地殻移動説でワンピース世界が海に沈む理由が解明できる。ベガパンクの語る「世界の真実」と世界規模の地震の理由を考察します。ワンピース最新話1014話ネタバレ注意。
今回は、ベガパンクが語る「世界の真実」について、画像や映像を用いて解説します。
実は「天体模型」で考えると、世界が沈む理由を「ある説」を使って説明することができます。
この説であれば、世界中の海面が上昇する理由だけでなく、「マザーフレイム」との関係や地盤沈下や世界的な地震の理由も説明することができます。
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ベガパンク配信時の太陽の位置
まず、現在の「太陽の位置」が重要です。
ベガパンクが世界中にリアルタイムで配信をしたことで、ワンピース世界の時差が初めて描かれました。
各地点の空模様を見ていくと、昼と夜の場所が明確に分かれているので、そこから太陽の位置を割り出すことができます。
ここで注目すべきは、太陽が「北の海」の真上にあることです。
ワンピース世界の地軸は「北の海」にあるはずなので、この位置に太陽がくるとすると、地軸は公転面と並行になり、傾きは約90°となります。
地球の場合で言うと北極の真上に太陽がある状態です。
「ポールシフト」でしょ?と思う方もいるかもしれません。しかし、「ポールシフト」だけでは説明しきれない状況が起きているのです。
もしこの位置に「地軸」があるとすると、どれだけ自転しても昼の地点はずっと昼、夜の地点は数か月の間ずっと太陽が登らないというような状態になります。
ワンピース世界に起こっているのは「地殻移動」か
現在の「太陽の位置」から考えると、ワンピース世界に起こっているのは「地殻移動」ではないでしょうか。
「地殻移動」とはマントルの外側にある地球表面の「地殻」だけがずれて移動するという状態を指します。
つまり、「地軸」の傾きが変わったのではなく、惑星表面の「地殻」の部分だけが移動したということです。
つまり、「地軸」は変わらず、尾田先生のメモ通りに23.5°のまま自転している事になります。
この状態であれば、太陽の昇る位置がおかしいと気づく人はいるかもしれませんが、「朝」は来るので、人々は普通の生活を送ることができます。
ただし、「北極」が赤道のあたりまで移動しているとても異様な状態です。
「地殻移動」がおきるとなぜ世界が海に沈むのか
それではなぜ、「地殻移動」が起きると世界が海に沈むのでしょうか。
ヒントは実写版ワンピースで明かされた東の海の地図にあります。
「北の海」と「東の海」の境目「北極圏」付近に氷河のようなものが確認できます。
ワンピース原作においても東の海「テキーラウルフ」の地盤は凍っているので矛盾はしません。
さらに、「西の海」にはチンジャオが頭で割っていた「宝玉氷床」があります。
チンジャオ「ここの大陸は“宝玉氷床”といい…割るにはただ一点に凄まじき力を込めなければならない…!!! “錐龍錐釘”!!! 『開け~チンジャオ』!!!」
この大陸の正確な場所は分かりませんが、数百年の間、常に凍っている氷床であるので、地球でいう「南極」のような場所と考えられます。
つまり、「南の海」と「西の海」の境目付近ということになり、ちょうどテキーラウルフの真裏の位置になります。
これら、ワンピース世界の「北極」と「南極」付近の氷が全て溶けたなら、海面は急激に上昇し、世界は海に沈むことになります。
「地殻移動」と「地震」の理由
さらに最新話では「世界規模の地震」が強調されていました。
ベガパンク「私の作った”センサー”と計算が正しければ 全世界を襲う異例の地震が起きる筈!!(中略)それに伴い-各地の海面は約1m上昇し 人が住めぬ様になる島も出るじゃろう」
地震の理由が「ルルシア王国」へのイムの攻撃であるならば、なぜ世界中に地震が起きているのでしょうか。
この世界規模の地震についても惑星全体の地殻が移動しているとすれば説明がつきます。
つまり、イムの攻撃により、ルルシア王国付近の「地殻」がダメージを受け、それに連動して地球全体の地殻がずれ始めたというわけです。
現在の太陽の位置から考えるとワンピース世界に起きているのは「ポールシフト」ではなく「地殻移動」
これならマザーフレイムの影響と世界規模の「地震」「海面上昇」をすべて説明できそう
ジョイボーイがいた空白の100年にも起きた可能性が高い pic.twitter.com/oSI8DoPCz3
— 考古学ワンピース考察Aya🤠 (@KoukogakuOp) 2024年5月13日
実は、「地殻」が動くことを示す伏線もワンピース作中に描かれています。
イム様がいる聖地マリージョアの「パンゲア城」です。この城の名前は明らかに「パンゲア大陸」を由来としています
91巻SBSにて「パンゲア城」の由来について指摘された尾田先生は以下のように答えています。
尾田先生「パンゲア超大陸。世界の大陸は大昔、1つの大陸だった。名前は確かに使いましたが、さてその意味は…!? 言わない。笑い」
「パンゲア大陸」は地殻が移動する前の大陸です。よって、ワンピース世界にも「プレート」という概念が存在することになります。
「巨大な王国」は地殻移動により沈んだか
実はこの「地殻移動説」は「アインシュタイン」も支持したと謳われ、ワンピースが連載開始時に流行った説です。
ベガパンクのモデルは「アインシュタイン」であることは明らかなので、エッグヘッド編にこの説が取り入れられているのではないでしょうか。
イム様と古代兵器ウラヌスと「マザーフレイム」???
平和主義者ベガパンクが一国を滅ぼすような兵器を作るはずがない
ベガパンクのモデルはアインシュタイン…原爆開発に間接的に関わったことを後悔した
エネルギーの平和利用と軍事利用という共通テーマhttps://t.co/QUfTRopeZp pic.twitter.com/3rftoEaX2B
— 考古学ワンピース考察Aya🤠 (@KoukogakuOp) 2023年6月11日
さらに、ワンピース連載開始時に話題となった説なので、ワンピースの物語の核心部分に関係する可能性は十分にあります。
「地殻移動説」はたびたび、伝説の島「アトランティス」の消滅とともに語られます。
地殻の移動によって「アトランティス」が滅び、その際に起きた大洪水が旧約聖書の「ノアの方舟」の記述であるというような内容です。
事実はさておき、ワンピース連載時にそのような説が注目されていたことを考えると、尾田先生はこの「地殻移動」を物語に取り入れているのではないでしょうか。
このサイトでは巨大な王国のモデルは「アトランティス」であると考察してきました。
エッグヘッド編にて、巨大な王国が「高度な文明」を持っていたことが明かされ、跡形もなく消えたとされていることからも共通点は非常に多いです。
さらに決定的なのは、ジョイボーイの元ネタとして話題となった「想像と幻想の不思議な世界」の中のアトランティスのイラストは「巨大な王国」の外観にそっくりです。
ジョイボーイのモデルとされる本「想像と幻想の不思議な世界」に「巨大な王国」のヒントが…
どことなく似ていませんかね??
クラバウターマンなんかも載っていて見ているだけで楽しい本です#ワンピース考察 #onepiece1044https://t.co/NgEz2OVvzn pic.twitter.com/KxzHiQ8cZN
— 考古学ワンピース考察Aya🤠 (@KoukogakuOp) 2022年3月17日
「ジョイボーイ」と「巨大な王国」は関係が深いので、尾田先生はこの本のイメージで「空白の100年」を構想していったのかもしれません。
以上、世界が海に沈む理由を考察しました。
ベガパンクの発言「かつての大陸の断片」ってこんなイメージかな
— 考古学ワンピース考察Aya🤠 (@KoukogakuOp) 2024年5月27日