古代兵器ポセイドンの正体に続き、明らかとなった3つ目の古代兵器「ウラヌス」。「ウラヌス」とは何を意味するのか。神の名を持つ3つの古代兵器の名称と「衛星」をヒントにその正体を探る。
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3つの古代兵器の名前と正体の関係
3つ目の古代兵器「ウラヌス」登場
3つの目の古代兵器の名が「ウラヌス」であると判明した。
以前、古代兵器には「プルトン」「ポセイドン」の他に天候を操る古代兵器「ゼウス」が存在すると考察したが、新たに登場した兵器はギリシャ神話の天空神「ウーラノス」に由来すると考えられる「ウラヌス」であった。
以前の考察では、ローマ神話の冥府神「プルートー(ギリシャ神話のハデス)」、ギリシャ神話の海洋神「ポセイドーン」との関係から、3つ目の古代兵器は「ゼウス」に由来すると推測した。
- ポセイドン: ギリシャ神話の海洋神「ポセイドン」
- プルトン:ローマ神話の冥府神「プルートー」≒ ギリシャ神話「ハデス」
- ゼウス:ギリシャ神話の天空神「ゼウス」
天空神であるならば同じく「クロノス」と「レア」の間に生まれた弟「ゼウス」が適当であるが、なぜ3つ目の古代兵器の名は「ウラヌス」なのだろうか。
考えられるのは、プルトン、ウラヌス、ポセイドンとは、ギリシャ神話の神に由来するのではなく、太陽系の惑星「天王星」「海王星」「冥王星(準惑星)」に因んだ名称であるという可能性である。
3つの古代兵器と惑星
古代兵器「ウラヌス」の登場から、その関係を考え直すとすれば、以下のようになる。
古代兵器 | 対応する惑星 | 対応する神話の神 |
---|---|---|
ポセイドン | 海王星(Neptune) | ローマ神話「ネプトゥーヌス」 ≒ギリシャ神話「ポセイドン」 |
プルトン | 冥王星(Pluto) | ローマ神話「プルートー」 |
ウラヌス | 天王星(Uranus) | ギリシャ神話「ウーラノス」 |
しかし、古代兵器が惑星に関係したとして、それぞれの兵器の正体を考察する手がかりになるだろうか。
そこで、3つのうち正体が判明している「古代兵器ポセイドン=人魚」「古代兵器プルトン=戦艦」と惑星との関係を考えてみよう。ある繋がりが見えてくるのである。
古代兵器の名前は対応する惑星とその衛星に関係する?
古代兵器「ポセイドン」と海王星の衛星「トリトン」
まず、古代兵器ポセイドンについて、「海王星」と「人魚」を繋ぐものを考えると、海王星最大の衛星「トリトン」に行き着く。その由来であるギリシア神話の海神「トリートーン」は人間の上半身と魚の尾を持つ「人魚」として描かれるからである。
トリートーンが特別しらほしに似ているというわけではないが、ギリシャ神話の「ポセイドーン」よりは「人魚」であるという外見的な共通点があるといえる。
ならば、他の古代兵器についても対応する「惑星」とその主な「衛星」の名前とに何かしらの繋がりがあるのではないか。以下がそれをまとめた表である。
古代兵器名 | 由来 | 最大の衛生 |
---|---|---|
ポセイドン | 海王星 | トリトン |
プルトン | 冥王星 | カロン |
ウラヌス | 天王星 | チタニア |
「ポセイドン」以外のの古代兵器についても見ていこう。
古代兵器「プルトン」と冥王星の衛星「カロン」
冥王星の最大の衛星は「カロン」であり、その名はギリシャ神話に登場する冥府の川の渡し守「カローン」が由来である。
「カローン」とは冥界へ向かう死者の霊を小舟で対岸へと運ぶ渡し守である。船そのものではないが、船との関係が深い存在である。
先に見た「ポセイドン」の例と合わせて考えると、対応する衛星は能力を表すというよりは外観のヒントとなっているのではないか。ならば、新たに登場した古代兵器ウラヌスの正体もここから推測できる。
古代兵器ウラヌスの正体は「月の人」?
天王星の最大の衛星は「チタニア」であり、シェイクスピア「夏の夜の夢」に登場する妖精の女王「ティターニア」が由来である。
ワンピースにおいて「妖精」といえば、扉絵シリーズでゴッド・エネルが到着した「フェアリーヴァース(限りない大地)=月」と関係がありそうである。
「フェアリー」とは「妖精」を意味し、月が妖精の生まれた地である可能性を前回示した。また、羽の生えた「ティターニア」の外見と共通して、月の壁画に描かれた「月の人」も羽を持っていた。
これまでに見てきた兵器と衛星との関係から、衛星の由来となったものが、古代兵器の外観を表しているとするならば、今回新たに登場した古代兵器ウラヌスとは背中に羽の生えた「月の人」に関係するのではないだろうか。
3つの古代兵器の正体と衛星のまとめ
3つの古代兵器と衛星との関係を以下の表にまとめる。
古代兵器名 | 由来 | 最大の衛生 | 由来=外観 |
---|---|---|---|
ポセイドン | 海王星 | トリトン | 人魚 |
プルトン | 冥王星 | カロン | 渡し守 |
ウラヌス | 天王星 | チタニア | 妖精 |
以上、今回はワンピースに登場する3つの古代兵器について「惑星」という観点から考えました。これによって何か発見があるというわけではないですが、こんな考え方もあるかなと記事にしました。
古代兵器の細かい用途など、ワンピース原作からの考察は以下をご覧ください。
結局はギリシア神話なのね
かな
妖精って言えばドレスローザで小人が妖精って呼ばれてた
マンシェリーのチユチユの実とか関係ある気がする
プルトニウム➡プラトン(語源)
ウラン➡ウラヌス(ウラノス)(語源)
らしい。
それと、レイリー減衰とレイリーの名の付く言葉があり、これが関係してくるのか分からないけど…
レイリー減衰とは、建造物を建設時に耐久性の強度など考慮する数式。
例えば、上記だとすると原子炉などかな。
グラグラの実の力を抑える事も出来そうな気がする。
結構ギリシャ神話が、関係しているんだ。
水金地火木土天海冥
惑星だとするなら、他の星はどうなのだろう?
古代に作られた兵器、たった3種類とは思えないよね
天の次に内側なのは土星、衛星で一番大きいのはタイタン、巨人ですね
木星の衛星で一番大きいのはガニメデ、元になったギリシャ神話の登場人物はガニュメーデースは神々の給仕だったとか
ポセイドンが生体兵器だった事を考えると、巨人族も古代に作られた生体兵器だったかも!?
では神々の給仕をモチーフにしたとすれば、奉仕種族?そして実はそれが反乱して神の座を乗っ取っているとしたら……
SF的でワクワクしてきちゃいますね
プルトン=プルトニウム
ウラヌス=ウランだとすると
プルトニウムとウランは核兵器の主原料。
もしこの2つを手にして、核兵器を作り出すことが出来るとしたら
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