バーソロミュー・くまの「特殊な種族」とは?ビッグ・マムとくまの共通点からワンピース世界の人類の起源について考察します。ワンピース最新話1095話追記あり

バーソロミュー・くまの「特殊な種族」とは何か

くまの「特殊な種族」とは

ワンピース1064話にて、バーソロミュー・くまが「特殊な種族」であることが明かされました。

特殊な種族バッカニア族とは
尾田 栄一郎「ONE PIECE」105巻1064話/集英社

ボニー「父は言ってた 自分は特殊な種族だって だから何だ!? 実験を強要していい理由にはならねェ!!」

引用:ワンピース105巻1064話

このバーソロミュー・くまが属する「特殊な種族」とは何なのでしょうか。

同じ話でジンベエはくまとベガパンクの関係について以下のように発言しています。

ジンベエ「ベガパンクがくまの筋力潜在能力に惚れ込んでいた為に”身体改造”と”クローン開発”への参加を条件に”王下七武海”として海へ戻った男…!!」

引用:ワンピース105巻1064話

この発言から、くまの種族の特徴とは「筋力」であることがわかります。

この章の考察ポイント

くまの特殊な種族の特徴は「筋力潜在能力」である。

くまの特殊な種族と「万国にいない3種」との関係は?

ワンピース世界の種族について、ワノ国編でビッグ・マムが以下のように語っていました。

バッカニア族とビッグマム
尾田 栄一郎「ONE PIECE」94巻951話/集英社

ビッグ・マム「おれの国にいねェ”種族”がまだ実は”3種”いるのさ 1種は歴史の彼方に消えちまったかも知れねェが…お前は生きてる!!!」

引用:ワンピース94巻951話

このビッグ・マムの発言から「トットランド」にいない種族は次の3種であると考えられます。

トットランドにいない種族

  • 巨人族
  • ルナーリア族
  • 特殊な種族

ただし、くまの種族の特性が「筋力」であるならば、生まれつき超人的な「腕力」を持つビッグ・マムはくまと同じ特徴を持っている可能性があります。

実は、くまの「特殊な種族」を考えるにあたり、ビッグ・マムの体質は非常に重要な鍵を握っています。

結論から言ってしまえば、くまの「特殊な種族」とは旧世界における「全人類の祖先」であると考えます。

「筋力」という特徴だけでなぜそんなことが言えるのか?と疑問に思われるかもしれません。

しかし、「筋力」や「腕力」といった観点からそれぞれの人種を見ていくと、ワンピース世界における種族の重要な秘密が見えてきます。

くまの種族の「筋力」と他種族との関係

くまの種族「筋力潜在能力」とは

ベガパンクはくまの「筋力潜在能力」に惚れ込んだとされていますが、その「筋力潜在能力」とは何を意味するのでしょうか。

ワンピース世界の種族の多くは生まれつき超人的な「腕力」を持っています。特に「魚人族」「巨人族」「小人族」は、腕力が種族の特徴として明確に描かれています。

例えば、魚人の腕力が人間の10倍であることは、ワンピース作中で繰り返し描かれています。

ロズワード聖「グズな”人間”などに乗るからだえ 乗るなら魚人に限る 腕力が人間の10倍あるからな」

引用:ワンピース51巻500話

また、人間よりも体が小さい「小人族」もなぜか「超人的な腕力」を持っています。

くまの種族とトンタッタ族
尾田 栄一郎「ONE PIECE」71巻711話/集英社

ウィッカ「歩けない…さっき足をくじいたようれす 私ったらドジっドジっ」
ゾロ「何だそのパワー 地面割れてんぞ!!

引用:ワンピース71巻711話

その他、明確に腕力の強さが描かれていない種族もいますが、ミンク族は「生まれながらに天性の戦士」とされ、さらにスーロン化によって腕力が向上します。

また、足長族には種族特有の「脚功道(ジャオクンドー)」と呼ばれる格闘技があり、その威力は「鉄の鞭」と称されます。

このように、ワンピース世界では人間以外の多くの種族が超人的な「筋力」を持っています。

この章の考察ポイント

人間以外の多くの種族が生まれつき「超人的な筋力」を持っている。

くまの種族は旧世界における「全人類の祖先」である

このサイトでは、ワンピース世界の種族は「陽樹イブ」と「宝樹アダム」が起源であると考察しています。

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くまの「特殊な種族」について、「筋力」や「腕力」に注目してみると、くまの種族とは以下の位置にあたるのではないでしょうか。

つまり、くまの種族とはワンピースの旧世界における「全人類の祖先」である可能性です。

「腕力」だけを見れば、くまの種族を他の種族と同等と見ることもできます。

しかし、わざわざ「希少な」ではなく「特殊な」とされていることから、くまの種族は他の種族と横並びではないのではないでしょうか。

さらに、くまの種族とよく似たビッグ・マムのケースが、くまが「人類の祖先」であることを証明してくれます。

ビッグマムの血統因子の秘密からくまの「特殊な種族」を考える

ビッグ・マムとくまの種族

ビッグ・マムもまた、生まれながらに強靭な筋力を持つことが強調されています。

バッカニア族とビッグマム
尾田 栄一郎「ONE PIECE」86巻866話/集英社

ビッグ・マム「熊さんったらオオカミさんを食べちゃったの 悪い子だから おれ熊さんをたたいたんだ!!」
カルメル「…熊さん反省中みたいね 何回たたいたの?」
ビッグ・マム「いっかいだけよ」
カルメル(即死……)

引用:ワンピース86巻866話

ならば、ビッグ・マムもまた「特殊な種族」なのでしょうか。

しかし、ビッグ・マムの両親は普通の人間であるようなので、マムがくまと同じ「特殊な種族」である可能性は低いです。

だとすれば、ビッグ・マムの腕力は「特殊な種族」の隔世遺伝であると考えられます。

ワンピース種族の隔世遺伝

ワンピース世界では魚人・人魚族に「隔世遺伝」「先祖返り」があることが判明しています。

ワンピース世界の種族
尾田 栄一郎「ONE PIECE」63巻616話/集英社

デン「魚人は魚人の人魚は人魚の古〜い記憶を遺伝子に宿している タコの人魚の親からサメの人魚が生まれたら−それは その親の古〜い先祖の誰かがサメの人魚だったという事さ」

引用:ワンピース63巻616話

そして、ミンク族についても「隔世遺伝」が起こるとされています(84巻SBS)。

同じことが人間にも起こるとすれば、マムの古い先祖にくまと同じ「特殊な種族」がおり、隔世遺伝によって、マムにも種族の特徴が表れたのではないでしょうか。

マムの子供は本当にハーフか?

ビッグ・マムの子どもには他種族とのハーフが多数います。以下はハーフであることが判明している子供たちです。

シャーロット家のハーフの子供達

31男 モービル 手長族のハーフ
34男 マスカルポーネ 蛇首族のハーフ
14女 スムージー 足長族のハーフ
15女 シトロン 足長族のハーフ
16女 シナモン 足長族のハーフ
20女 プリム タコの半人魚
21女 プラリネ 人魚のハーフ
24女 マーブル 手長族のハーフ
25女 ミュークル 手長族のハーフ
26女 メープル 手長族のハーフ
29女 ジョスカルポーネ 蛇首族とのハーフ
35女 プリン 三つ目族のハーフ

しかし、ハーフであるにも関わらず、どの子供たちも父親側の血統因子を100%引き継いでいるように見えます。

例えば、スムージーの姉妹は足長族の父親と人間であるマムの間に生まれた「足長族のハーフ」ですが、マムの特徴は見られず、純足長族と同じ外見をしています。

バッカニア族とワンピースの種族
尾田 栄一郎「ONE PIECE」106巻1067話/集英社

さらに、シャーロット家の中には「小人族のハーフ」と見られる子供がおり、母親が身長9m近いにも関わらず小人族と同じサイズです。

ビックマムの血統因子
尾田 栄一郎「ONE PIECE」84巻845話/集英社

ワンピースの世界にシャーロット家を除くハーフはほとんど存在しないので証明が難しいですが、例えば巨人と魚人のハーフ「ビッグパン」の身長は巨人より低くなっています。

マムの血統因子とハーフの謎

このように、ビッグ・マムの血統因子は非常に特殊です。

そして、先ほど見たようにその血統因子が「全種族の祖先」のようなものであるならばこの現象を説明できます。

つまり、マムがもともとそれぞれの種の要素をもった「全種族の祖先」であるならば、どの種族と混血しても「戻し交配」のような効果で、それぞれの種族の特徴が薄まることなく遺伝されるというわけです。

このような視点で考えると、マムとはまさに「全種族の母」にあたるまさに「ビッグ・マム」ということになります。

この章の考察ポイント

  1. マムは隔世遺伝によって「特殊な種族」の特徴を持つ
  2. マムの血統因子は他種族と混血しても種の特徴が薄まらない

まとめ:バーソロミュー・くまの「特殊な種族」と旧世界の人類

現時点で判明しているバーソロミュー・くまの「特殊な種族」の特徴は「筋力」のみです。

今回はくまの「特殊な種族」について、ビッグ・マムとの共通点から、以下のように考察しました。

この考察のポイント

バーソロミュー・くまの「特殊な種族」とはワンピースの旧世界における「全人類の祖先」である

くまの「特殊な種族」が旧世界の全種族の祖であるとすると、現在のワンピース世界の筋力を持たない「人間」の祖先との違いはどこにあるのでしょうか。

次回は現在のワンピース世界の大部分を占める「人間」の起源について考察します。

なお、ニカとルナーリア族の起源については、以下に詳しく考察しています。

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ニカとルナーリア族の体質の違いから、ワンピース世界の人類創造に「月の人」の血統因子が関わる可能性を考察しました。

「くまの特殊な種族」に関しては、以下に最新の考察があります。

↓↓↓以下、アニメ派の方はネタバレ注意

ワンピース1095話追記:特殊な種族の名前は「バッカニア族」と判明

最新話ワンピース1095話にて、バーソロミュー・くまの種族が絶滅種「バッカニア族」であることが明かされました。

サターン聖「”くま”か…あいつは生まれながらに奴隷階級…–かつて世界に対して大罪を犯した一族の末裔……!! 絶滅種”バッカニア族”の生き残り…!!」1095話

引用:ワンピース巻話

ワンピース最新話で描かれたくまの種族「バッカニア族」に関する情報は以下です。

「バッカニア族」とは

  • 巨人族の血を引く
  • 絶滅種であり奴隷階級
  • かつて世界に大罪を犯した一族
  • 太陽の神ニカの伝説が伝わる

「バッカニア族」に関しては、以下に最新の考察があります。

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ここでは、くまの特殊な種族について考察しています。新しい情報が判明しましたが「特殊な種族」に関する結論はここでの考察と大きく変えていません。

この考察へのコメント  1

  1. ベガパンクはくまの「筋力潜在能力」にだけ興味を持っていたのでしょうか
    それともくまがバッカニア族で全種族の祖先となる血統因子を
    持っている可能性についても知っていたのでしょうか

    ベガパンクが血統因子を発見できた理由は
    くまからバッカニア族の話を聞いて、バッカニア族と各種族の関係から
    血統因子というものが存在する可能性に気付いたからとか?

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