イム&リリィ同一人物説。アラバスタ王国女王「リリィ」と「ビビ」の瓜二つの伏線からイムの不老の秘密が解ける|ワンピース最新話1116話チョイ見せネタバレ注意

「ネフェルタリ・リリィ」がイムの不老の秘密を握る

以前、ビビ失踪事件の真相はイムとの結婚が理由であると考察しました。

ビビ失踪の理由

ビビは「空白の100年」にイム様に関係した人物に瓜二つであり、イム様の伴侶の魂を入れる肉体として選ばれた。

この記事ではイムが「空白の100年」におけるアラバスタ王国の国王であると考察し、ビビに似た女性がイムの伴侶であったと考察しました。

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しかし今回、当時のアラバスタの王が「女王リリィ」であったと判明したことから、考察を以下のように修正します。

イムとリリィの関係

イムは「リリィ王女」の身体に憑依して800年間生き続けている。

実はこのように考えると、イムやビビに関する多くの伏線をつなげることができます。また、ビビに残る「結婚」の伏線もその延長線上に考えることができます。

順を追って説明します。

イムのモデル「バフォメット」とリリィ

このサイトでは、イムのモデルは「悪魔王サタン」であり、「両性具有」の悪魔「バフォメット」であると考察してきました。

「地獄」がテーマであるインペルダウン編のタイトル「地獄に仏」の「仏」に「オカマ」と振り仮名がされていることから、「イム=オカマ」と結論付けました。

イム様と地獄とオカマ
尾田 栄一郎「ONE PIECE」55巻537話/集英社

タイトル「地獄に仏(オカマ)」

引用:ワンピース55巻537話

そして、ワンピースで「オカマ」といえば、アラバスタ編で登場した「ボン・クレー」です。

ボン・クレーは「マネマネの実」の能力により、アラバスタ国王コブラに成りすましていました。

ボン・クレー「も~う男なんだか女なんだかわからない あちしがおかまである様に!!! この国の王は もう王なのか これで”あやふや”!!!」(中略)

カッパ「…国王が………“大おかま”になった…あの国王は…!!! ニセ者だったんだ!!!

引用:ワンピース19巻172話

同じことが「空白の100年」にも起こったのではないでしょうか。

つまり、「イム」の魂が「リリィ」の身体に憑依し、外見は「リリィ」内面は「イム」という状態となったと考えられます。

ちなみに「バフォメット」の頭には「ユリの花」を意味する「フルール・ド・リス」を逆さにしたものがのせられているとされます。

そして、アラバスタ編に描かれていた扉絵にも「ユリカー」というユリ科の花チューリップを頭につけた海賊が描かれていました。

この姿は「リリィ」と「バフォメット」が融合されたものと見ることが出来ます。

ちなみに、イムを暗示するとみられる「シュガー」の部屋にも「チューリップ」が描かれています。

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「リリィ」と「イム」と旧約聖書

イムの正体は「悪魔王サタン」としてきましたが、サタンの妻「リリス」もまた「リリィ」に関係すると考えます。

「リリス」には「LILI」という文字が含まれ、リリスの子「シェディム」には「IMU」という文字が含まれます。

そして、「シェディム」とは「死者の身体を動かす」とされていることから、これまで考察してきた「憑依」のイメージにも当てはまります。

前回、リリスとアマゾン・リリーが関係すると考察しました。

アマゾン・リリーの皇帝ハンコックの初期のイメージはまさに「リリス」です。

ハンコックとリリス
少年ジャンプ1999年表紙とリリス

また、イムとビビが結婚すると考察しましたが、イムの正体が両性具有であるとすると、「結婚」とは男女が一緒になること、つまり「ビビ」に「イム」が憑依することを表しているのかもしれません。

リリィのシルエットとイム様

ここまで考察してきたように、「リリィ」=「イム」であるとすると、イム様のシルエットは以下のようになっているのではないかと考えます。

リリィとイムの正体
リリィとイムの正体

リリィのシルエットでは頭部が隠れていますが、ここに長い王冠を被っていた可能性があります。

アラバスタ王国のモデルである「エジプト」の神話上の神が背の高い被り物をしていることからも違和感はないのではないでしょうか。

また、エジプトをはじめとしたイスラム教圏の女性は「ヒジャブ」と呼ばれる衣装を身に着けています。

全身を覆うマントと眼だけが出ている様子は、まさに黒いマントと「目」が強調されたイム様を思わせます。

ちなみに、イムの「三重の目」が多重人格を表している点について、ビッグマム考察で考察しています。

悪魔の実考察:ビッグマムのソルソルの実
ビッグマムとソルソルの実
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女王リリィとバーソロミュー・くまの聖書

以前、ビビにそっくりな女性として、ビビの母「ティティ」という存在について考察しました。

ビビの母「ネフェルタリ・ティティ」はビビだけでなくバーソロミュー・くまの聖書の表紙に描かれている女性に非常によく似ています。

また、最新話でイムは「ムー」と自称しています。

「ムー」とは「ムー大陸」の王の「ラ・ムー」を連想させますが、「ラ・ムー」とは太陽神の化身です。

バーソロミュー・くまの聖書には太陽信仰を意味する太陽十字、表紙の女性の後ろにも太陽が描かれているので、イム様は「リリィ」の身体だけでなく、かつての「太陽の神ニカ」の地位をも奪って「創造主」を名乗っているのではないでしょうか。

追記:ワンピース1116話にリリィの写真を見つめるイム

ワンピース最新話1116話、「花の部屋」でリリィの写真を見つめるイムが描かれました。やはり、イムがリリィに執着している様子が伺えます。

「部屋に写真を飾る」という行為はスリラーバーク編で登場したホグバックを思わせます。

ホグバックといえば、女優シンドリーに求婚し振られた後、彼女の肉体に別人の「魂」を入れることでゾンビ化していました。

同じことをイムがリリィにしていたとすれば…前回と今回の考察に非常に近い状態と言えるのではないでしょうか。

この考察へのコメント  5

  1. 今回の最新話1116話でルルシア王国崩壊させたのはプルトンであり、その動力がマザーフレイムだと確定しました。

    これで次の考察の照準はウラヌスが何なのかとどこにあるのかに集まるのかなと思います。

    ウラヌスの情報が開示されるのも楽しみですね

  2. いやプルトンじゃなくウラヌスでしょあれ
    プルトンは和の国の海中にあるのに何言ってんだ

  3. どう考えてもプルトンですよ、世界政府にもプルトンがあるんですね

  4. どう考えてもウラヌスでしょ
    なんでプルトンが二つあるんだよ草

  5. トラファルガーローのシャンブルズで入れ替えできるんですよね。
    ズネーシャがリリィかも。

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