【プルトン考察】方舟マクシムは伏線だった!古代兵器プルトンの正体は月へ帰る宇宙船

神の名を持つ3つの古代兵器のうち、ワンピース作中に初めてその名が登場した「プルトン」。アラバスタ編、ウォーターセブン編を経て、未だ詳細が明かされない古代兵器「プルトン」の正体を考察するシリーズ第一弾。

古代兵器プルトンの正体についてわかっていること

始めに、古代兵器プルトンの正体に関する記述をまとめる。

古代兵器プルトンの正体に関する情報

  • 一発で島一つを跡形もなく消し飛ばす威力を持つ(21巻193話)
  • かつてウォーターセブンで造られた戦艦である(36巻344話)
  • プルトンの設計図が代々船大工に受け継がれていた(36巻344話)

現時点で判明しているのは、古代兵器プルトンとは過去に造られた「戦艦」であり、複製可能なものであるということだけである。

ここでは、2つの古代兵器編「アラバスタ編」「ウォーターセブン&エニエス・ロビー編」に描かれた伏線を辿ることで、古代兵器プルトンの正体を考察する。

古代兵器プルトンは「  」を操る

古代兵器の名称と「操るもの」

まず、「プルトン」という名称から見ていこう。「プルトン」とはローマ神話の冥府の神「プルートー」が由来であると考えられる。

「ウラヌス考察シリーズ」において、古代兵器の名称は対応する神話の神の「司る領域」と「攻撃方法」に関係するとした。

古代兵器ポセイドンが海の生物である海王類を操り、ウラヌスが天に関係する天候を操ると考えると(「ウラヌス考察シリーズ」)、古代兵器プルトンは「冥界」に関係する何かを操る可能性がある。下の表にその関係を示した。

対応する神 領域 兵器が操るもの
ポセイドン 海神ポセイドン 海王類
ウラヌス 天空神ウーラノス 天空 天候
プルトン 冥府神プルートー 冥界 死者の魂 悪魔?

一般的に冥界に存在するとされるものは「死者の魂」や「悪魔」である。ならば、古代兵器プルトンは冥界に存在する悪魔や魂を操るのではないか。

そこで、古代兵器プルトンと「悪魔」「魂」との関係を考えていこう。

古代兵器プルトンとは「悪魔」に関係する?

古代兵器プルトンと「悪魔」

ウラヌス考察シリーズでは「古代兵器編のタイトルにヒントがある」とした。そこで、プルトンの設計図の存在が明らかになった36巻344話のタイトル周辺を見ると、341話に「悪魔」というタイトルがつけられている。

さらに、CP9のロブ・ルッチが古代兵器プルトンを「世界を焼き尽くす悪魔」(39巻373話)と表現していることから、古代兵器プルトンと「悪魔」の間には何かしらの関係があると考えてよいだろう。

古代兵器プルトンと「悪魔の実」

ワンピースにおいて「悪魔」といえば、「悪魔の実」を考えないわけにはいかない。そこで、エピソードごとに悪魔の実の登場回数をグラフにした。(悪魔の実の名前の初登場回、またはその能力が使用された回をカウント)

古代兵器プルトンと悪魔の実

このグラフを見ると、プルトン編「アラバスタ」「ウォーターセブン&エニエス・ロビー」において、新たに登場した悪魔の実の数が他のエピソードに比べて非常に多いことが分かる。このことから、古代兵器プルトンは「悪魔の実」と深く関係していると考えられる。

また、別記事にて悪魔の実の能力は「魂」に宿ると考察した。古代兵器プルトンが「悪魔の実」に関係するならば、先ほど取り上げた冥界に存在する「魂」とも繋がるのである。

よって、古代兵器プルトンに関係するとした「悪魔」とは「悪魔の実」であると考察する。

古代兵器プルトンは冥界に関係し、悪魔の実を操る。

古代兵器プルトンは「悪魔の実を食べた戦艦」であるか

これまでに登場した「悪魔の実を食べた武器」

古代兵器プルトンが悪魔の実に関係するとすれば、考えられるのはプルトンが「悪魔の実を食べた戦艦」である可能性である。

これまでに登場した悪魔の実を食べた武器は、「アラバスタ編」Mr.4の愛銃「犬銃ラッスー」(20巻184話)と「ウォーターセブン編」スパンダムの愛象「象剣ファンクフリード」(38巻365話)である。

悪魔の実を食べた2つの武器が、共にプルトンが話題となったエピソードに登場したことは意図的であろう。

物が悪魔の実を食べる方法と「クラバウターマン」

悪魔の実考察において、物に悪魔の実を食べさせるにはクラバウターマンが必要であるとした。「クラバウターマン」という言葉が登場したのもプルトン編「ウォーターセブン」である。

クラバウターマン

尾田 栄一郎「ONE PIECE」37巻351話/集英社

フランキー「”クラバウターマン” 船乗りに語り継がれる伝説の一つだ…本当に大切に乗られた船にのみ宿る妖精……まァ船の化身だな」
ワンピース37巻351話

「クラバウターマン」とは、大切にされたものに宿るものであり、先に見た「悪魔の実を食べた武器」もそれぞれ「愛銃」、「愛象(剣)」とわざわざ紹介されていた。

古代兵器プルトンが悪魔の実を食べた戦艦であるならば、プルトンにも「クラバウターマン」が宿っているのだろうか。

古代兵器プルトンと「クラバウターマン」

その点について、プルトンがクラバウターマンを宿している可能性を見ることができる部分がある。ウォーターセブンの回想編で、フランキーの作った戦艦「バトルフランキー」についてトムが発したセリフである。

トム「どんな船でも……造り出す事に”善”も”悪”もねェもんだ……!! この先お前がどんな船を造ろうと構わねェ!! ……だが生みだした船が誰を傷つけようとも!! 世界を滅ぼそうとも…!!! 生みの親だけはそいつを愛さなくちゃならねェ!!! 生み出した者がそいつを否定しちゃならねェ!!!」
ワンピース37巻356話

「バトルフランキー」とは、海王類を倒すために造られた船で有り、「世界を滅ぼそうとも」という表現には飛躍がある。この部分は明らかに「世界を滅ぼす」威力を持つ古代兵器プルトンを暗示している。

このセリフに「愛さなければならない」という表現が使われたことから、古代兵器プルトンにもクラバウターマンが宿っており、悪魔の実を食べさせることが可能であると考えられる。

古代兵器プルトンにはクラバウターマンが宿っており、悪魔の実を食べさせることが可能である。

悪魔の実を食べた古代兵器プルトンは海を航行できるのか?

古代兵器プルトンは泳げない船

ここで一つ疑問が生まれる。古代兵器プルトンが悪魔の実を食べているとすれば、プルトンは海に浮くことができないのだろうか。

悪魔の実を食べた魚人バンダー・デッケンが泳げないことを考えると、元が戦艦であるとしても、悪魔の実を食べた船は海を航行できないと考えられる。

だからこそ、初めてプルトンの設計図を見たアイスバーグは以下のような反応をしたのではないか。

アイスバーグ「………!! 何の為にこんなもの…」
ワンピース37巻355話

なぜ、かつてのウォーターセブンの船大工たちは海に沈むような船を作ったのか。考えられるのは、古代兵器プルトンは海を航行することを目的として作られていないのではないかということである。

古代兵器プルトンは海を航行できない船であり、他に真の目的がある。

古代兵器プルトンの「真の目的」?

世界を滅ぼす古代兵器の「真の目的」

魚人島編にて、古代兵器ポセイドンの正体が「海王類と話せる人魚=しらほし」であると判明した(66巻649話)。このポセイドンしらほしの能力について、母オトヒメは次のように説明している。

古代兵器ポセイドンの用途

尾田 栄一郎「ONE PIECE」63巻626話/集英社

オトヒメ「人を救おうとすれば 幾千もの命を救える愛の力…!! 悪意を持てば「世界」を海に沈めてしまえる程の この世で指折りの恐い力…!!」
ワンピース63巻626話

この言葉から、古代兵器には以下のの2つの用法があると考えられる。

  • 悪用法:「世界を滅ぼす」
  • 真の目的=「  」

このことは、古代兵器プルトンにも当てはまる。「プルトン」の名が初めて登場した際、以下のセリフが描かれた。

ミス・ダブルフィンガー「目的がどうあれ人を殺める事ができる物を……武器と……そう呼ぶのよ」
ワンピース21巻192話

本編に「プルトン」の名が初めて登場したシーンの直後にこのセリフが描かれていることから、古代兵器プルトンを暗示していることは明らかだろう。

つまり、古代兵器プルトンは他に目的があるが、殺傷能力を持つために「兵器」と呼ばれているということである。

ならば、古代兵器プルトンの「真の目的」とは何だろうか。

古代兵器プルトンには世界を滅ぼす以外の「真の目的」がある。

悪魔の実を食べた古代兵器プルトンは空を飛ぶ?

古代兵器プルトンが「空飛ぶ船」であるという伏線

ここまで見てきたように、古代兵器プルトンが悪魔の実を食べた戦艦であり、海を航行できないとすると、プルトンは空中を移動すると考えるのが自然であろう。

古代兵器プルトン編には「船が空を飛ぶ」という伏線がいくつか見られる。

  • アラバスタ葬祭殿のレリーフに空飛ぶ舟(22巻202話)
  • 飛行能力を持つ悪魔の実「トリトリの実」(19巻169話)
  • ピーターパンの空飛ぶ船
  • サニー号のクー・ド・バースト(45巻439話)

下の図は、プルトンのポーネグリフが存在したアラバスタの葬祭殿に描かれたレリーフである。ここに海上を飛ぶ船が描かれている。

アラバスタの壁画とプルトン

また、葬祭殿のレリーフには「ファルコン」と「ジャッカル」も描かれていた。ファルコンといえば「ハヤブサのペル」の「トリトリの実モデル ファルコン」であるが、世界に5種しかない飛行能力を持つ悪魔の実であると説明された。ファルコンが葬祭殿に描かれていることから、この実は代々アラバスタに存在したのだろうか。だとすればプルトンに関係するという可能性は十分にある。

さらに、アラバスタ編に「ピーターパン」のモチーフが多様されていることは以前の記事にも書いたが、ピーターパンのストーリー終盤には妖精の粉で空を飛ぶ海賊船が登場する。

アラバスタ編のラストには「空飛ぶ船」は描かれなかったが、アラバスタ編と対応する「W7&エニエス・ロビー(プルトン編)」のラストでは麦わらの一味の新しい船「サニー号」が「クー・ド・バースト」で空を飛んだ。そのサニー号とは、プルトンの設計図の内容を知るフランキーが設計した船である。

このように、プルトン編に「空を飛ぶ船」の伏線が描かれていることから、プルトンは「空飛ぶ戦艦」であると考えられる。

古代兵器プルトンは悪魔の実を食べた「空飛ぶ戦艦」である。

古代兵器編には兵器の正体「そのもの」が既に登場している!

古代兵器ポセイドンの正体を暗示するもの

古代兵器プルトンの真の目的を考察するに当たって、再び古代兵器ポセイドンを考えたい。

魚人島以前のエピソードに「ポセイドン」の正体、能力、用途に一致するキャラクターが描かれていたことに気づいただろうか。

ウォーターセブン編に登場した人魚の「ココロ」である。

人魚姫しらほしとココロには、「人魚」という共通点だけでなく、様々な一致がある。

海王類と話せるしらほしと同じように、ココロはエニエス・ロビーへ向かう海列車の中でカエルの「ヨコヅナ」と会話して周囲を驚かせた(39巻375話)。さらに、エニエス・ロビーでは溺れる麦わらの一味の命を救った(44巻423話)。

ならば、古代兵器ポセイドン編である「空島編」にもプルトンの能力と用途を表したものが存在しているのではないか。

古代兵器プルトンの真の目的は方舟「マクシム」にヒントあり

古代兵器プルトンと方舟「マクシム」

空島編で「空飛ぶ船」といえば、ゴッド・エネルの方舟「マクシム」である。実は古代兵器プルトンと方舟「マクシム」には多くの共通点がある。

古代兵器プルトンとマクシム

尾田 栄一郎「ONE PIECE」30巻277話/集英社

「島一つを跡形もなく消しとばす」とされた古代兵器プルトンと同じように、方舟「マクシム」の作り出した雷雲はエンジェル島を跡形もなく消し飛ばした(31巻294話)。

さらに、古代兵器プルトンを手に入れようとしたクロコダイルは、プルトンを所持することで「ユートピア(理想郷)」を作ろうとしていた(18巻165話)。一方、エンジェル島を消し飛ばした雷雲はマクシムの機能「デスピア」によって作られた。

「ユートピア」と「デス(ト)ピア」は反対の意味を持つ言葉であるが、クロコダイルがプルトンを利用して目指したのは「夢の様な国(21巻193話)」であり、エネルがマクシムを利用して目指したのは「夢の世界=月(29巻274話)」であった。

古代兵器プルトンの真の目的

そこで、古代兵器「ポセイドン」と「ココロ」、古代兵器「プルトン」と「マクシム」の関係を表したのが以下の表である。

正体 能力 用途(真の目的)
ポセイドン 人魚姫しらほし 海王類と会話する 幾千もの命を救う
暗示するもの 人魚のココロ カエルと会話する 麦わらの一味の救助
正体 能力 用途(真の目的)
プルトン 空飛ぶ戦艦 島一つ消し飛ばす 月へ帰る?
暗示するもの 方舟マクシム エンジェル島を消滅させる 月への還幸

人魚のココロの「人命救助」が古代兵器ポセイドンの真の目的を表していたことを考えると、方舟マクシムの用途が古代兵器プルトンの真の目的を暗示していると考えられる。

方舟マクシムの用途とは何か。

エネルがマクシムを作った目的は「限りない大地(フェアリーヴァース)=月」へ還るためであったから、古代兵器「プルトン」の真の目的もまた、「月へ帰る」ことであり、その正体とは「宇宙船」であると導き出せる。

古代兵器プルトンと宇宙船

エネルの方舟マクシムは扉絵シリーズ「エネルのスペース大作戦」で実際に月へ到着した(44巻482話)。この扉絵が描かれたのはプルトン編「エニエス・ロビー」であり、タイトルは「帰ろう」である。

また、ウォーターセブンではプルトンが暴走した際の抵抗勢力として設計図が残されていたが、それを受け継いだ船大工トムの造った暴走海列車は「ロケットマン」と名付けられた。由来は実際の機関車「ロケット号」から取ったとされているが(39巻SBS)、プルトンを暗示する海列車にあえてこの名をつけたのには意味があるのではないか。

さらに、アラバスタ編19巻の扉には宇宙服を着たルフィが描かれている。ちなみに、21巻の同じ場所にはポセイドンを暗示する「mermaid」の文字もある(ウラヌス考察参照)。

このように、プルトン編には宇宙を連想させるヒントがいくつか見られる。この考察では、誰が何のために「月へ帰る」のかという疑問が残るが、それは次回以降の記事で考察する予定である。

古代兵器プルトンの真の目的は「月へ帰る」ことであり、その正体は宇宙船である。

以上、古代兵器プルトンが作られた「真の目的」について考察した。次回は古代兵器プルトンの機能に注目する。

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考察者:

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考察へのコメント 10

  • 匿名

    プルトンが食べたのはウマウマの実モデルペガサス

  • 匿名

    その考察よく見るけどペガサスに地獄のイメージないんだよな・・・

  • にゃーす

    プルトンは沈むので、サンファンウルフが持ち上げて航行するんじゃないか?そのための「巨大戦艦」な気がする

  • 匿名

    サンファンウルフは絶対関係あると思うんだけどアイツ何なんだろ

  • 匿名

    悪魔の実は同じものが2つと存在しないわけですから、設計図があっても同じものは作れないのではないでしょうか。ここを論破しないと、この説は説得力がありません。

  • 匿名

    抵抗勢力なんだから同じじゃなくてもいいんじゃないかな

  • 匿名

    いや、設計図の意味よ。設計図ってのは作り方が書いてあるわけでしょ?プルトンが悪魔の実を食べた戦艦だとすると、実が違ったら機能が違ってしまうわけで、別の実を食わせてもそれはプルトンにはならないでしょ?

  • 匿名

    設計図を残したのはプルトンが暴走したときの抵抗勢力にするためで
    同じ実を食べる必要はないのではということだと思う
    そもそも悪魔の実を食べた戦艦の総称が「プルトン」だったとしたら
    設計図には悪魔の実を戦艦に食べさせる方法が書いてあるのかもしれないし
    特定の実を食べさせているとしても食べさせ方さえ設計図に書いてあれば
    他の実を食べた戦艦を作れば抵抗勢力になると船大工は考えたとして
    別におかしくはない

  • 匿名

    設計図って複製しなくても書くよ

  • 匿名

    対応する領域、連想的に「冥界」→「地獄」→「地中・大地」→「大陸など地形そのもの」というのはどうだろうか?
    他の2種が「天候(風=カームベルト)」と「海(海流=グランドライン)」に対応できるので、大地(大陸=レッドライン)に対応するものが欲しい気がするんだが。

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