ワンピース最新話1055話「新時代」の感想と1056話に繋がる伏線を考察。コミックス派の方はネタバレにご注意ください。ワンピース最終章考察。
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ワノ国の成り立ち
花の都の城内地下にあるスキヤキの「秘密の部屋」の隠し階段より、スキヤキ、ロビン、ローが更に地下へと降りていきます。
その途中、スキヤキはワノ国の成り立ちについて説明しました。
かつて、ワノ国は海面の高さに陸地がありましたが、島を囲む防御壁を作ったことから、雨水が溜まることで800年前に人々が住んでいた旧ワノ国は水に沈みました。
そして、藤山の中腹部分に新しく作った土地が現在のワノ国であると言います。
ワノ国編とウォーターセブン編のリンクから、ワノ国の下にはW7と同じように過去の建造物が沈んでいると考察していました。
フランキー「海底に潜ればわかるが 今 海上に見えてる裏町は 数百年前にあった古い町の その屋上に建てられた町だ」
そして、この共通点こそが古代兵器プルトンの在り処に関係すると考察しています。
ワノ国はワンピースのいろんな話がギュッと詰まってるけど 中でもW7&エニ・エスロビー編とのリンクが気になる…これはあの古代兵器の登場もあるのでは???https://t.co/ViASET4eGr#ワンピース pic.twitter.com/Ya1l9sHiFx
— 考古学から考察するワンピース謎と伏線 (@KoukogakuOp) 2020年10月30日
古代兵器プルトンの在り処
ワンピース1053話にて、古代兵器プルトンがワノ国にあると判明しました。最新話1055話では、古代兵器プルトンの在り処について、さらに詳細な情報が描かれています。
スキヤキ「ここは藤の麓の洞窟の…高台だ 更には このもっと地下に……古代兵器”プルトン”が眠っているという…!! ワシも見た事はないし……今見せる事はできぬ 『プルトン』を取り出すには壁を取り払う必要がある!! ――>つまり『開国』とは国の防御壁を破壊し “古代兵器を解放”する事を意味する!!」
ロビン「『開国』が兵器の解放!? 光月おでんは…なぜそんな事をしようと…」
スキヤキ「これが将軍家に伝わる全て――おでんが海外で何を知ったのか――それもわかり兼ねる」
この部分も前回までの考察の通り、ワノ国の開国とは防御壁の破壊であり、古代兵器プルトンを復活させるためのものでした。
ワノ国の開国は
ズニーシャで……こう…!!?https://t.co/RJG4R4gsdg#ONEPIECE1054 #ONEPIECE pic.twitter.com/mD4A1gJ6lZ
— 考古学から考察するワンピース謎と伏線 (@KoukogakuOp) 2022年6月24日
スキヤキのセリフから古代兵器プルトンは旧ワノ国よりもさらに地下にあることが確定しました。
そして、藤山の地下にはカイドウとビッグ・マムが落ちた「マグマ溜り」があり、古代兵器プルトンはこの「マグマ溜り」を利用した兵器であると考察しています。
よって、このサイトで考察している古代兵器プルトンの構造は、ワンピース1055話で判明した新しい情報と合わせて考えても大きな矛盾はないと考えます。
3つ目のロードポーネグリフを発見
ロビン達は「藤山」の麓の高台に辿り着き、「ロードポーネグリフ」のある部屋に通されました。
ロードポーネグリフとは
世界に4つある赤い色のポーネグリフであり、「グランドライン」の最終地点「ラフテル」へ導くための石。4つのロードポーネグリフにはそれぞれ別の地点が記されており、地図上でその4地点を結ぶと、その中心にラフテルが浮かび上がるとされる。
これで、麦わらの一味が手に入れた「ロードポーネグリフ」は3つ目になります。
在り処 | 補足 | 麦わらの一味 |
---|---|---|
ゾウ「くじらの樹」 | 26年前にロジャー海賊団が情報を入手したのみ | ● |
ホールケーキ島 | 過去にロジャーが写しを取る | ● |
ワノ国 | カイドウの支配前からワノ国にあったもの | ● |
所在不明 | 26年前に魚人島「海の森」にあったもの | × |
麦わらの一味がラフテルへ辿りつくにはあと1つ最後のロードポーネグリフを集める必要があります。
しかし、26年前に魚人島にあった最後のポーネグリフは現在は所在不明です。
このサイトでは、麦わらの一味がラフテルに辿り着くのは「巨大な戦い」の後であると考察しています。
だとすれば、最後のロードポーネグリフはこれから戦うと考えられる「世界政府」または「黒ひげ海賊団」が所持している可能性が考えられます。
ヤマトが緑牛と戦ってはいけない理由が明らかに!
ワノ国「花の都」近くで海軍大将「緑牛」と対峙するモモの助、ヤマト、赤鞘達。前回のワンピース1054話に引き続き、モモの助はヤマトに「戦ってはならぬ」と発言しています。
ワンピース最新1055話にて、その理由が明らかになりました。
モモの助「おぬしはずっと鬼ヶ島に閉じ込められ やっと自由になれるのだ!!! だから! ちゃんと送り出す!!
ルフィにもゾロ達にも…拙者ずっと頼りきってきた!! この国に残るわれらで どんな敵も追い払えなければ!! 旅立つ者に頼っていては!!! 拙者達はこの先『ワノ国』を守ってゆけぬのだ!!!」
このモモの助の発言は、ヤマトに頼らずワノ国の危機を解決し、ワノ国の守り神という役目をモモの助と赤鞘らが担うという決意の表れであると考察しました。
ヤマトの能力「イヌイヌの実幻獣種モデル”大口真神”」はワノ国の「守り神」とされています。
カイドウ「イヌイヌの実幻獣種モデル”大口真神” 貴重な幻獣種だ!! そいつは『ワノ国』の守り神 己を『おでん』と名乗る奴に食われちまうとは不覚でしかない!!」
このことから、ヤマトがワノ国を離れて麦わらの一味の仲間になることはないという意見について、ワノ国の新しい守り神は将軍モモの助と赤鞘達であるとしました。
霜月康イエ「あいつはいずれワノ国の『将軍』になる男!! 奴を支えてゆく者達はワノ国一の侍達でなければならぬ!! 主君を守る事は当然!! お前達は都の―いや ゆくゆくはこの『ワノ国』の守り神となれ!!!」
モモの助の「旅立つ者に頼っていてはこの先『ワノ国』を守ってゆけぬ」というセリフから、やはり、モモの助、赤鞘達がワノ国の守り神となり、ヤマトが海へ出ることが確定したと言えます。
ヤマトの麦わらの一味加入については以下の記事に考察しています。
シャンクスの覇気と「新時代」
シャンクスの覇王色の覇気
ワノ国に入国することなく、覇王色の覇気で緑牛を追い払ったシャンクス。やはり、シャンクスの覇気は別格であり、過去登場回でも強調されています。
ワンピース1047話でカイドウはロジャーの覇気について、以下のように語っていました。
カイドウ「”能力”が世界を制する事はない!!! 世の中はうまくできてる ロジャーが能力者じゃなかったように…!!! 覇気だけが!!! 全てを凌駕する!!!」
ワノ国終盤へ来て、ルフィの能力が「神の名」を持つ特別な悪魔の実であったと明かされましたが、覇王色の覇気はその能力をも凌駕すると強調されています。
これだけ覇王色の覇気が強調される理由は、古代兵器ウラヌスの正体に繋がると考察しています。
「新時代」とは
ワノ国近海にいるシャンクスは覇王色の覇気を放ち、緑牛に語りかけます。
シャンクス「何も卑怯とは言わねェがよ…!! 海軍…海賊の歴史を変えて疲れ切った”新緑”達に…そりゃあちょっとヤボじゃないか?…………そんなに怖いか?『新時代』が!!!」
直前にシャンクスの娘ウタのシルエットが描かれているように、「新時代」といえば「ONE PIECE FILM RED」の主題歌です。
そして、ワンピースにおける重要ワードDの意志の由来は「DAWN」=「新しい時代を作る意志」であると考察しています。
映画「FILM RED」のキャッチコピーは「赤髪が導く”終焉“」。「新時代」とはワンピース最終章のキーワードとなるのではないでしょうか。