前回、「ジョイボーイの約束」「ジョイボーイの正体」について考察しました。ここでは、カイドウと「ジョイボーイ」「ワノ国」について、最新のワンピースに描かれた情報を元に考察します。

「ジョイボーイ」に関する前回までの考察

「ジョイボーイ」に関する前回までの考察

  1. ジョイボーイの約束とは「あらゆる種族が共存する世界」を作ることである。
  2. 古代兵器ポセイドンが世界中の人々を救済することで、魚人・人魚族への差別感情を払拭し、人間との共生が実現する。
  3. ジョイボーイが残した宝とは「支配と差別のない自由な世界」であり、「ジョイボーイの残した課題」である。
  4. ジョイボーイが名付けた「古代兵器」とは「世界をひっくり返すための兵器」である。
  5. ジョイボーイは空白の100年に生きた「Dの一族」であり、「巨大な王国の最後の王」である。
  6. 「ジョイボーイ」とは巨大な王国の国王の別名である。
  7. 光月おでんのセリにある「ジョイボーイが現れる日まで」とは、「魂を継ぐ者が現れる日まで」という意味である。

この考察は「カイドウ」に関する部分を再編集しています。「ジョイボーイ」に関する詳しい考察は以下をご覧ください。

【最重要考察】ジョイボーイは巨大な王国最後の王!ルフィの麦わら帽子とマリージョアの国宝

カイドウは「ジョイボーイ」の何を知っているのか

カイドウと「ジョイボーイ」

鬼ヶ島のドクロドーム屋上でカイドウとルフィが戦った際、カイドウは次のような発言をし、そのセリフの一部が隠されていました。

カイドウ「楽しそうだな……窮地ほど笑い……笑う程に………!! ……か
ルフィ「?」

引用:ワンピース100巻1011話

「窮地に笑う」とは、先ほど見たように「Dの一族」の特徴であり、ジョイボーイに関係が深い言葉です。

よって、「笑う程に」に続く言葉は「ジョイボーイ」に関するセリフであると考えられます。

「ジョイボーイ」については、魚人島のポーネグリフに書かれていましたが、ルフィは知らない名前であるので「?」という反応になっているととれます。

さらにワンピース1014話では、カイドウが「ジョイボーイ」について言及しています。ルフィがカイドウに敗れ、鬼ヶ島から落ちるシーンです。

カイドウ「お前も…”ジョイボーイ”には…なれなかったか………!!」

引用:ワンピース1014話

このセリフから、カイドウは「ジョイボーイ」に関する何らかの情報を持っていると考えられますが、カイドウは魚人島のポーネグリフを読んだのでしょうか。

カイドウが知っていると考えられる「ジョイボーイ」の情報は以下です。

カイドウの知るジョイボーイの情報

  1. 「ジョイボーイ」が未来に現れる事
  2. ジョイボーイの資質に関する情報

これらは、ロビンが魚人島のポーネグリフから得た情報とは違い、「未来に現れるジョイボーイ」についての情報であるので、魚人島のポーネグリフが情報源ではないと考えられます。

果たされなかった過去海の森のポーネグリフ
いつか果たされる未来王族に伝わる伝説

ならば、カイドウはどこでジョイボーイに関する情報を得たのでしょうか。

「ジョイボーイの資質」を持った者とは

カイドウのセリフに「お前もジョイボーイにはなれなかった」とあることから、かつてカイドウは、ルフィ以外にもジョイボーイの素質を持った人物に出会っていることが分かります。

自身に勝てなかったルフィに対し発言をしていることから、ジョイボーイの素質を持つ者とは、「窮地に笑う」の他に、カイドウと渡り合うことのできる人物であるとカイドウは考えているようです。

ワンピース1001話でカイドウは「自分と渡り合える人物」として以下5人の人物の影をルフィに重ねていました。

カイドウと渡り合える人物

  • ゴール・D・ロジャー
  • エドワード・ニューゲート
  • ロックス・D・ジーベック
  • シャンクス
  • 光月おでん

ジョイボーイの素質を持っていた者とは、このうちの誰かであると考えてよいでしょう。

カイドウ自身がジョイボーイになろうとしていない様子から、やはり、カイドウもジョイボーイとなれるのは「窮地に笑う」Dの一族であると考えていることが伺えます。

よって、5人のうちロジャーとロックスが該当しますが、カイドウは「元ロックス海賊団」であることを考えると、ロックスこそがカイドウの思い浮かべる「ジョイボーイになれなかった者」なのではないでしょうか。

この章の考察ポイント
  1. カイドウは「ジョイボーイ」が未来に現れることを知っている。
  2. カイドウの知る「ジョイボーイになれなかった者」とはロックス・D・ジーベックである。

カイドウはジョイボーイの情報をどこで得たのか

カイドウとロックス

かつてカイドウが所属していた「ロックス海賊団」の船長であり、「Dの一族」でもあるロックス・D・ジーベックは「ジョイボーイ」の情報を持っていた可能性があります。

ロックス・D・ジーベックとは

ロックス海賊団船長。「世界の王」となる野望のもと、世界政府に牙を剥き、政府に揉み消されるほどの事件を数多く引き起こした人物。38年前に起きた「ゴッドバレー事件」にて、ロジャーと手を組んだガープとの戦いの末に敗れた。

40年前にロジャーの前の時代を作ったとされるロックス・D・ジーベックは、「世界の王」となる野望を抱き「世界の禁忌」に触れたといいます(95巻957話)。そして、ロックスが壊滅した「ゴッド・バレー」は跡形もなく消滅し、地図からも削除されました。

「ゴッド・バレー」は明らかに、22年前のバスターコールで消された考古学の聖地オハラとリンクしています。

「世界の禁忌」というと世界政府が解読を禁止している「ポーネグリフ」がその最たるものと言えるので、ロックスはオハラの考古学者達と同じ様に、世界政府が隠す「不都合な歴史」という「世界の禁忌」に触れたのではないでしょうか。

したがって、ロックスは古代兵器に関する情報を持っていたと考えられ、古代兵器ポセイドンに関係する「ジョイボーイ」についても知っていた可能性は十分にあります。

よって、カイドウの持つ「ジョイボーイ」の情報はロックス経由である可能性が高いと考えられます。

カイドウの目的と「ジョイボーイの約束」

「世界の王」になる野望を持って世界政府に牙を剥き、世界に脅威を与えたロックス・D・ジーベック。同じ様にカイドウは古代兵器を手に入れ、世界に恐怖と戦争をもたらし、「暴力の世界」を作ろうとしています。

かつて、ロックス海賊団が結成されたのは巨大なドクロ岩のある「海賊島ハチノス」、カイドウが計画するのは巨大なドクロ岩をワノ国本土に移して建国する「海賊の帝国」です。

このように、カイドウは「ロックスの思想」に強く影響を受けていると考えられます。

また、カイドウの行動は「ジョイボーイの約束」にも近いものとなっています。

Dの意志考察では、ジョイボーイの意志を継ぐ「Dの一族」が「巨大な戦い」を起こして世界を破壊するとしましたが、カイドウもまた「巨大な戦い」「世界の破壊」に関して以下の発言をしています。

カイドウ「急げ “ジョーカー” 最期の戦闘準備を整えろ!!! こんな退屈な世界壊れてもいい!!! 世界最高の戦争を始めようぜ!!!」

引用:ワンピース79巻795話

カイドウは古代兵器を手に入れ、「世界最高の戦争」を起こして「世界の破壊」を目論み、ジョイボーイが遺した「ひとつなぎの大秘宝」を狙っています。

ジョイボーイの約束

古代兵器巨大な戦い世界の破壊ひとつなぎの大秘宝

カイドウの計画

古代兵器世界最高の戦争世界の破壊ひとつなぎの大秘宝

カイドウが「未来に現れるジョイボーイ」の情報を持っており、ジョイボーイが現れるとされるワノ国を拠点としているということは、カイドウもまた、ワノ国に「ジョイボーイ」が現れるのを待っていると考えられます。

そして、カイドウはジョイボーイの資質を「自身と渡り合うことのできる人物」であると捉えています。

カイドウは自殺が趣味であり、「死は人の完成である」という思想を持っていることから、ジョイボーイこそが自身を倒す人物であると考えているのではないでしょうか。

先ほど、カイドウの持つ「ジョイボーイ」の情報はロックス経由であると考察しましたが、かつてのロックスも「ジョイボーイ」になることを目指して世界政府に挑んだのかもしれません。

ワノ国でカイドウとビッグ・マムが同盟を組み、「ロックスの再来」とされている以上、ワノ国編でロックス海賊団の過去の詳細が描かれると考えられます。その際、「ロックス」「カイドウ」と「ジョイボーイ」の関係が明かされるのではないでしょうか。

この章の考察ポイント
  1. カイドウはロックス海賊団時代に「未来に現れるジョイボーイ」に関する情報を入手した。
  2. カイドウがワノ国を拠点とする理由はジョイボーイを待っているから。

ロックスと「ジョイボーイの伝説」

歴史上、古代文字の解読までこぎつけたのはオハラのみとされているので(41巻392話)、ロックスはポーネグリフの解読以外の方法で情報を得たと考えられます。

先ほども見た様に、カイドウの持つ「ジョイボーイ」の情報は、魚人島のポーネグリフというよりは、ネプチューンの語る「王族に伝わる伝説」に近い内容となっています。

しかし、ロジャーと親しかったネプチューンがそのライバルであったロックスと交友があったと可能性は低いので、ロックスが「ジョイボーイ」の情報を知っていたとすれば、他の地域に伝わる「伝説」であったのではないでしょうか。

ロックスとジョイボーイを繋げる「伝説」というと、ひとつ思い当たるものがあります。

デッケン「(遥か昔…信じ難き才能が海にあり…”海王類”をも従わせる人魚姫がいたという…その伝説を追い求め海底を目指した初代バンダ―・デッケン!!!)ご先祖よ!!! おれはついに!! 見つけたぞォ~!!!(中略)この伝説の真意は我が一族だギャラ知っているのだ!!!」

引用:ワンピース63巻625話

以前の記事で「バンダー・デッケン」と「デービー・ジョーンズ」の関係を考察しました(デッケン考察参照)。

ロックスが結成されたのは「デービーバックファイト」発祥の地である海賊島「ハチノス」。初代デッケンが「デービー・ジョーンズ」と関係するならば、「デッケンの一族に伝わる伝説」が海賊島ハチノスに伝わっている可能性があります。

「デッケンの一族に伝わる伝説」は「古代兵器ポセイドン」に関する伝説。この点についてはロックス考察編で。

ジョイボーイとカイドウの名前

ジョイボーイが「JOY(喜び) BOY(少年)」の意味を持つとすれば、かつて、「快童」ではないかと噂された四皇カイドウとの関係も気になります。

カイドウを漢字で「快童」とすると、「JOY(怪) BOY(童)」を意味するというわけです。

そもそも、「カイドウ」とは本名なのでしょうか。「カイドウ」と同じく先に名前だけが登場していた「ビッグマム」は本名「シャーロット・リンリン」でした。

同じ様に「カイドウ」も通称だったとすると、カイドウが意図的に「JOY BOY」を暗示する名前を名乗っているということも考えられます。

ちなみに、元ロックス海賊団のメンバーを紹介する際、センゴクは「白ひげ」「ビッグ・マム」「カイドウ」とカイドウ以外の2人を通称で呼んでいます(ワンピース957話)。ただし、同じ回で描かれたカイドウの手配書の表記は「KAIDOU」となっています。

名前については確定した情報ではありませんが、カイドウは「ジョイボーイ」について何らかの情報を持っていることは確かです。

この考察はジョイボーイ考察からカイドウに関する部分を切り取ったものです。ジョイボーイに関する考察は以下をご覧ください。

【最重要考察】ジョイボーイは巨大な王国最後の王!ルフィの麦わら帽子とマリージョアの国宝

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1件のコメント

  1. 匿名

    カイドウ自身がジョイボーイになろうとしているのでは?

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