました。

だとすると、Dの一族が「神の天敵」と呼ばれる理由を説明することができます。

バッカニア族の魂とサターン聖の能力

エッグヘッドでベガパンクらはサターン聖の持つ能力により身動きがとれない状態に陥っていました。

サンジ「おい誰か動けねェか!?」
フランキー「いやそれがムリなんだ 何かに抑えられてんだ!!
ベガパンク「科学でなければ…”悪魔の実”の力…!!」

引用:ワンピース1095話

しかしその際、自由に動ける人物がいました。それが、「バッカニア族」のくまと「Dの一族」のルフィです。

くまはサターン聖に攻撃し、ルフィは黄猿との戦いで立ち上がることはできませんが、食べ物を口へ運ぶことができています。

サターン聖が「海楼石の手錠をかけろ」と叫んでいることからもルフィにサターン聖の能力は効いていません。

この理由がバッカニア族が受け継ぐ「意志を持つ魂」にあるのではないでしょうか。

このサイトではイムと五老星の正体は「悪魔」であり、「魂」を操ることができると考察しています。

しかし、ここまで見てきたように、バッカニア族とDの一族の魂が「何らかの意志」を持つならば、イムや五老星はこの一族の魂のみ操ることができないと考えられます。

これにより、サターン聖らはDの一族とバッカニア族を恐れ、血縁を断とうとしているのではないでしょうか。

そのことがベガパンクとサターン聖の会話によく表れています。

ベガパンク「自爆スイッチを!!? どこまでくまを恐れとるんじゃ!!! 威権順位はあんたらがトップじゃ」

サターン聖「―だが命令圏内にいない時 奴が暴走したら誰がどう止める(中略)私は命令したのだベガパンク…自我を残す事は絶対に許さん!!!

引用:ワンピース1102話

(この記事は現在編集中です)

次回は、バッカニア族の特性と「クラバウターマン」およびニキュニキュの実の今後について考察します。

この考察へのコメント  2

  1. 相手の身動きを縛った技以外にも
    他の五老星やイム様は更に眼力で相手に幻覚を見せたり、操ったり、各々固有の能力があるのかも?
    しかし、どういう訳かDの一族(バッカニア)にはそれが通用しない、まさに天敵?

  2. またドロピザにパクられてるよ

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