ワノ国は「空白の100年」の世界の縮図か?ワノ国の地形はオーズ「国引き伝説」と関係する?巨大な王国との関係からワノ国の成り立ちを考察します。ワンピース最新話追記。
ワノ国の鎖国と成り立ちの秘密
今回はワノ国の成り立ちについて書いていますが、結論から言ってしまうと、以下のような考察となっています。
これだけでは、何のことを言っているのか「?」が浮かぶかもしれません。
しかし、ワノ国の特殊な地形、「巨大な王国」との繋がり、開国とジョイボーイなど、様々な伏線を考えるとある程度納得できるのではないかと思います。
今回は、鎖国国家「ワノ国」の成り立ちについて考察します。
CONTENTS
ワノ国の地形とオーズの「国引き伝説」
ワノ国の季節の謎
まず、ワノ国の特殊な地形は人工的に作られたものである可能性があります。
ワノ国の地形の最大の謎は郷によって異なる季節です。同じ国でありながら、桜の舞う「花の都」、極寒の「鈴後」などのように季節が異なります。
この特徴は「グランドライン」にある島が「春島」「夏島」というように季節が異なるという現象と似ています。
そして、異なる季節の島が繋がる「島の集合体」とされる大陸が「レッドライン」です。
だとすれば、ワノ国はレッドラインと同じように異なる季節の島を繋ぎ合わせて一つの国を成しているのではないでしょうか。
ワノ国近海はグランドラインと同じように、気候の違う土地が隣接することで悪天候を引き起こしていると考えられ、荒れた海流も不自然に突き出た岩が作り出しています。
光月おでん「選ぶ海流を間違うと『ワノ国』にも近づく事なく船は大破する 今まではこの”鎖国”に意味があった…!! −だがいつか”ジョイボーイ”が現れる日までに”開国”せねば……!!!」
これらがワノ国への入国を阻み、鎖国の維持に都合の良い状態となっていることから、ワノ国の地形は意図的に作られたものであると考えられます。
ワノ国が異なる島を繋ぎ合わせたものであるとすると、ワンピース世界の「ある伝説」に繋がります。
ワノ国の地形とオーズの「国引き伝説」
オーズ「国引き伝説」とは
「島を移動して国を作る」と聞いて思い浮かぶのは、魔神オーズの「国引き伝説」です。
モリア「500年の昔 こんな悍ましいものが海で暴れていたのかと息をのんだ…!! 討ち取った国をを島ごと自分の領土へ持ち帰り 悪党達の国を築いたという 世に名だたる”国引き伝説”を残した張本人がそこにいた…!!!」
古代巨人族であるオーズの寿命は分かりませんが、巨人族の寿命300年よりも長いとすると、500年前まで生きていたオーズが「国引き」を行った時期は800年前のワノ国鎖国開始の時期である可能性があります。
オーズとワノ国の伏線
ワノ国をオーズが作った可能性については「ワノ国」と「オーズ」が常にセットで登場することが根拠となります。
最初に「ワノ国」の名が登場したスリラーバーク編は、「オーズ」の名が初登場したエピソードでもあります。
次に「ワノ国」の名が登場した頂上戦争では、エースが「リトルオーズJr.」にワノ国で編んだ傘をプレゼントした回想が描かれており、やはりここでも「ワノ国」「オーズ」がセットで登場します。
リトルオーズJr.「ごれは……?」
エース「ワノ国で作り方を習ったんだ 被ってみろ」
また、ワノ国出身のモモの助らが登場したパンクハザード編では、人の巨大化研究に古代巨人族が関係しており、ワノ国ではその失敗作とされる「ナンバーズ」が登場しています。
さらに、ワノ国にオーズがいた可能性として、鬼ヶ島には巨大なドクロの形をしたカイドウの城があり、入り口には巨大な刀が刺さっています。
このように、「ワノ国」と「オーズ」は常にセットで登場していること、ワノ国鬼ヶ島に古代巨人族を連想させるものが配置されていることから、ワノ国とはオーズの「国引き」によって作られた可能性があります。
ワノ国と巨大な王国の関係
ここまで、ワノ国がオーズの「国引き」によって形成された島である可能性を確認しました。さらに、ワノ国とかつて栄えた「巨大な王国」との関係を考えます。
「巨大な王国」とは、オハラのクローバー博士の発言に登場した「空白の100年」の鍵を握る王国です。
クローバー博士「遥か昔の文献と発見したいくつかの”歴史の本文(ポーネグリフ)”を読み解く事で我々はやがて一つの国の存在に気づいた……今はもう跡形もないが 文献の上に浮かび上がったのは ある巨大な王国の姿……!!」
このサイトでは「巨大な王国」を以下のように考察しています。
よって、巨大な王国の領土とは巨大な王国と友好関係にあった島々を指します。これらの国は「巨大な王国」と関係があることから、世界政府によって滅ぼされたと考えます。
そして、巨大な王国の思想を記した「ポーネグリフ」を光月家が作ったことから、ワノ国と「巨大な王国」が深く関係することは疑いようがありません。
巨大な王国は「今はもう跡形もない」とされましたが、ノックアップストリームで島の半分を飛ばされたシャンドラが空島に残っていたことを考えると、ワンピース世界のどこかに王国の跡が残されている可能性があると考えられます。
それら「巨大な王国」を形成していた国を集めて作られたのが「ワノ国」=「和の国」なのではないでしょうか。
ただし、ワノ国がいつ頃から存在するかについては判明しておらず、また、巨大な王国の明確な滅亡時期も不明です。800年前頃に生まれたという光月トキの両親の故郷が「ワノ国」であることから、ワノ国は少なくとも800年以上前には存在しており、巨大な王国滅亡時期と異なるならば、この部分に矛盾が生じるかもしれません。
ワノ国の王は「明王」ジョイボーイか
ワノ国とジョイボーイ
ジョイボーイ考察では「ジョイボーイ」とは巨大な王国の王の敬称であるとしました。
ワノ国の国土が「巨大な王国」と関係しているとすれば、ワノ国の「王」にあたる存在もまた「ジョイボーイ」ということになります。
ワノ国の鎖国について、光月おでんは以下のように語っています。
光月おでん「今まではこの”鎖国”に意味があった…!! −だがいつか”ジョイボーイ”が現れる日までに”開国”せねば……!!!」
光月おでん「大昔…この国を海外から閉ざしたのは…『光月家』だった!! −それは…”巨大な力”からワノ国を守る為…!!
『ワノ国』は いや…世界はある人物を待っている………!! その者が800年の時を超え現れた時 迎え入れ協力できる国でなきゃならぬ」
ワノ国の王がジョイボーイであるとすれば、「ジョイボーイ」が現れる日までに達成しなければならないという開国の理由は、ジョイボーイを王として迎え入れるためであったと考えることができるかもしれません。
そして、ワノ国には「明王」と呼ばれる存在がいます。太陽の神ニカ考察では明王とはニカの化身であり、「夜明けへ導く王」ジョイボーイと同一の存在であると考察しています。
まとめ:ワノ国は「かつての世界の縮図」である
ここまで、ワノ国が「巨大な王国」の国土を集めて作られた国である可能性について考察してきました。
だとすると、ワノ国とはかつて巨大な王国が栄えた「空白の100年」の世界の縮図であると言えます。
冒頭、ワノ国の郷ごとに異なる季節は「グランドライン」の島々や「レッドライン」と同じであるとしました。
さらに、ワノ国の鎖国を物理的に維持する「国土を囲む壁」は世界を分断する「レッドライン」とリンクしているとも考えられます。
そして、空白の100年における「世界の王」はジョイボーイであること、世界政府の影響を受けない鎖国国家は、世界にはまだ「世界政府」の支配がない時代と同じです。
ワノ国とは日本をモデルとした国ですが、現実世界の日本も「世界の雛形」と表されることがあります。
少しオカルト寄りの話になりますが、四国とオーストラリア、九州とアフリカなど日本の地形は世界の大陸の雛形であるとする、所謂「日本雛型論」と呼ばれるものです。
実はワノ国の地形について、尾田先生は似たような構想の仕方をしています。
D「尾田さん!!(図)←がモデルとなってワノ国は出来ているのでしょうか?」
O「はい。そうなんです! 日本列島がモデルです。(図)←最初の設定です。ここに鬼ヶ島こと北海道があったんだけどストーリーの都合上、今の場所になりました。」
ワノ国は日本の地域をモデルに、各地域の特徴を持つ郷を凝縮しながら作られています。
「世界の雛形説」の真実はどうあれ、もしかすると、尾田先生は日本=「世界の雛形」をアイディアとしてワノ国を構想したのではないかとも考えられます。
以上、ワノ国の地形と「空白の100年」について考察しました。この記事に関するご意見はコメント欄に何でも残していってください。
追記:ワノ国と古代巨人族について関連考察があります。
追記:ワノ国の鎖国とジョイボーイについては新しい考察があります。興味がある方はこちらもどうぞ。
元々オーズの住処がワノ国だったりして。
そこで巨大な王国がきて●し合いが起こったとか…
負けて滅んだとか
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