ズニーシャの罪とは巨大な王国滅亡に関係する!?モモの助だけがズニーシャと会話できる理由とオペオペの実不老手術の関係は?ズニーシャに関する謎と伏線を考察します。
1037話「もう一つの名」を持つ覚醒した悪魔の実とは
ワンピース最新1037話にて、ワノ国にズついにズニーシャが現れました。その際、マリージョアにいる五老星が以下のような会話をしています。
五老星A「もはやあの実は我々にとっても伝説だ 過去何百年も”覚醒”する事などなかった」
五老星B「−ではなぜ『世界政府』は……!! わざわざあの”悪魔の実”にもう一つの名を与えた!! 歴史からその実の名前を消す為だろう!?」
五老星が話題としている「悪魔の実」が何を指しているかはわかりませんが、ズニーシャとともに描かれていることから、ズニーシャに関係する悪魔の実であることは間違いなさそうです。
そして、その悪魔の実に関して以下の情報が判明しています。
「もう一つの名」を持つ覚醒した悪魔の実とは
- ズニーシャに関係する悪魔の実である
- 五老星にとって伝説の実である
- 過去何百年も覚醒していなかった
- 別の名をつけられている
- 歴史から名を消す必要があった
ここでの考察を元に考えるならば、その悪魔の実とは「オペオペの実」ということになります。
ズニーシャがオペオペの実による不老手術を受けているならば1の条件に当てはまり、ズニーシャが不老手術を受けたのは空白の100年頃と考察したので、2、3についても当てはまります。
4、5については、イム様と「空白の100年」の秘密に関係すると考えられます。

ただし、この考察は「ズニーシャが不老の存在であるとすれば」という仮説に基づいています。「もう一つの名を持つ悪魔の実」に関しては後日詳しく考察する予定です。

CONTENTS
ズニーシャ(象主)とは
ゾウ編で登場した巨象ズニーシャ。背中にミンク族の国「モコモ公国」を乗せ、千年生きているとされることから「空白の100年」に関係すると考えられ、さらにいくつかの謎が存在します。
ズニーシャとは
1000年以上生き続ける巨大な象であり、背中にミンク族の国「モコモ公国」を乗せている。 全長20km以上、高さ35km以上、足が長く関節が2つある。大昔に罪を犯し、ただ歩くことしか許されておらず、何らかの命令に従い続けているという。
ズニーシャの意志と罪
ズニーシャに関してはゾウ編終盤に以下のようなシーンが描かれています。
ズ二―シャ(早く……命じてくれ…!!! そこにいるなら……!!!)(中略)
モモの助「ゾウは大昔に罪をおかし―ただ歩く事しかゆるされていないのだ……命令にしたがい続けてる……だから……」
ズ二―シャ(だから一度だけ許可をくれ…!!! 命じてくれ……「戦え」と!!!)
ズニーシャは過去に「何かしらの罪」を犯し、その罰として「何者かの命令」に従い続けているということが分かります。つまり、ここで問題となるのは以下の2つです。
ズニーシャの謎・伏線
- ズニーシャの罪とは何か
- 誰がズニーシャに命令したのか
ズニーシャが何者かの命令に従っているために戦うことができず、「一度だけ許可をくれ」と要求し、それに対して許可を与えたのが光月モモの助です。
ズニーシャの声はクジラの木に宿る?
ズニーシャの声の正体
ところで、限られた人物のみに聞こえる「ズニーシャの声」の正体とは何なのでしょうか。
人物 | 聞く | 話す | 家系 |
---|---|---|---|
モモの助 | ◯ | ◯ | 光月家 |
おでん | ◯ | ✕ | 光月家 |
ルフィ | ◯ | ✕ | Dの一族 |
ロジャー | ◯ | ✕ | Dの一族 |
ロー | ? | ✕ | Dの一族 |
ローに関しては明確に声が聞こえるとは描かれていませんが、クジラの木に登る際、意味深に「……」というコマが描かれていることから(817話)、ズニーシャの声が聞こえている可能性があります。
だとすると、ズニーシャの声が聞ける人物は「光月家」と「Dの一族」ということになります。
巨大な王国とズニーシャ
Dの一族考察では、光月家はDの一族と同じ一族か「非常に関係の深い一族」であると考察しています。
Dの一族とはかつて栄えた「巨大な王国」の関係者であるとしました。巨大な王国が残した「ポーネグリフ」を作った光月家もまた「巨大な王国」側の勢力であり、Dの一族と関係が深いと考えられます。

そして、動物と会話ができるチョッパーにはズニーシャの声が聞こえていないことから、単に巨象ズニーシャの発する声ではないと考えられます。声の主のヒントはモモの助のセリフにありそうです。
モモの助「くじらに近づくほど大きな”声”が聞こえるのでござる」
錦えもん「体質がおでん様に似ておりますなァ」
ズニーシャの声は「くじらの木」に近づくほど声が大きくなるというのです。だとすれば、声の主はズニーシャではなく、くじらの木に宿っているのではないでしょうか。
ゾウ編とは空島編とリンクするストーリーでした。
空島には神聖な木「身寄り木」が登場しています。これが「くじらの木」と対応していると考えられます。
ドクター「”身縒木(みよりぎ)”?」
ムース「……はい………この島で亡くなった過去数百年の先祖達の魂が鐘の音に導かれ その身を宿すという 神聖な白色の木々です」
「身寄り木」にはシャンディアの「先祖の魂」が宿っていました。ならば、クジラの木にも「何らかの魂」が宿っている可能性があります。
ルフィらが「ゾウ」に到着し、ズニーシャが初めてワンピース本編に登場した際、ズニーシャの足に繋がれたサニー号を見たバルトロメオが以下のように叫んでいます。
バルトロメオ「これが…!! “麦わらの一味”のご神体を運ぶ…”偉大なる船”!!!」
「ご神体」とは「神が宿る物」を指し、神社の境内にある御神木なども神体と呼ばれますが、バルトロメオのセリフはゾウの「くじらの木」に何かが宿っていることを表していると考えられます。
そして、この「身寄り木」のあった「シャンドラ」もまた、ポーネグリフを守って滅んだとされることから、明らかに「巨大な王国」側の勢力です。
空島編で描かれた「身寄り木」とは、ワンピースの世界観における重要な役割を持つと考察しています。それらは「Dの意志」「悪魔の実」とも関係しています。詳しくは以下の考察をご覧ください。

ズニーシャに宿る魂
ゾウの「くじらの木」に何かが宿っていることは、モモの助がズニーシャと会話したシーンの前後にも描かれています。
ジャック「コイツが本当に千年も生きてるんなら……皮膚が老朽しねェはずがねェ……!!! “生ける伝説”か?……違う!! ただの老体だ!!」
ジャックはズニーシャが千年生きていることに疑問を呈しましたが、ワンピース世界においても巨人族の寿命が300年であることを考えると、千年というのは桁外れに長いと言えます。
しかし、ズニーシャを生かしている存在がクジラの木に宿る「何者かの魂」であるならば、衰えないその威力の正体が見えてきます。
つまり、ズニーシャ自体は既に瀕死の状態であるが、宿っている魂によって生かされている、ちょうどスリラーバーク編に登場したゾンビのような状態なのではないでしょうか。
そのことを裏付けるようにズニーシャとの会話が描かれた821話SBSにはモリアの話題が出ています。
また、ズニーシャの「象主」という字は、「象に宿る主」という巨象に宿る「何らかの意志」を指す呼び方ととれます。
ズニーシャの目
スリラーバーク編には500年前に生きたとされる魔人オーズが登場しました。500年程前に死んでいるオーズの体にカゲカゲの実の能力者モリアが「もう一つの魂」とされる影を入れ、ゾンビとして復活させました。
ルフィの影が入れられた際、オーズの目が光を取り戻すような描かれ方をしており、モモの助がズニーシャに命令した際の目と似ています。
ズニーシャの「三重の目」に関しては、ビッグマム考察で「複数の魂が入った状態」であると考察しています。

この三重の目は「イム様」と「不老」にも関係すると考察しました。
- ズニーシャの声の主は「くじらの木」に宿っている。
- ズニーシャに宿る「魂」が巨象を生かしている。
ズニーシャは「オペオペの実」で不老の存在になった?
先ほど、ワンピース世界の生物と比較してズニーシャの千年を超える年齢が桁外れに長いことを指摘しました。
だとすれば、ズニーシャの寿命に「オペオペの実」が関わっている可能性があります。
詳しくはオペオペの実考察に書いていますが、オペオペの実の「最上の業」によって「不老手術」を行うことができ、その方法とは「肉体」と「魂」を切り離す手術であると考察しています。
ここから考えると、ズニーシャに宿る魂の元々の持ち主が「不老手術」を受け、魂のみ巨象に入れられている状態であると考えることができます。
このサイトでは、イム様は不老の存在であると考察しています。ズニーシャの「三重の目」がイム様と共通することから、ズニーシャは不老手術を受けていると考えることができます。
76巻761話タイトル「オペオペの実」で不老手術についてのセリフが登場した際、ドフラミンゴの「鳥かご」で傷ついたゾウが暴れる様子が描かれました。根拠としては弱いですが、ズニーシャと「不老」を繋ぐものとしてあげておきます。
ズニーシャと会話するモモの助と古代兵器ポセイドンの能力
ワノ国光月家とズニーシャ
ズニーシャに「何者かの魂」が宿っているとするなら、それは誰の魂なのでしょうか。モモの助がズニーシャと会話した直後に以下のようなセリフが描かれています。
モモの助「なぜ せっしゃの声は届いたのであろうか? よもや光月家の何かをしっていまいか!?」
このセリフにより、ズニーシャが「光月家に関する何らかの情報」を知っている可能性が高いと考えられます。
ゾウに住むミンク族と光月家には古くからの密接な関係があり、何らかの魂が宿るとした「くじらの木」の中にも光月家のマークが記されていました。
モモの助だけがズニーシャと会話できることから考えても、ズニーシャに宿る魂の正体は「光月家」に関係する人物であると考えてよいでしょう。
また、ズニーシャが過去に罪を犯して命令に従っているということから、命令した者とズニーシャの間には明らかに上下関係があります。
光月モモの助の能力と古代兵器ポセイドン
ズニーシャに命令したのはモモの助に関係する人物であるとしましたが、モモの助の父光月おでんはズニーシャと会話できていないので、モモの助の能力は「光月家の血筋」に備わる能力とも言い切れません。
ならば、同じような能力として思い当たるものがあります。
モモの助← 聞く&話す →ズ二―シャ
ポセイドン← 聞く&話す →海王類
上の図のようにモモの助と古代兵器ポセイドンの能力が重ねて描かれていることが分かります。
古代兵器ポセイドンの正体は「海王類と会話する能力」を持つ人魚姫しらほしですが、ズニーシャの声と同じようにルフィ、ロジャーは海王類の声を聞くことができました。
|対応
モモの助← 会話 →ズニーシャ
しかし、しらほし姫の父ネプチューンや母オトヒメは「能力」を持っておらず、生まれるのは数百年に一度であるとされています。
古代兵器ポセイドンは「人魚の姿で生まれてくる」とされており(648話)、800年前にその能力を持っていた人物も「人魚姫」であったことから、リュウグウ王国王家の血に秘密がありそうです。
モモの助の能力の遺伝的要素
魚人島でトムの弟デンが以下のように説明していました。
デン「魚人は魚人の 人魚は人魚の古〜い記憶を遺伝子に宿している タコの人魚の親からサメの人魚が生まれたら-それは その親の古〜い先祖の誰かがサメの人魚だったという事さ」
このセリフから古代兵器ポセイドンの能力を考えると、リュウグウ王国の王族の家系の遺伝子にかつての古代兵器ポセイドンの能力を持つ人魚姫の「古い記憶」が残されていた可能性があります。
ゾウ編でもミンク族であるペコムズが親族と再会した際、「父ちゃん!!母ちゃん!!親族一同」と叫ぶシーンに熊や狼、猿、豚など、明らかにペコムズと見た目の違うミンク族が描かれました(81巻812話)。
このことから、「ミンク族」も「人魚・魚人族」と同じ遺伝の特徴を持っていると考えられ、ミンク族と魚人・人魚族は意図的に重ねて描かれていると言えます。
古代兵器ポセイドンの能力とモモの助の能力の共通点、周辺に描かれた遺伝の特徴を考えると、モモの能力もまた光月家の家系に残る遺伝が影響していると考えられます。
ただし、古代兵器ポセイドン考察では、ポセイドンの能力が「見聞色の覇気」に近く、しらほしの母オトヒメの見聞色の覇気が影響しているとしました。だとすると、モモの助の能力にも母方トキの素質が関係する可能性があります。
ズニーシャと会話する能力=光月家の家系+母方の素質
しかし、現在までのところトキに悪魔の実以外に覇気などの素質は描かれていません。
バンダーデッケンとズニーシャ
古代兵器ポセイドンの周囲にもう一つズニーシャに関係しそうな伝説があります。魚人島編で登場したバンダー・デッケン九世の祖先である初代バンダー・デッケンの伝説です。
ブルック「それはもう数百年も昔のお話……!! ある大嵐の日 突然 錯乱した海賊船船長が部下を次々に嵐の海へ投げ込み…皆殺しにし…神にさえツバを吐いた!!(中略)彼は神の怒りを買い…永遠の拷問を受けながら海をさまよい続ける事を運命づけられた」
初代バンダー・デッケンは古代兵器ポセイドンの伝説を追って魚人島で生き絶えたとされているので、「数百年前」とは空白の100年に存在した人魚姫の時代であると考えられ、ズニーシャが罪を背負った時期と非常に近いと考えられます。
そして、「海をさまよい続ける」という罰が「ただ歩く事しかゆるされていない」というズニーシャの状況と似ています。
「マトマトの実考察」では、デッケンの「マトマトの実」の能力伝承の理由を先祖の魂の憑依と考察しました。

これら、「古代兵器ポセイドン」「空白の100年」「先祖の魂」「海をさまよう」という共通点からズニーシャと初代デッケンには何らかの関係がありそうです。

初代デッケンの罪とは「神」に逆らったことであるといいます。この部分がズニーシャの罪に関係する可能性があります。
- ズニーシャの声の主は光月家に関係する人物である。
- モモの助の能力は光月家の家系に残る遺伝と母トキの要素によるものである。
ズニーシャの罪とは何か
ズニーシャの罪とは
ズニーシャの罪に関するセリフをもう一度引用します。
ズ二―シャ(早く……命じてくれ…!!! そこにいるなら……!!!)(中略)
モモの助「ゾウは大昔に罪をおかし―ただ歩く事しかゆるされていないのだ……命令にしたがい続けてる……だから……」
ズ二―シャ(だから一度だけ許可をくれ…!!! 命じてくれ……「戦え」と!!!)
ズニーシャが光月家の関係者であり、モモの助に許可を求めていることから、ズニーシャに命令したのは光月家またはモモの助に関係する人物であることは間違いないようです。
このことから「ズニーシャの罪」とは光月家側にとって不利益となる行為であったと考えられます。
先ほど見たように、光月家とは巨大な王国側の勢力です。さらに、千年生きるズニーシャはと「空白の100年」当時に生きていた生物です。よって、その不利益とは「巨大な王国」滅亡に関することであると考えられます。
ズニーシャはどこに向かうのか
ズニーシャに関しては過去の罪だけでなく、未来についても語られています。
ミヤギ「意志があるのなら−今 こう聞いてみたい…!!『千年もの時間をかけて…一体どこへ向かっているのか』と……!!!」
このセリフによって、ズニーシャが「何らかの目的」を持ってどこかへ向かっている可能性が示されています。
先ほど見たように、ズニーシャが光月家側に従っていることから、その目的とは光月家の目的と一致すると考えられます。
光月家とミンク族が待つのは「世界の夜明け」です。よって、ズニーシャは世界の夜明けに際し、何らかの役目を持っていると考えられます。
そして、光月家は「世界夜明け」のためにワノ国の開国を目指しています。だとすれば、ワノ国での戦いにズニーシャが参戦する可能性があります。
「世界の夜明け」とは、世界政府がワンピース世界を支配する以前の状態に戻ることであり、かつて「巨大な王国」が栄えていた世界に近い状態であると考察しています。
ズニーシャの罪が「巨大な王国」滅亡に関係しているならば、「世界の夜明け」=「巨大な王国再興」に何らかの働きをすることによって、ズニーシャの背負う「かつての罪」を償うことができると考えられます。
よって、ズニーシャが向かう先は「世界の夜明け」を起こすための「巨大な戦い」の中心地となるのではないでしょうか。
「巨大な王国」と「巨大な戦い」については以下に考察しています。


象主の正体は古代兵器ウラヌス
理由はしらほしとモモの助の共通点
それを言うならウラヌスの正体はモモのすけ!
ズニーシャはラフテル に向かってあるいてるんじゃないですか?巨大な王国と関係するならありえるかと
ズニーシャがワノ国を破壊=開国 ドーン!!
D=月なら、Dの一族なら聞けるのかもね。
見聞色とは違う万物の声を聴く能力がDの一族にはあるのかも
光・D・モモノスケって考えづらいかもだけどww
ズニーシャ
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