ワンピース106巻「バーソロミューくま入れ替え説」ベガパンクがバーソロミュー・くまとパシフィスタを入れ替えた可能性をくまの能力の「3つの違和感」から考察。最新刊ネタバレ注意。
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バーソロミュー・くまに関する3つの違和感
バーソロミュー・くまの違和感
バーソロミュー・くまの生死については読者の間でもたびたび話題になりますが、くまの内情を知る人物は皆、くまが死亡したと捉えています。
くまを元に戻したいと願うボニーですら父の死を認めています。
ボニー「ウソつけ!! 父があたしを置いて死のうとする筈がねェ!! お前が殺したんだ!!!」
そして、改造したベガパンク自身がくまの人格を「元に戻せない」と繰り返していることから、バーソロミュー・くまの死亡は確定したと言えます。
だとすれば、くまの「ニキュニキュの実」はどうなるのでしょうか。
今回はバーソロミュー・くまに関する3つの違和感から、くまの能力の現在について考察します。違和感のあるシーンとは以下の3つです。



くまの能力は「グリーンブラッド」に置き換えられたか
くまの能力の変化
ワンピース1071話にて、カマバッカ王国を去ったくまは「ニキュニキュの実」の能力で「レッドポート」へ移動しています。
ならば、くまはまだ「ニキュニキュの実」の能力を持ったままなのでしょうか。
ここで、1つ目の違和感です。
「レッドポートに現れたくまの様子」がこれまでと違っています。
くまの能力による移動であれば、「肉球マーク」の上に着地するはずが、くまはレッドラインの壁に激突しています。

また、移動の際の効果音もこれまでのものと違います。
くまの能力の効果音は「ぱっ!!」ですが、1068話では「ポンッ!!」に変わっています。

この差は何を表すのでしょうか。
くまの能力と「グリーンブラッド」
同じく1068話でくまの血統因子を持つセラフィム「S-ベア」も「ニキュニキュの実」の能力を使用しています。
「S-ベア」が「ニキュニキュの実」の能力を使える理由をベガパンクは以下のように説明しました。

ベガパンク「『超人系』は能力者の”血統因子”が手に入れば そこから特殊な血液を生成し投与する事で能力を得られる事がわかった それが彼らの腕に通した血液『グリーンブラッド』じゃ!!」
ならば、バーソロミュー・くまの能力もくまの血統因子から生成した「グリーンブラッド」によるものと考えることはできないでしょうか。
先に挙げた能力の変化は、本物の「ニキュニキュの実」と「グリーンブラッド」による能力との差を表している可能性があります。
くまの「ニキュニキュの実」の復活については、以下に関連考察があります。

くまの最後の改造
ここまでの考察が正しいとすると、バーソロミュー・くまの「最後の改造」は頂上戦争前に行われているので、頂上戦争でのくまは「グリーンブラッド」による能力を使用していたことになります。
しかし、頂上戦争時の瞬間移動の効果音は「パッ!!」となっており、違いは見られません。
ここで、2つ目の違和感です。
2年後のくまについて、頂上戦争時と決定的に違う部分があります。それが以下のシーンに描かれています。

肉球があるはずのくまの手からビームが放たれています。
くまのクローンで作られたパシフィスタは手と口からレーザーを出しますが、本物のくまは手に肉球がついているためにレーザーを口から出していました。
ならば、2年前の「最後の改造」の後に「新たな改造」がされていることになり、その改造こそが「グリーンブラッド」への能力の置き換えと考えることができます。
- くまの能力は「グリーンブラッド」に置き換えられている
- 2年後のくまに「新たな改造」がされている
だとすると、バーソロミュー・くまについて「ある衝撃的なシナリオ」が考えられます。
バーソロミュー・くまは入れ替えられている?
くまとクローンの入れ替え
そもそも、くまと親しい友人であったベガパンクがなぜ「無敵奴隷」としてくまを天竜人に差し出したのでしょうか。
くまとの契約は「身体改造」と「クローン開発」への参加であり、天竜人の奴隷となる契約はされていません。
ジンベエ「ベガパンクが くまの筋力潜在能力に惚れ込んでいた為に “身体改造”と”クローン開発”への参加を条件に“王下七武海”として 海へ戻った男…!!」
「くまの悲惨な過去」を知るベガパンクであればなおさら、くまを天竜人の奴隷とするような決定をするとは考えられません。
そこで考えられるのが、バーソロミュー・くまとパシフィスタとの入れ替えです。
開発者であるベガパンクであればそれが可能であり、くまとの親密な関係はその選択をする十分な動機となります。
ならば、本物のくまの肉体はどこにあるのでしょうか。これが3つ目の違和感です。
本物のくまの肉体
3つ目の違和感とは、ルフィらが島に侵入した際に登場したパシフィスタとの戦闘シーンです。
胸元に「POLICE」と書かれた一体のみ島内を歩いており、「マークⅢ」と呼ばれる最新型とは作りが異なります。

この「POLICEくま」はサイボーグでありながらサングラスをかけており、その形は直後に描かれたボニーの記憶の中のくまのメガネと同じ形をしています。
この「POLICE」と書かれたパシフィスタが本物のバーソロミュー・くまである可能性があります。
まず、ルフィがパシフィスタを見た瞬間、「くまだ!!」と発言しています。

ルフィ「くまだ!! おれ達狙ってんのかな…気のせいか? 逃げよう!! 走り出す!!」
ルフィは「見聞色の覇気」で未来を見ているので、「何らかの気配」を感じ取っているようです。
だとすると、「POLICEくま」には意思があることになります。
「セラフィム」にも少しの人格があるとされているので不思議ではありませんが、それならばルフィは「くまだ!!」と発言するでしょうか。
ルフィが「POLICEくま」の中にバーソロミュー・くまの意思を感じ取ったのならば、「気のせいか」というセリフも意味深に感じます。
くまと「POLICEくま」の共通点
「POLICEくま」の最初の一撃が口からの「レーザー砲」であったことも気になります。パシフィスタの最初の攻撃は手からのレーザーがほとんどです。
また、レーザーを使用する姿勢が「ニキュニキュの実」の能力使用時のくまに似ています。

直立姿勢でレーザーを放つ他のパシフィスタとは明らかに違います。
さらに、ボニーはルフィの攻撃からパシフィスタを庇い、あたかもそれが本物のくまであるように「お父さんを傷つけないで」と叫んでいます。
直前にパシフィスタの目に一瞬ボニーが写り、「ピピピ…」という音が鳴り始めます。

その後、「急に止まったよなパシフィスタ」というセリフがあることから、「ピピピ…」という効果音が停止音であったと考えられ、パシフィスタはボニーを認識して動きを止めたと考えられます。
そうでなければ、「急に止まったよなパシフィスタ」という言葉に特に意味がありません。
- くまは自身のクローンと入れ替えられている。
- 本物のくまの肉体は「POLICEくま」である。
まとめ:くまの現状と「ニキュニキュの実」の能力
ここまで、くまに関する3つの違和感を挙げました。
くまに関する3つの違和感
- 能力の変化
- 手からのレーザー
- POLICEくまの意思
この3つの違和感から、バーソロミュー・くまがクローンと入れ替えられている可能性を考察しました。
つまり、マリージョアで「無敵奴隷」とされていたくまは「グリーンブラッド」による「ニキュニキュの実」の能力を与えられたクローンであったと考えます。
入れ替えのタイミングは、シャボンディ諸島でサニー号を守るという任務を全うした後であり、くまの負傷具合を見ても一度ベガパンクの元へ返され、修理されていると考えられます。

修理後、くまを「無敵奴隷」とする政府の指令を受けたベガパンクは、「本物のくま」と「パシフィスタ」をすり替え、その秘密がバレないように「グリーンブラッド」で「ニキュニキュの実」の能力を与えたのではないでしょうか。
これ以降のくまが「BIBLE」を持っていないこともヒントとなるかもしれません。
そして、本物のくまの体は「POLICE」と書かれたパシフィスタとしてエッグヘッドに置いていると考えました。
サボら革命軍が苦労して解放したくまが再びマリージョアに向かっていることから考えても「レッドライン」を登るくまは偽物である可能性があります。
そうでなければ、再びくまを解放する必要があるからです。
バーソロミュー・くまの「ニキュニキュの実」が復活する意味については、以下に関連する考察があります。


以上、バーソロミュー・くまに関する3つの違和感から、バーソロミュー・くまが入れ替わっている可能性を考察しました。
この考察で取り上げたのは「違和感」であり、どれも決定的な証拠とは言えませんが、みなさんはどう思われるでしょうか。考察の感想や矛盾点など何でもコメント欄に残していってください。
いつも楽しみに見ています!とりあえず当たるかはおいといてとても面白いと思います!!!
ローの技の人格移植で生き返らせれると思う
考察ってやっぱ面白いですね! ためになりましたありがとうございます。
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