ロックスと黒ひげマーシャル・D・ティーチの共通点は何を意味するのか。黒ひげとロックス・D・ジーベックが受け継ぐDの魂とヤミヤミの実の秘密とは…

ワンピース957話「ロックス・D・ジーベック」率いるロックス海賊団

ロジャーの前の時代を作った海賊として語られていた「ロックス」。ついに、ワンピース957話で「ロックス」の詳細情報が判明しました。

ロックス海賊団とは

  • ロジャーの前の時代を作った海賊団
  • 船長はロックス・D・ジーベック
  • 儲け話の為に「海賊島ハチノス」に集められた個性の集団
  • 仲間殺しの絶えない凶暴な一味
  • ロックスによる事件の多くは政府に揉み消された
  • 政府に牙を剥き、世界の禁忌に触れた
  • 38年前ゴッドバレーでガープ&ロジャーにより壊滅

さらに、957話ではロックス海賊団の主要メンバーも明らかになりました。

ロックス・D・ジーベック
ロックス・D・ジーベック

ロックス・D・ジーベックとは

  • 「世界の王」となる野望を持っていた
  • ロジャーの最強の敵であった
  • Dであることを隠され「ロックス」と呼ばれた
白ひげエドワード・ニューゲート

ロックス海賊団:エドワード・ニューゲート

懸賞金50億4600万ベリー 通称白ひげ。かつて、海賊王ロジャーと唯一互角に渡り合い、ロジャーの死後、大海賊時代の頂点に君臨した「世界最強の海賊」。超人系悪魔の実「グラグラの実」の能力者。

ワノ国四皇カイドウ

ロックス海賊団:四皇カイドウ

懸賞金46億1110万ベリー 百獣海賊団総督であり、動物系幻獣種の悪魔の実「ウオウオの実 モデル“青龍”」の能力者。ワノ国の将軍オロチと手を組んでワノ国をほぼ制圧している。

ソルソルの実の能力者シャーロット・リンリン(ビッグマム)

ロックス海賊団:シャーロット・リンリン

懸賞金43億8800万ベリー ビッグ・マム海賊団船長でありトットランド女王。「ソルソルの実」の能力で魂を操ることができる。

ロックス海賊団メンバー

  • 船長:ロックス・D・ジーベック
  • エドワード・ニューゲート
  • ビッグ・マム
  • 百獣のカイドウ
  • 金獅子のシキ
  • 銀斧(ぎんぷ)
  • キャプテン・ジョン
  • 王直(おうちょく)

後に四皇となる若き日の白ひげ、カイドウ、ビッグ・マムなど錚々たるメンバーで構成されたロックス海賊団。その船長であるロックス・D・ジーベックについてはこれ以上の情報は明かされていませんが、ワンピース本編に登場する「ある人物」と重ね合わせることによってその正体を考察します。

ロックスと黒ひげの共通点は何を意味する?

ロックス・D・ジーベックの正体を考察する上で重要となる「ある人物」とは同じくDの一族であるマーシャル・D・ティーチです。

黒ひげとロックス

Dの一族:マーシャル・D・ティーチ

黒ひげ海賊団の提督 通称「黒ひげ」。懸賞金22億4760万ベリー。悪魔の実の歴史上で最も凶悪とされる「ヤミヤミの実」の能力者であり、闇の引力で全ての物体を引き込む能力を持つ。また、頂上戦争で白ひげの「グラグラの実」の能力を何らかの方法で奪った。

黒ひげティーチはロックス・D・ジーベックと多くの共通点を持っています。

ロックスと黒ひげの共通点

  • Dの一族
  • 「海賊島ハチノス」に関係
  • 黒ひげの船「サーベルオブジーベック号」
  • 野心家であり「世界の王」を目指す
  • 仲間集めと仲間殺し

これらロックスと黒ひげの共通点をそれぞれ詳しく見ていきましょう。

黒ひげの船「サーベルオブジーベック号」

まず、ロックスと黒ひげの最大の繋がりは、黒ひげ海賊団の船「サーベルオブジーベック」です。直訳すると「ジーベックの剣」のような意味になりますが、明らかにロックス・D・ジーベックを意識してつけた名前です。

黒ひげの船「サーベルオブジーベック」
黒ひげの船「サーベルオブジーベック」

だとすると、黒ひげはロックスに強い拘りを持っていたと考えられます。

ロックス海賊団の起こした事件の多くがもみ消されており、ロックス海賊団に関する情報は一部の海兵しか知らないとされています。

しかし、黒ひげの趣味は「歴史研究」であるので(82巻SBS)、他の海賊が知り得ないロックスに関する何らかの情報を得ていたのかもしれません。

ロックス結成の地「海賊島ハチノス」

さらに、黒ひげが拠点としている「海賊島ハチノス」もロックスと黒ひげをつなぐ重要な要素です。

「海賊島ハチノス」はロックス海賊団結成の地ですが、現在、黒ひげが拠点としている島です。92巻925話ではゲッコー・モリアが「海賊島ハチノス」にいる黒ひげを訪ねるシーンが描かれています。

ちなみに、海賊島ハチノスは「海賊達の楽園」と呼ばれ、「デービーバックファイト」発祥の地でもあります。

デービーバックファイトとは

かつて「海賊島」で生まれた海賊のゲーム。ゲームで負けた海賊団は勝利した海賊団に仲間や海賊旗などを取られ、奪われたものはゲームでのみ奪還することができる。また、引き渡された者は敵船の船長に忠誠を誓うというルールがある。

だとすると、ロックス海賊団とは「デービーバックファイト」によって結成された海賊団なのではないでしょうか。

ロビン「海のどこかにあるという海賊達の楽園『海賊島』でその昔生まれたというゲーム…より優れた船乗りを手に入れる為 海賊が海賊を奪い合ったというわ」

引用:ワンピース33巻306話

ロックス海賊団は「一つの儲け話の為にかき集められた」とされており、「語り継ぐ者がいないほど仲が悪かった」とされている点を考えても、デービーバックファイトによって無理やり仲間を集めた可能性が高いです。

この考察が正しいとすると、インペルダウン襲撃によって、世界最悪の囚人達を集めた黒ひげ海賊団とも共通します。

もみ消されたロックス海賊団の事件

センゴクはロックス海賊団に関する事件の多くは、世界政府によってもみ消されていると説明しています。この点についても黒ひげティーチと共通します。

黒ひげティーチはインペルダウンを襲撃し、LEVEL6に幽閉されていた囚人を仲間に加えていますが、その事件は政府によってもみ消されました。連れ出した囚人自体も「世間から存在をもみ消された程の世界最悪の犯罪者達」とされています。

ロックスが目指した「世界の王」と黒ひげ

センゴク曰く、ロックスは「世界の王」を目指す野心家であったといいます。一方、黒ひげも何らかの野心を持って行動しています。バナロ島でエースと戦った際、以下のような発言をしています。

ティーチ「おれと一緒に世界を取ろう!!! おれが成り上がる手段は もう全て計画してある!!! “白ひげ”の時代は もう終わりだ!!! 海賊王にはおれがなる!!!」

引用:ワンピース45巻440話

黒ひげは「海賊王」を目指しており、「世界を取る」と発言しており、ロックスと同じく「世界の王」を目指していると言えます。

同じく「海賊王」を目指すルフィが、海賊王とは「世界で一番自由な奴」と捉えているのとは正反対の思考です。

これら「ロックス」と「黒ひげ」の共通点は何を意味するのでしょうか。

ロックス&黒ひげに受け継がれる「闇の意志」

「Dの一族」と受け継がれる「魂」

Dの一族考察では、Dは「Dの意志」だけでなく、過去に生きた「Dの一族の魂」を受け継いでいると考察しました。

例として、ロジャーとルフィの共通点を挙げ、この2人が「空白の100年」に存在した「ジョイボーイの魂」を受け継いでいると考察しています。

【Dの一族】ジョイボーイのライバル?受け継ぐ「2つの魂」と宿命の種族の「数奇な運命」の意味
【Dの一族】ジョイボーイのライバル?受け継ぐ「2つの魂」と宿命の種族の「数奇な運命」の意味
ジョイボーイにはライバルがいた?Dの一族が受け継ぐ2つの魂!? ロックスと黒ひげに受け継がれるもう一つの魂「闇の意志」の存在とは。宿命の種族Dの「数奇な運命」の意味を考察する。

だとすると、今回登場した「ロックスの魂」を受け継いでいるのが黒ひげティーチであると考えられます。ロックスと黒ひげの共通点はそのことを示しているのではないでしょうか。

Dに受け継がれる2つの魂とロックス

Dの一族考察では、ロジャーとロックス、ルフィと黒ひげの関係から「空白の100年」にジョイボーイと敵対した「もう1人のD」がいるとしました。よって、その関係は以下のようになります。

ジョイボーイロジャールフィ
↓↑ 因縁
???ロックス黒ひげ

「Dの一族」について知る白ひげは、頂上戦争終盤に以下の様な発言をしました。

白ひげ「ロジャーが待ってる男は。少なくともティーチ お前じゃねェ。

引用:ワンピース59巻576話

ロジャーと同じく「ジョイボーイの魂」を受け継ぐルフィは、いずれ世界を「夜明け」へと導くと考えられ、「ロジャーが待ってる男」であると考えられます。

そして、かつてのロックスを知る白ひげは、黒ひげティーチに受け継がれるロックスの魂に気づき、「お前じゃねェ」と発言したのではないでしょうか。

それでは、ロックスから黒ひげに受け継がれた意志とはどのような意志なのでしょうか。

ロックスの意志とは

ルフィを始めとするDの一族は「支配ではなく自由を求める」という共通点を持っていますが、先ほど見た様に、ロックスと黒ひげはDの一族の中でも異質の存在であり、明らかに「支配」を求めています。

ロジャー世界の夜明けを起こす=自由
ロックス世界の王になる=支配

ロジャーやルフィの受け継ぐ意志は「夜明け」を起こす意志でることから「太陽の意志」、相対する意志であり、Dの闇であるロックスや黒ひげが受け継ぐ意志を「闇の意志」と考えることができます。

バナロ島でエースと戦った際の黒ひげの発言は、Dに受け継がれるこの2つの意志を表していたと考えられます。

黒ひげ「太陽か!! 闇か!! 勝者は一人だ!!!」

引用:ワンピース46巻441話

魚人島ではこの「太陽」と「闇」の思想の対比がはっきりと描かれており、「受け継がない意志」というタイトルで表されています。両者の決定的な違いは「歴史の受け継ぎ方」です。

Dの一族が受け継ぐ2つの魂
Dの一族が受け継ぐ2つの魂
太陽の意志歴史を背負う→ 新しい世界へ
闇の意志歴史を引き継ぐ→ 歴史への復讐
この章の考察ポイント

  1. ジョイボーイの魂を受け継ぐ者は「太陽の意志」を持ち、世界を夜明けへと導く。
  2. ジョイボーイと真逆の「闇の意志」を持つ魂を受け継ぐロックス・黒ひげは「支配」を目指し、歴史への復讐を目的とする。

そして、ロックスと黒ひげが「闇の意志」を受け継いでいるとすると、もう1つ気になる部分があります。

ロックスは「ヤミヤミの実」の能力者であったか?

黒ひげティーチと「ヤミヤミの実」

ロックスが「闇の意志」を受け継いでいたとすると、黒ひげティーチが「ヤミヤミの実」に拘った理由が見えてきます。

ロックスもまた「ヤミヤミの実」の能力者であった可能性です。黒ひげは「ヤミヤミの実」について以下の様に発言しています。

ロックス考察ヤミヤミの実と黒ひげ
尾田 栄一郎「ONE PIECE」45巻440話/集英社

ティーチ「あいつがおれの意中の”悪魔の実”を手に入れやがったんだ!! おれァ図鑑に載ってる実の形は全て覚えてたから それがおれの求め続けた実だとすぐにわかった 何十年も白ひげの船にいたのは その実が転がり込んで来る確率が一番高ェと思ったからだ」(中略)

エース「それでサッチを殺して…奪ったのか」

ティーチ「まァ ハズミさ この能力はおれを選んだんだよエース」

引用:ワンピース45巻440話

悪魔の実の形を全て覚えていたという黒ひげですが、数ある悪魔の実の中で「ヤミヤミの実」に目を付け、何十年も求め続けていました。そして、「能力はおれを選んだ」と発言しています。

自身の船に「サーベルオブジーベック」と名付けていることからも、明らかに黒ひげはロックスの存在を意識していることが窺えます。

だとすれば、黒ひげが動き出した原点でもある、何十年も求め続けた「ヤミヤミの実」こそが、かつてのロックスの能力であった可能性は非常に高いと言えます。

ロックスが「ヤミヤミの実」の能力者であったという伏線

「ヤミヤミの実」の能力を使用する際、闇人間となった黒ひげの髪は歪んだ描かれ方をしますが、957話に描かれたロックスのシルエットでも髪が歪んで描かれています。

別のコマではロックスの髪型はまっすぐに尖ったような描かれ方をしているので、ヤミヤミの能力使用時の変化であると考えられます。

ロックス・D・ジーベック
ロックス・D・ジーベック

また、957話にはロックスの海賊船にマークが描かれていますが、突起部分が先ほどティーチの回想に描かれていた「ヤミヤミの実」の形と非常に良く似ています。

ロックス海賊団とヤミヤミの実考察
尾田 栄一郎「ONE PIECE」95巻957話/集英社

さらに、「ヤミヤミの実」は悪魔の実の歴史上「最も凶悪」とされる実であり(46巻441話)、ティーチの前にその能力を使用して脅威を示した者がいるはずであると考察しています。

その前能力者が今回登場したロックスであったとすれば、「最も凶悪」という表現がぴったりと当てはまります。

そして、ロックスが「ヤミヤミの実」の能力者であったとすれば、元ロックス海賊団である白ひげはその能力を知っていると考えられます。

頂上戦争で「ヤミヤミの実」の能力による攻撃「闇水」を使用した黒ひげに対し、白ひげは「……」という反応を見せた後、冷静に対処していました。

ロックスと黒ひげのヤミヤミの実
尾田 栄一郎「ONE PIECE」59巻576話/集英社

同じくバナロ島で「闇水」を受けたエースの反応と白ひげの反応の違いを見るとその差は歴然です。

黒ひげのヤミヤミの実
尾田 栄一郎「ONE PIECE」46巻441話/集英社

やはり、白ひげは「ヤミヤミの実」の能力について以前から知っていたと考えられ、その能力者とはロックス・D・ジーベックであると考えます。

ロックス&黒ひげの意志の象徴「ヤミヤミの実」

ジョイボーイ考察では「ジョイボーイの魂を受け継ぐ者」の象徴が「麦わら帽子」だと考察しました。

だとすれば、敵対する「闇の意志」の象徴こそが受け継がれる「ヤミヤミの実」なのではないでしょうか。

太陽の意志:ロジャー →麦わら帽子→ ルフィ
闇の意志:ロックス →ヤミヤミの実→ ティーチ

麦わら帽子は太陽を暗示する物であり、「太陽」と「闇」をそれぞれ象徴するアイテムとして、ぴったりのイメージだと考えられます。

この章の考察ポイント

  1. ロックスは「ヤミヤミの実」の能力者であり、それ故に黒ひげティーチは「ヤミヤミの実」を手に入れることに拘った。
  2. 太陽の意志を継ぐ者の象徴は「麦わら帽子」であり、闇の意志を継ぐ者の象徴は「ヤミヤミの実」である。

ここまで、「太陽の意志」「闇の意志」として、その対立関係を考察してきましたが、いずれ2つの意志は衝突すると考えられます。

2つの意志の衝突「ゴッドバレー事件」と「巨大な戦い」

バナロ島の決闘

ワンピース本編で始めてDの一族同士の戦いが描かれたのはエースと黒ひげによる「バナロ島の決闘」です。先ほど引用した「太陽か闇か勝者は1人」という黒ひげの発言もこの回で描かれています。

そして、バナロ島の決闘が「頂上戦争」の引き金となったように、相反する2つの意志の衝突は、Dが引き起こす世界中を巻き込む程の「巨大な戦い」へと発展すると考えられます。

エース vs 黒ひげ頂上戦争
ルフィ vs 黒ひげ巨大な戦い

その「巨大な戦い」の引き金となる「ルフィと黒ひげの戦い」とはどのようなものになるのでしょうか。ここでもやはり「ロックス」がヒントになると考えられます。

ゴッドバレー事件

過去にもう1つ起こった「Dの一族同士の対決」と言えば、ロックス海賊団が壊滅させられた「ゴッドバレー事件」です。ワンピース95巻957話でセンゴクは「ゴッドバレー事件」の真相を以下のように語っています。

センゴク「『ゴッドバレー』にて”天竜人”とその奴隷達を守る為 そこに居合わせたガープとロジャーが手を組み『ロックス海賊団』を打ち破った事件!! それが『ゴッドバレー事件』だ」

引用:ワンピース95巻957話

957話で語られた「ゴッドバレー事件」に関する情報をまとめます。

ゴッドバレー事件とは

  • 38年前「ゴッドバレー」という島で起こった
  • ロジャーとガープが手を組み天竜人と奴隷達を守った
  • ロックス海賊団が壊滅した
  • ロックスを敗ったガープが「海軍の英雄」と呼ばれる
  • 島は跡形もなく消え地図にも記されていない
  • ビッグ・マムがカイドウにウオウオの実を渡した(999話)

Dの一族考察では「Dの数奇な運命」は「魂」を受け継ぐ事によって歴史を繰り返しているためであると考察しました。

そして、ワノ国でビッグ・マムとカイドウの同盟は「ロックスの再来」と呼ばれ、歴史が繰り返される予兆であると考えられます。

同じ957話ではワノ国の話題も描かれたことから、D同士の対決が描かれるとすれば、このワノ国編というタイミングなのではないでしょうか。

「ゴッドバレー」とワノ国

ゴッドバレー事件の構図を確認しておきましょう。

ロジャー&ガープvsロックス& カイドウ & マム & 白ひげ…

ここに、ロジャーとロックスの魂をそれぞれ受け継ぐルフィと黒ひげを当てはめてみます。すると、ガープの位置にぴったりと当てはまる人物が浮かび上がります。ガープの部下コビーです。

コビーといえば頂上戦争後、Dの一族ローが起こした「ロッキーポート事件」で市民を守った英雄として有名になりました(90巻903話)。この点でゴッドバレー事件でのガープとリンクしています。

ルフィ&コビーvs黒ひげ& カイドウ & マム

さらに、「ゴッドバレー事件」とワノ国の戦いがリンクするならば、ワノ国終盤から「巨大な戦争」までに、ロックスの魂を受け継ぐ黒ひげティーチが参入してくると考えられます。

そして、先ほど考察したように、このDの一族同士の戦いは、いずれ起こる「巨大な戦い」の引き金となると考えられます。

この章の考察ポイント

  1. いずれ、異なる意志を受け継ぐDの一族同士の衝突が起こり、その決闘はロックス海賊団が壊滅した「ゴッドバレー事件」の構図とリンクする。
  2. ワノ国での戦いに黒ひげが参戦し、ルフィの側にコビーが着くことによって「巨大な戦い」の引き金となる。

まとめ:ロックスの魂を継ぐ黒ひげの動きとワノ国の今後

黒ひげティーチとコビーの動き

ここで、黒ひげとコビーの現在を振り返ってみると、レヴェリー後の様子が描かれた直前の956話「ビッグニュース」に2人の現在の様子が描かれています。

レヴェリー後のニュースを聞いた黒ひげは、何かを求めて出航しました。

黒ひげティーチ「おい野郎共 船出すぞ!! 海軍に取られるぐれェなら おれが貰っちまおう!!!」

引用:ワンピース95巻956話

また、コビーはワノ国に潜入しているドレークと連絡を取っており、コビー自身は七武海制度撤廃を受け、女ヶ島へハンコック拿捕に向かう様子が描かれています。

ゴッドバレーには天竜人とその奴隷がいましたが、ハンコックといえば元天竜人の奴隷であった過去を持つ人物です。ここへきて、全てが繋がって来ている印象を受けます。

ロックス考察のポイント

  1. ロックスと黒ひげの共通点は、2人の間で魂が受け継がれていることを表し、魂とともに「闇の意志」が受け継がれている。
  2. 「太陽の意志」を持つ「ジョイボーイの魂」を受け継ぐルフィと「闇の意志」を継ぐ黒ひげはいずれ衝突する。
  3. D同士の対決は「ゴッドバレー事件」と同じ構図となり、コビー、ハンコックが関係する可能性がある。
  4. 黒ひげとルフィの戦いは「巨大な戦い」の引き金となる。

「ロックス」に関する尾田先生の発言

尾田先生は「ジャンプフェスタ2018」に以下のような発表をしています。

さて、来年はいよいよワの国へ!!いくぜ!!!(わーっ!!キャー!!)←歓声 おめーそれ去年も言ってたよなという情報通もいるかもしれません。言いましたけど? いけると思ったんですもの。

では 更に今回は新しい情報も加えておきましょう。来年中には皆さんにONE PIECEの世界に潜む伝説を一つ紹介する事になるでしょう。それはルフィ達にとって過去最大の敵となって我々の前に立ちはだかって来る事になります。

白ひげが関係してくるかも知れません。あ、しゃべりすぎました。頂上戦争? アレがかわいく見えてくるなんて信じられますか?

引用:「ジャンプフェスタ2018」

この尾田先生の発言から以下の情報が読み取れます。

  • ONE PIECE世界に潜む伝説
  • 過去最大の敵
  • 白ひげと関係する
  • 頂上戦争を超える戦いになる

そして、この考察と照らし合わせると、「ロックスの魂を受け継ぐ黒ひげとルフィの戦い」とその戦いが「巨大な戦い」へと繋がるというここでの考察と矛盾なく繋がります。

そして、「ジャンプフェスタ2020」の尾田先生の手紙では「ハンコック」に危機が迫っているという発言もありました。

やはり、「巨大な戦い」に向けて、ワノ国編の影で描かれるワンピース世界の各国の動きが1つの線に収束しつつあります。

「巨大な戦い」「Dの意志」考察では、ワンピース最終章について、さらに詳しく考察しています。

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この考察へのコメント  5

  1. 黒ひげがゴッドバレー事件より前に生まれてるのは
    ジーベックの息子だっていう伏線

  2. 息子だったらロックス・D・ティーチになるし
    ルフィとロジャーの関係と同じになるんじゃないですか
    血縁じゃないみたいな

  3. 面白い考察だった。ジョイボーイの宿敵はイム様が怪しくない?ワンピースの世界で支配の象徴と言ったら、世界政府とイム様が最初に思い浮かんだ。イム様って800年くらい生きてそう。それこそオペオペとか

  4. 身長も同じですもんね

  5. そうなの?

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